2.単位制高等学校の設置 (2)特色ある取組をしている学校

都道府県・
指定都市名
学校名 設置年度 課程 学科 学校の特色
北海道 釧路江南高校 平成17年度
  • 生徒の多様な進路希望等に対応できるよう、87科目(うち学校設定科目38科目)を設定している。
  • 主な学校設定科目として、「郷土の文学」、「日本思想研究」、「生命科学基礎」、「基礎ロシア語」等がある。
  • 少人数制や習熟度別授業の導入によるきめ細かな指導をしている。
  • 実践的なコミュニケーション能力の育成を目指した科目として学校設定科目「イクスパンシィブ・リーディング」(2単位、2、3年次)、「イクスパンシィブ・ライティング」(2単位、2、3年次)を設定し、多様な文章の情報を短時間で的確にとらえ、それをまとめて表現する学習や、論理的な英作文能力を育成する学習を実践している。
  • 音読、暗唱など、多様な言語活動を取り入れ、オール・イングリッシュの授業を実践している。
青森県 北斗高校 平成4年度
  • 数多くの選択科目群の中から適性・進路に応じた自分専用の時間割を作成。
  • 英・数・国の3教科の入学年次の科目は習熟度別編成で実施。
  • 少人数編成(20人以下程度)で授業を実施。
岩手県 杜陵高校 昭和63年度
  • 昭和63年4月全国に先駆けて定時制課程に単位制を導入
  • 単位制や通信制のシステムを活用した、いつでも、誰でも、どこでも学べる学習環境を提供
宮城県 宮城野高校 平成7年度 普・専・総
  • 授業評価・学校評価を活用した生徒主体のシラバスの作成
  • オープンカリキュラム(他の学科の科目履修可)
  • 美術科のオープンレッスン(異年次混成の授業)
  • 小学校への教育助手派遣プログラム(3年次生で卒業後の進路(大学)が内定した生徒が授業での補助的役割、HR・集会・清掃・放課後活動などの特別活動の補助、その他校務処理の補助を行い、活動日誌作成し、小学校教諭指導受け、終了後高校校長に提出)
秋田県 秋田明徳館高校 平成5年度
  • 3部制に加え、通信制をもつ単位制の基幹校
  • 他部履修や定通併修による3年修業の実現
  • 後期からの入学生(10月生)を募集
  • 地域社会に開かれた「科目履修講座」の設定(13講座)
福島県 いわき総合高校 平成16年度
  • 普通科7学級を総合学科7学級に改編。
  • 人文・国際、自然科学、生活福祉、スポーツ健康、情報、芸術・表現の6系列
  • 2学期制
  • 芸術・表現系列では演劇に関する科目を設定し、卒業公演を開催
群馬県 伊勢崎清明高校 平成17年度
  • 45分授業を1日7時間で実施(授業時数を確保しながら、部活動等の活動時間も併せて確保するために実施)
  • 英語セミナー、数学1セミナー等、進学に対応した学校設定科目の設定
  • HR二人担任制による少人数指導の充実
  • 高大連携の充実(比較的距離が近いことを活かし、県立女子大学との連携に力を入れている:平日の放課後、数講座に参加)
  • ガイダンスセンターの設置による進路カウンセリングとキャリアガイダンスの充実
埼玉県 戸田翔陽高校 平成17年度
  • 1部(午前)、2部(午後)、3部(夜間)の三部制で自分の学習スタイルにあった部を選んで入学できる。
  • 「福祉」、「ビジネス」、「国際教養」、「自然科学」の4つの科目群を設定し、それぞれの特色に合わせた総合選択科目の設定。
  • 興味関心に合わせて選択できる自由選択科目の開講。
  • 他部履修を利用することによって3年で卒業することも可能。
  • 2学期制の実施。
千葉県 佐原白楊高校 平成15年度
  • 教科内容を深める選択科目の設置:英語研究、数学研究
  • 興味関心を深める選択科目の設置:演奏法、被服製作
  • 社会人講師による授業:地域伝統芸術、韓国語、中国語、陶芸、ダンス
  • 一部授業の一般開放:ダンス地域伝統芸術、韓国語、中国語、陶芸
東京都 六郷工科高校 平成16年度 全定 専・普
  • 東京版デュアルシステム
  • 企業と学校が協働して生徒を育成する新しい職業教育
  • 企業で数か月働く訓練(長期就業訓練)を行い、働いた部分を成績の一部として認めていく「働くことが学びになる」しくみ
  • インターンシップでいくつかの職種業種を体験し、適性に合った職種業種を見極める
  • デュアルシステム科は昼間定時制
神奈川県 神奈川総合産業高校 平成17年度 総合産業科
  • 科学系、工学系、情報系、環境系、国際系の幅広い専門分野を展開
