平成19・20年度JSLカリキュラム実践支援事業実施報告書【ワークショップ】
実施団体名【堺市教育委員会】
名称 | 堺市JSLカリキュラム研修会 |
研修目的 | JSLカリキュラムの教材研究及び研究授業を通し,指導力向上をめざす |
受講対象 受講者数 |
日本語指導担当教員及び日本語指導協力者 各回 約30名 |
開催期日 | 平成19年7月27日〜平成20年12月12日(計9日間) |
実施内容 及び講師 |
【平成19年度】 【1】講義と協議 「JSLカリキュラムの概要と実践事例」 ・JSLカリキュラムの概要と実践事例の紹介等 (講師)京都市立池田小学校 教諭 大菅 佐妃子 (助言者)プール学院大学 国際文化学部 子ども教育学科 学科長・教授 中島 智子 プール学院大学 国際文化学部 国際文化学科 専任講師 関 綾子 【2】講義と協議 「日本語指導のあり方とJSLカリキュラムについて(実践報告)」 ・在籍学級と日本語学級での課題 ・日本語指導の留意点 ・文部科学省日本語指導者養成研修会報告 (講師)堺市立若松台小学校 教諭 内海 寛治 (助言者)プール学院大学 国際文化学部 子ども教育学科 学科長・教授 中島 智子 プール学院大学 国際文化学部 国際文化学科 専任講師 関 綾子 【3】講義とワークショップ 「JSLカリキュラムの指導案・教材作成の講義とワークショップ」 ・JSLカリキュラムの概要と指導案作成のポイントについて ・グループに分かれて指導案作成,教材・教具の工夫(ワークショップ) (講師)波多野ファミリースクール 主管 大蔵 守久 (助言者)プール学院大学 国際文化学部 国際文化学科 専任講師 関 綾子 非常勤講師 戎 妙子 非常勤講師 中谷 潤子 【4】講義とワークショップ 「日本語指導の実際とJSLカリキュラムの実践について」 ・日本語指導の手順について(講義とワークショップ) ・実践報告(中学校 JSLカリキュラム 数学科) (講師)堺市立三原台中学校 教諭 浦 久仁子 【5】実践報告とワークショップ 「JSLカリキュラムの実践について(実践報告)とワークショップ(教材・教具についての交流)」 ・日本語教室において実践報告とワークショップ (報告者)堺市立三原台中学校 教諭 浦 久仁子 【平成20年度】 【6】講義・実践報告・協議 「JSLカリキュラムとは何か 〜概論と考え方〜」 ・JSLカリキュラムの概論と考え方(主として小学校) ・実践報告 小学校における取組(堺市立若松台小学校) (講師)青山学院大学 社会情報学部 教授 高木光太郎 (助言者)プール学院大学 国際文化学部 非常勤講師 戎 妙子 【7】講義・実践報告・協議 「JSLカリキュラムとは何か 〜概論と考え方〜」 ・JSLカリキュラムの概論と考え方(主として中学校) ・実践報告 中学校における取組(堺市立三原台中学校) (講師)青山学院大学 社会情報学部 教授 高木光太郎 (助言者)プール学院大学 国際文化学部 専任講師 関 綾子 非常勤講師 戎 妙子 【8】講義・ワークショップ 「JSLカリキュラムにつなげるための日本語指導 〜日本語教育の基礎〜」 (講師)プール学院大学 国際文化学部 専任講師 関 綾子 非常勤講師 戎 妙子 【9】研究報告 総括 ・小・中学校実践報告(実践校3校) ・実践校の取組を通して(研究協力者) ・講評(総括) (講師)青山学院大学 社会情報学部 教授 高木光太郎 プール学院大学 国際文化学部 非常勤講師 戎 妙子 |
ワークショップを行う上で工夫した点や留意点 | ・実践報告や講義については,プレゼン,ビデオ等を活用し視覚化。 ・各研究会で「アンケート用紙」を配布し,感想,意見等を記入してもらうことで,次の研修にいかす。 |
成果 | ・研修会参加者による情報交換,課題などの共有化。 ・日本語教室でのJSL授業の先行実施および在籍学級の連携を通して,日本語でもわかるという自信がつき,在籍学級での授業を聞く態度にも変化がみられた。 |
課題 | ・学校現場では,日本語教室担当と在籍学級担任や教科担当との連携をさらに進め,児童生徒の実態に合わせた教材・教具・指導法の工夫が求められる。 ・日本語で学ぶための学習者への日本語指導と指導者側の日本語教育の理解。 |
総合教育政策局国際教育課
-- 登録:平成22年01月 --