文科省とウクライナ教育科学省間の教育・科学技術分野の協力覚書署名式

2月28日(水曜日)
教育、科学技術・学術、国際

  2月28日、文部科学省とウクライナ教育科学省との間の教育及び科学技術分野における協力覚書署名式を行い、盛山大臣と セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が出席しました。

  本覚書の主な内容としては、
・高等教育機関及び研究機関の間での直接的な協力
・教育及び科学技術分野における研究者、学生の協力及び交流
・ウクライナの高等教育機関等における日本語学習、日本の高等教育機関等におけるウクライナ語学習
・科学に関する知識、意見及び情報交換を含む科学技術研究の発展
・教育・科学技術協力合同委員会の設置
について協力を推進することとしています。

  その後の懇談で両名は、本覚書に署名でき嬉しく思うと話すと共に、コルスンスキー大使は、両国政府、特に文部科学省・ウクライナ教育科学省の一番重要な役割は若者に教育の機会を与えることだが、残念ながらウクライナの多くの若者は教育の環境・機会を奪われていると話され、
「日本の支援によりウクライナから日本に避難しているすべての子供、若者が十分な教育の機会を与えていただいており感謝しています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
と述べられました。

  盛山大臣は、2月 19 日に開催された日・ウクライナ経済復興推進会議においてこの協力覚書が成果の一つとして公表されたこと、教育と科学技術分野において協力できることは大変嬉しいこととし、
「自由・民主主義・法の支配・人権という価値観を共有する両国であり、一日も早くウクライナに公正かつ永続的な平和が実現する日が来ることを願っています。」
と述べました。