  • 単位制のしくみを生かした履修計画の作成
  • 大学、企業、研究機関との積極的な連携
  • 国際理解を進める為の各種交流事業
新潟県 新潟翠江高校 平成16年度 定通
  • 定時制は午前部と午後部の2部制
  • 学校設定科目「世界の文化」「実用英語」などを設置し国際理解教育を実施。
  • 通信制は後期入学も可能で、他校との定通併修制度も実施
富山県 志貴野高校 平成4年度 普・専
  • 時代の変化や新しいライフスタイルに柔軟に対応
  • 2学期制
  • 昼夜間3部制(昼間1部、2部、夜間)
  • 定通併修
  • 科目履修制度
  • 技能審査の単位認定、高卒認定試験合格科目の単位認定など多様な単位認定
石川県 七尾東雲高校 平成16年度
  • 2学期制
  • 学校設定科目「ボランティア活動」
  • 生徒の興味関心に応じた多様な学校設定科目の設置「菓子づくり」「パンとケーキの科学」「ハイパー情報12」「文書基礎」など
福井県 道守高校 平成4年度
  • 特設授業が火、水、木、金曜日にあり、月曜日に通信教育のスクーリングがある。
  • 前期と後期の2学期制である。
山梨県 中央高校 平成3年度 普・専・通
  • 昼間・夜間の2部制で、普通科・情報経理科
  • 通信制ではスクーリングを本校のほか他の定時制高校の教室を利用して実施
長野県 松本筑摩高校 平成11年度
  • 従来、昼間定時制と夜間定時制を設置していたが、平成19年度から多部制単位制高校に発展。
  • 芸術の講座を「特別講座」として、社会人にも開放。
  • さらに、平成19年度に社会人聴講生を受入開始。6講座を開講、受講生20名。
岐阜県 土岐紅陵高校 平成9年度
  • 総合学科(1学年4学級)のみの高等学校
  • すべての系列において外国語の基礎的な会話能力の定着を重視する。
  • 外国語の選択の中に、ハングル語、中国語を学校設定科目として設定している。
  • 開設科目の中には、一般人の履修も可能にしている。
静岡県 三島南高校 平成13年度
  • 既設の普通科4学級、商業科2学級を普通科6学級に改編。
  • 8つの系(社会教養、国際理解、数理、環境科学、総合芸術、情報ビジネス、スポーツ、生活文化)。
  • 商業教育の実績を継承するとともに、新時代のニーズ(環境、情報、演劇、福祉等)に対応した多くの専門科目を設置し、情操教育、国際理解教育、環境教育等を積極的に行う。
  • 学校設定教科・科目として舞台芸術系(舞台芸術概論、舞台美術、舞台技術、音声表現、身体表現、演出研究、基礎演技、シナリオ研究)のほか、伊豆の文学、伊豆の歴史、地球環境、トレーニング論、富士山と周辺の自然等30科目を開設。
  • 総合的な学習の時間「未来設計」において生き方を探究。
愛知県 刈谷東高校 平成2年度
  • 2学期制
  • A・Bコースの2部制
  • 定通併修
三重県 名張桔梗丘高校 平成14年度
  • 1学年6学級規模の普通科
  • 進路希望実現を目指した3つの選択科目群(基礎系科目群、演習系科目群、探究教養系科目群)
  • 2学期制
  • 学期ごとの単位認定
    (3年次:前期集中選択、後期集中選択実施)
  • 進路目標に対応した「モデルパターン」を用意
  • 学校生活や学習状況を把握し、進路希望を実現するために全年次で個人管理カルテを活用
滋賀県 瀬田高校 平成17年度
  • 平成19年度募集定員機械科40人・電気科40人
  • 単位制による定時制課程(夜間)、2学期制
  • 機械科を機械技術類型と電子機械技術類型、電気科を電気技術類型と情報通信技術類型に分け、類型別総合選択制を導入
  • 情報通信技術類型は15時50分から受講、ほかに正規授業の前後に自由選択制の「チャレンジ講座」を設定
  • 工業一般、基礎学
京都府 朱雀高校 平成9年度
  • 府立西宇治高校(全)、桃山高校(定)と学校間連携を実施
  • 同校通信制と課程間連携を実施
  • 学校設定科目「日本史特論」を開設
  • 3年卒業の制度を実施
兵庫県 三田祥雲館高校 平成14年度
  • 「探究入門」「探究基礎」「ゼミ1」「ゼミ2」等、探究的活動の実施
  • 問題解決的学習の積極的な導入
  • ディベートやフォーラム等で自分の意見・考えを表現できる能力の育成
  • 大学・研究機関等との連携・英語・数学における少人数授業の実践
奈良県 奈良高校 平成7年度
  • SSH(平成16年度〜平成18年度、平成19年度〜)
