平成17年度公立学校教員採用選考試験における特別免許状の授与を前提とした社会人特別選考の実施例
【1 群馬県】
○ 社会人特別選考（平成16年度より）
（募集人員）
一般選考の採用見込数に含める。
（受験資格）
- 一般選考と同じ受験資格（年齢要件を除く）を有する昭和30年4月2日から昭和40年4月1日までに生まれた者（満40歳以上50歳未満。一般選考は満40歳未満）。ただし、特別免許状の取得要件を満たす高等学校の農業、工業及び商業志願者は、普通免許状を要しない。
- 現に民間企業等（ただし、公務員及び教育に関する事業を除く）に勤務する者で、平成17年3月末現在、継続して10年以上勤務し、出願する教科等に関する高度の専門的な知識若しくは技能又は勤務経験等を通して身に付けた優れた経営的能力を有する者
（選考試験）
第1次試験は、一般教養・教職に関する科目、小論文、実技試験及び面接を免除する。それ以外は一般選考と同じ。
【2 埼玉県】
○ 社会人特別選考〔高等学校〕（平成17年度より）
（募集人員）
一般選考の採用見込数に含める。
（受験資格）
高等学校の看護受験者で、以下の全てに該当する者
- 一般選考と同じ受験資格を有する者（満51歳未満）。ただし、看護の高等学校教諭普通免許状を有しない場合には、合格内定後、特別免許状関係書類の提出を要する。
- 高等学校卒業以上の学歴を有する者
- 国公立及び民間病院等において看護師（助産師、保健師を含む）として通算5年以上の勤務経験を有し、その勤務経験により、出願する教科・科目に関する専門的な知識経験又は技能を有すると認められ、社会的信望があり、かつ教員の職務を行うのに必要な熱意と識見を持っている者
- 教育職員免許法第5条第1項各号のいずれにも該当しない者
（選考試験）
第1次試験を免除する。
【3 三重県】
○ 社会人特別選考〔高等学校、盲・聾・養護学校〕（平成17年度より）
（募集人員）
若干名
（受験資格）
- 一般選考と同じ受験資格（教員資格条件を除く）を有する者
（満40歳未満。一般選考と同じ）
- 高等学校の看護又は盲・聾・養護学校の自立活動教諭（肢体不自由教育）の志願者
- 民間企業・官公庁等において、継続して5年以上の勤務経験を有する者で、その勤務経験により出願する教科に関する専門的な知識経験又は技能を有する者
- 社会的信望があり、かつ教員の職務を行うのに必要な熱意と識見を持っている者
- 教育職員免許状を有しない者
（選考試験）
一般選考と同じ試験の他、特別免許状を授与するのに必要な要件を満たすか否かの審査を行い、 また第2次試験では作文も実施する。
【4 奈良県】
○ 社会人特別選考〔高等学校〕（募集のある年度のみ実施）
（募集人員）
一般選考の採用見込数に含める。
（受験資格）
公立学校以外の事業所等において現に職を有する社会人であり、かつ以下に該当する者
- 一般選考と同じ受験資格（年齢条件を除く）を有する昭和30年4月2日以降に生まれた者（満50歳未満。一般選考は満40歳未満）。ただし、相当の普通免許状を所有しない場合は、以下の条件全てに該当する者。
ア 学士の学位を有する者又は文部科学大臣がこれと同等以上の資格を有すると認めた者
イ 担当教科に関する専門的な知識・経験及び技能を有し、教員の職務を行うのに必要な熱意と識見を持っている者
※ この場合、合格後に特別免許状申請の手続が必要
- 高等学校の工業（電気（情報系を含む））受験者
（選考試験）
出願時に自己推薦文（2,000字以内）を提出する。それ以外は一般選考と同じ。
【5 香川県】
○ 社会人特別選考（平成9年度より）
（募集人員）
一般選考の採用見込数に含める。
（受験資格）
- 一般選考と同じ受験資格（年齢条件を除く）を有する昭和30年4月2日以降に生まれた者（満50歳未満。一般選考は35歳未満）。ただし、特別免許状の授与資格を有する場合に限り、当該普通免許状の取得又は取得見込みがなくとも受験できる。
- 中学校、高等学校及び盲・聾・養護学校の志願者のうち、民間企業等（教育の事業を除く）において通算5年以上の勤務経験を有する者で、その勤務経験により、出願する教科・科目に関する高度の専門的な知識又は技能を有すると認められ、かつ、教員の職務を行うのに必要な熱意と識見を持っている者。
（選考試験）
第1次試験の筆記試験（総合教養）を免除する。ただし、出願教科・科目に関連した勤務経験についての内容を含む2,000字以内の自己アピールの作文を出願時に提出する。