盛山大臣が関西経済連合会、大阪大学と意見交換

2月16日(木曜日)
教育、科学技術、文化

  2月16日、盛山大臣は、関西経済連合会松本正義会長らと、「博士人材の産業界における活躍促進」、「文化庁、関西広域連合、関西経済連合会、文化庁連携プラットフォーム共同宣言の取組状況」、「SPring-8の高度化に向けた取組状況」について意見交換をしました。

  盛山大臣は、昨年11月から大臣の下で検討を進めている「博士人材の社会における活躍促進に向けたタスクフォース」について紹介し、博士を目指したい方が進学できる環境を整えるとともに、博士人材が社会において正当に評価されるようにしたい、その際には、産学の連携も重要であると話しました。
  また、文化資源が数多く存在する関西で、産業界の協力を得ながら取組を実現し、日本の文化芸術に新たな価値を生み出して世界に発信していきたいと話しました。
  加えて、関西に立地するSPring-8や富岳といった大型研究施設の企業による積極的な活用についてもお願いしました。
  松本会長は、企業と大学等との接点強化やキャリア教育を含めた大学教育の充実など、高度人材のミスマッチを減らす取組は有効であると考えると述べられました。また、引き続き「文化と経済の好循環」の実現に向けて一層の連携をお願いされました。

  その後、盛山大臣は大阪大学西尾章治郎総長らと意見交換を行い、西尾総長から、大阪大学の中長期的な将来構想や、産学連携の取組、大学院教育の取組などについて説明いただきました。
  盛山大臣は、自身が大学で勤務した経験も踏まえながら、博士号取得後は研究者になる道だけでなく、多様なキャリアパスが開かれていることを学生に伝えることも大切であると話しました。また、博士号を取得することで将来の可能性が広がることを理解してもらうことで、進学や学修のインセンティブが働くのではないかと話し、今後の大阪大学の取組に期待を伝えました。
  文部科学省としては、今回の意見交換も踏まえ、博士人材の社会における活躍促進により一層取り組んでまいります。

【関西経済連合会松本会長らとの意見交換の様子】

【大阪大学西尾章治郎総長らとの意見交換の様子】