総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル 1-3 現状の把握(1)

 地域のスポーツクラブを立ち上げるためには、まず自分たちのまちの「現状の把握」からスタートしましょう。市区町村教育委員会が中心となり、「現状の把握」のために資料や情報の収集、さらには調査等を行いましょう。なお、情報は地域で主体的にクラブつくりに取り組んでいる人たちに積極的に提供するとともに情報交換を行い、共有するようにしましょう。これらは、総合型地域スポーツクラブ設立に向けた大切な準備になるとともに、地域の住民の皆さんと地域のスポーツ振興に関する理念を共有することにもつながります。

 ◇総合型地域スポーツクラブを設立し、育成していくためには、市区町村におけるスポーツ活動を取り巻く環境の現状を把握し、実情を正しく捉えることが必要です。
 右のページに、地域の現状を把握するための調査項目を例示しました。人口をはじめ、施設、指導者、スポーツ組織・団体などの概要や住民等へのアンケート調査の項目を整理したものです。地域の実情に合わせ必要と思われる項目を追加する等して、現状の把握をする際の参考にしてください。

コラム

 都道府県及び市町村に、スポーツの振興に関する重要な事項について調査審議するためスポーツの振興に関する審議会その他の合議制の機関を置くもの(市町村は任意)とされています。
 この審議会等の委員が、直接地域に出かけ、「地区懇談会」を実施している地域もあります。こうしたことを実施することにより、生涯スポーツの重要性や総合型地域スポーツクラブの啓発に大いに効果を発揮しているようです。

お問合せ先

スポーツ・青少年局スポーツ振興課

(スポーツ・青少年局スポーツ振興課)

-- 登録:平成21年以前 --