教育的支援の充実-オモイをカタチにするために-

 国立妙高青少年自然の家は、学校教育や社会教育と連携しながら、利用者に自然とのかかわりや、人とのかかわりを通した活動を体験していただき、またその実体験から得た“気づき”を通して学んでいくという妙高版の「体験学習法」をより確かなものにする取組を、利用者の方々とともに進めてきました。
 子どもたちの体験活動の質的向上を図るため、国立妙高青少年自然の家では、利用する学校や団体の目的・ねらいを達成させるため、次の点に重点を置き教育的支援を充実しています。

  • 利用目的・ねらいを達成させる活動計画作成への支援
  • 自然の家職員等との連携による指導
  • 体験会や指導者講習会等による指導力の向上
  • 外部指導者等のコーディネート

国立妙高青少年自然の家における長期宿泊体験活動の現状と課題

  • 本調査は、平成19年4〜7月までに、当施設において1〜2泊の宿泊体験活動を実施した学校の先生方を対象に実施した質問紙調査の結果です。

 実施について課題の多い長期宿泊体験活動ですが、当施設において実施している学校が、それぞれの活動(プログラム)をどのように教育課程に位置付けているかについては右図の通りとなっています。
 つまり、遠足・集団宿泊的行事だからといって全てを「学校行事」でカウントするのではなく、教科・領域の時数を確保して、それぞれに位置付けて実施していることがわかります。
 また、当施設で実施している「活動プログラム体験会−お試しプラン−」に御参加いただくことで、実際に子ども達に体験させる活動を先生方自身が事前に体験することができ、精神的な負担の軽減にもつながると考えています。
 他にも、保護者ボランティアや地域の人材を活用しているケース、市町村教育委員会との共催で長期宿泊体験活動を実施することで費用財源等を確保しているケースなど、様々な工夫も見られます。

図3 当所での活動をどのようにカウントしていますか?

創意・工夫次第で、長期宿泊体験活動は十分に可能です!


-- 登録:平成21年以前 --