学校施設は、児童生徒等が一日の大半を過ごす活動の場であるとともに、非常災害時には地域住民の応急避難場所としての役割をも果たすことから、その安全性の確保は極めて重要であり、耐震化の推進が喫緊の課題となっています。
平成19年12月に政府としてとりまとめた「生活安心プロジェクト」等において、大規模な地震による倒壊等の危険性の高い(Is値0.3未満の)公立小中学校施設について、早急に耐震化を図ることとしており、これらの耐震化については、特に重点的に各地方公共団体への支援・要請を行ってきました。こうした状況を受け、平成20年6月には「地震防災対策特別措置法」が改正され、Is値0.3未満の公立小中学校等施設の耐震化事業について、国庫補助率が引き上げられました。あわせて地方財政措置も拡充され、公立小中学校等施設の設置者である地方公共団体の実質的な財政負担が大幅に軽減されました。また、この法改正により、地方公共団体に対し、その設置する公立学校施設の耐震診断の実施と耐震診断を行った建物(棟)毎の公表が義務づけられました。
公立学校施設の耐震化は、着実に進んでいるものの、「地震防災対策特別措置法」により義務づけられた耐震診断でさえ未実施の建物が、1,469棟(平成22年4月1日現在)あります。また、耐震診断は既に実施されているものの十分な耐震性が認められず、今後対応が必要な施設も相当数残っています。
公立学校施設は日本の将来を担う子どもたちの命を預かる場所であるため、整備を行う上での様々な諸問題をクリアしつつその耐震化が一層進むよう、文部科学省では、各地方自治体の取組を積極的に支援しています。
※上記2点のデータに関しては、文末に掲載。
公立学校施設の耐震化を推進するため、文部科学省では、耐震補強事業や改築事業に対して国庫補助を行い、地方公共団体への財政支援に努めています。
具体的な国庫補助制度については「地震防災対策事業に対する国庫補助」をご確認ください。
公立学校施設の耐震化推進のための国庫補助の予算は、公立学校施設整備費の中で措置しています。
●耐震化率:小中学校については、73.3%(対前年度 6.3ポイント増)
●耐震診断実施率:小中学校については、98.0%(対前年度 2.3%増)
※耐震診断実施中と平成21年度中実施予定がある棟数を加えた場合: 98.7%
●耐震診断結果の公表状況:
・公表している設置者 1,806設置者(98.7%)
・現時点で未公表の設置者 23設置者(1.3%)
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公表状況 |
設置者数 |
割合(%) |
|---|---|---|
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(1)既に公表している |
1,806 |
98.7% |
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(2)現時点で未公表 |
23 |
1.3% |
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計 |
1,829 |
100.0% |
※地震防災対策特別措置法に基づく、耐震診断結果の公表状況
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