  • 学校設定科目SSP(実験・観察での分析力の向上・表現力の育成を目指す科目)、SS奈良(考古学に利用される科学技術への理解と探究心の育成を目指す科目)、SS英語(科学に関する英文への好奇心の喚起と読解力育成を目指す科目)等の設定
和歌山県 伊都高校 平成14年度
  • 各学期の単位認定により半期履修が可能
  • 充実したシラバスの提示
  • 科目選択時における十分な情報の提供と説明
鳥取県 倉吉西高校 平成11年度
  • 県民を対象に、高校生とともに授業を受ける「聴講制度」を設けている。
岡山県 岡山城東高校 平成19年度
  • 従来の系を発展・継承する4学類の設置(人文社会、理数、国際教養、音楽)
  • 選択科目に基づく学習集団、生活集団づくり
  • パッケージとした共通選択科目、学類選択科目の提供
  • 知的好奇心や探求心、学問的興味を深化させる自己デザイン科目の設定
  • キャリアガイダンス講座、OBや研究者、企業関係者等を招聘した教養講座の開設
広島県 三次高等学校 平成15年度
  • 通常の4時間の授業の前に2時間の授業を実施することにより、三年修了が可能となる。
  • 知識及び技能に関する審査の合格に係る学修によって単位を認定する。
  • 実務等により学校設定科目「職業一般」の履修を一部代替する。
  • 高等学校卒業程度認定試験の合格科目に係る学修の単位を認定する。
  • 単位修得できなかった生徒に再履修の機会を与える必要などから、3、4時間目の授業と同じ内容を通常授業の前に2時間実施する。
山口県 宇部中央高校 平成14年度
  • 1年次は20人に1人、2、3年次は30人に1人担任がつき、履修科目選択や進路相談等のサポートをしている。
  • 中国語やハングルを開設するなど、国際理解教育の推進に努めている。
  • 普通教科について豊富な選択科目を用意している。
徳島県 穴吹高校 平成12年度
  • 特色ある科目(「すぐ使える法律学」、「徳島県の文化史」、「基礎教養数学」、「楽しい実験」など)
  • 生徒の科目選択については、本人の進路、興味・関心、適性・能力に応じて自由に選択ができる。2年次以降のクラス単位での授業は、ホームルーム活動と総合的な学習の時間のみとなる。
  • 前期末卒業可能(4年次生)
香川県 三木高校 平成8年度
  • 始業前の授業実施により、3年間で卒業可能。
  • 科目履修生制度の実施。
愛媛県 松山南高校 平成7年度
  • 定通併修、学校間連携、科目履修生受入れ、技能審査の成果の単位認定、高等学校卒業程度認定試験合格科目の単位認定等を実施している。
高知県 大方高校 平成17年度
  • コミュニティースクール研究指定校
  • 総合的な学習の時間の研究開発と実施
    • 高大連携による授業プログラムの開発
    • 町との連携による地域活性化策の立案
  • テレワークによる校内でのインターンシップ
  • 生涯学習推進:1年3回(9日程度)、一般の方を対象とした「夜のパソコン講座」、2昼間部、夜間部、通信制の授業を受けることができる聴講生制度…国語総合、書道1、家庭総合、情報処理など、3生徒・一般の方を対象とした、幅広い教養と人間性を育むための特別講座(2単位相当)…城下町の暮らし、茶道入門、土佐名作、中国語入門、ハングル入門、手話など
福岡県 博多青松高校 平成9年度 定通 普・専
  • 教務部とガイダンス部の連携による受講指導
  • 90分授業展開の為の研修部との連携
  • 総合的な学習の時間での取り組み
    • 近未来ガイダンス(学問や専門職、社会貢献に活躍する多数の講師によるキャリア講座を生徒が自主的に選択)
    • 学校設定教科「アドバンスト・スタディ」(高大連携に係る各大学等の授業聴講を単位認定)
     文部科学省「定時制・通信制チャレンジ事業」指定校
長崎県 佐世保中央高校 平成8年度
  • 進路希望に応じた科目選択(100講座以上)を設定
  • 少人数指導と習熟度別授業
  • 2人担任制
  • 技能認定等、学校外学修の単位認定
熊本県 湧心館高校 平成8年度 全定通 普・専
  • 全:(1)2学期制 (2)学校設定科目「熊本人物史」「熊本の文学」「熊本の自然」を開講
  • 定:(1)2学期制 (2)実務代替制度、技能連携、定通併修
  • 通:(1)3学期制 (2)定通併修
大分県 日田三隈高校 平成8年度
  • 特色ある科目の設定:日田の言葉と文学、郷土の歴史と文化、韓国語、フランス語、マルチメディア、被服製作、服飾手芸
