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新学習指導要領・生きる力

まえがき

  知識基盤社会の到来,グローバル化の進展など急速に社会が変化する中,幅広い知識と柔軟な思考に基づき判断する力や,他者と切磋琢磨しつつ異なる文化や歴史に立脚する人々と共存する力など,変化に対応する能力が求められています。また,国内外の学力調査の結果から,我が国の子どもたちは,特に読解力や知識・技能を実生活の場面に活用する力などに課題があり,思考力・判断力・表現力等の一層の育成が必要とされています。

  このような中,一人一人の生きる力を育むことを目指し,基礎的・基本的な知識及び技能を習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力等を育むとともに,主体的に学習に取り組む態度を養うためには,言語活動の充実を図ることが大切です。

  言語は知的活動(論理や思考)の基盤であるとともに,コミュニケーションや感性・情緒の基盤でもあります。言語に関する能力を高めることは,豊かな心を育む上でも重要な意義をもっています。このため,新しい学習指導要領においては,各教科等を通じて言語活動を充実することを求めています。

  本書は,言語活動について,国語科で培った能力を基本に,すべての教科等において充実を図るために,言語活動の充実に関する基本的な考え方や言語の役割を踏まえた言語活動の充実の在り方について解説するとともに,優れた指導事例を収録しました。
  各教育委員会及び各学校において,本書が積極的に活用され,言語活動の一層の充実が図られることを期待しています。
  最後に,本書の作成に当たり,多大なご協力をいただいた協力者,事例協力校ほか関係の方々に,心から感謝申し上げます。

平成24年6月

文部科学省初等中等教育局長
布村 幸彦

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課教育課程企画室