  • 教育活動上の特色:進路実現ノート、全校一斉朝読書、全学年共通基礎学力テスト、総合学科公開発表会、卒業論文(30歳のレポート)
  • その他の特色ある取組:キャリアカウンセリング講習会の実施、30歳のレポート実行委員会の設置
宮崎県 富島高校 平成16年度
  • 全日制と定時制(商業科)の併設校で単位制の2学期制を取っている。
  • 定通併修による3修制や実務代替制度を導入し、3年間で卒業できる制度を整備している。
  • 高度資格取得のための個別指導や生徒選択を取り入れた教育課程の編成の工夫などにより学校の活性化を図っている。また、社会に出てから必要とされる基礎的・基本的な力の育成に力を入れている。
鹿児島県 開陽高校 平成12年度
平成12年度
平成15年度


普・オフィス情報
普・衛生看護
普・福祉
  • 2学期制、90分授業
  • 自己推薦入試を実施
  • 入門・基礎・発展・探究等の多様な講座を開設
  • ハングル、中国語、福祉入門等、独自の科目を設定
  • 地域の祭りなど行事への積極的な参加
沖縄県 真和志高校 平成10年度
  • 全日制普通科「単位制」を導入している沖縄県内唯一の高校。
  • 普通コース、クリエイティブアーツコース、介護福祉コースの3コースを設置。
  • 普通コース、クリエイティブアーツコースでは、自由選択科目が履修できる。
  • 特色ある科目:沖縄の文学、環境の科学、スペイン語1・2、囲碁、将棋、琉球舞踊など
札幌市 市立札幌旭丘高校 平成16年度
  • 総合的な学習の時間等を活用して、進路探究学習、高大連携、課題研究等を行う。
  • 1年次では、科目選択にあたってのガイダンスを重視し、生徒20名に1名の割合で「ガイダンス担任」を置く。
  • 1年次では、生徒全員が各教科の基礎をしっかりとバランスよく学習することをねらいとして、必履修科目が主に設定されている。
  • 2年次以降、本格的に選択科目制に移行し、生徒は主に選択科目群1(進路希望の実現を意識した教科・科目)と選択科目群2(多様な興味・関心や知的好奇心に応じて設定される教科・科目)から、学習理解度や進路、興味、関心に応じ選択する。
  • 2年次以降、「Sunrise Time」のコース別に設置した8つの研究テーマごとに、ゼミ及びゼミ担任を置き、ゼミ単位での課題研究及び個人課題研究に取り組む。
千葉市 市立千葉高校 平成19年度 普・専
  • 確かな学力の向上を図るため45分授業1日7時間実施
  • 教科の内容を深めるための多様な学校設定科目の設置(先端科学講座1・2、海外科学技術講座など)
  • 1年次数学、英語で少人数授業
  • SPPの一環として、高エネルギー加速器研究機構やつくば宇宙センター施設見学研修及び茨城大学での実験講座を受講(理数科)
横浜市 市立戸塚高等学校 平成15年度
  • 4月入学当初にガイダンスキャンプを実施し、ガイダンス部という新しい分掌を設け、必要なガイダンス機能の充実に努めている。
  • 人文系列、理数系列、生活健康系列、芸術系列、情報系列の6系列を設け、多様な選択科目を設定している。
  • 基礎・基本を身に付けさせるために、1年次には必履修科目を学ぶ教育課程としている。
新潟市 市立万代高校 平成15年度 普・専
  • 2学期制
  • 総合選択制(普通科)
  • 習熟度別指導(普通科)
  • 英語理数科設置
  • 最新IT機器を利用した語学・情報教育
  • 大学学部・学科研究
名古屋市 市立中央高校 平成11年度
  • 2学期制
  • 2部制
  • 聴講生を含めた特別講座を実施
京都市 市立伏見工業高校 平成19年度 工業技術科
  • 工業系総合高校として幅広い分野(機械、電気、建築、土木)から生徒の多様な希望に応じた科目選択が可能
  • 昼間に働きながら夜間に工業の基礎・基本となる知識技能を育成
神戸市 市立六甲アイランド高校 平成17年度
  • 2学期制の実施
  • 190科目の開講科目
  • 系別校外学習
  • 「神戸学」の開設
広島市 市立広島工業高校 平成14年度
  • 実務代替、技能審査制度の導入
  • 2学期制とし、前期卒業式実施
  • 社会人聴講生受け入れ
  • 3年修業を可能としている

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初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成23年06月 --