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実施報告書【ワークショップ】大阪府教育委員会

平成19・20年度JSLカリキュラム実践支援事業実施報告書【ワークショップ】

実施団体名【大阪府教育委員会】

ワークショップの開催について

名称 ・JSLカリキュラムプロジェクトチーム研修
・JSLカリキュラム ワークショップ
研修目的 ※JSLカリキュラム実践支援事業の企画・運営を行う「JSLカリキュラムプロジェクトチーム」及び「研修ファシリテーター」が,「JSLカリキュラム」の指導方法についての共通理解を図る。
※ワークショップは,現場で実際に児童生徒に日本語指導を行う教員等を対象として,日本語指導の基礎的な知識・技術の習得,JSLカリキュラムについての理解促進等を目的として実施する。
受講対象
受講者数
大阪府JSLカリキュラムプロジェクトチーム構成員
研修ファシリテ‐ター予定者,研究者
府内公立小・中・高等学校において日本語指導を行っている教員
のべ700人を超える
開催期日 19‐1 平成19年4月23日(月曜日)
19‐2 平成19年5月15日(火曜日)
19‐3 平成19年6月29日(金曜日)
19‐4 平成19年7月26日(木曜日)
19‐5 平成19年11月2日〜11月3日(計2日間)
19‐6 平成19年11月20日(火曜日)
19‐7 平成19年11月27日(火曜日)
19‐8 平成19年12月4日(火曜日)<奈良県>
19‐9 平成20年2月23日(土曜日)
20‐1 平成20年5月28日(水曜日)
20‐2 平成20年8月29日(金曜日)
20‐3 平成20年9月25日(木曜日)
20‐4 平成20年12月11日(木曜日)
20‐5 平成21年1月17日(土曜日)
20‐6 平成21年2月20日(金曜日)
20‐7 平成21年2月28日(土曜日)<和歌山県>
実施内容及び講師 19‐1
・講義 「JSLカリキュラムとは何か 〜JSLカリキュラムの活用を図るために〜」
・東京学芸大学国際教育センター 准教授 高木 光太郎
19‐2
・講義 「初期日本語指導からJSLカリキュラムへ」
・波多野ファミリースクール 主管  大蔵 守久
19‐3
・講義 JSLカリキュラム ワークショップ(指導案作成)
・神戸市立本山第二小学校  村山 勇教諭
19‐4
・協議 JSLカリキュラム指導案づくりワークショップ
・JSLカリキュラム活用読本とAUについて
19‐5
公開授業 
【1】志紀小学校国際学級 母語と日本語が繋がって『分かった。』と実感するバイリンガルの子ども達。
【2】(1)高美南小学校日本語教室 
教科指向型 リライト教材「一つの花」を使った国語科学習。
トピック型 形容詞の学習
講義
【1】「バイリンガルな育成歴・学習歴を持つ子どもには,バイリンガル な学習支援を」・帝塚山大学 太田晴雄教授  
【2】JSLカリキュラム指導案づくりのワークショップ
・神戸市立本山第二小学校 村山勇教諭
19‐6
・実践報告 松原市立東小学校
・講義・ワークショップ リライト教材についての基本的な学習
岡山大学・就実大学 光元聰江
19‐7
・講義 「帰国外国人児童生徒への教科指導〜『JSLカリキュラム』を利用して」 波多野ファミリースクール 主管 大蔵守久
19‐8
実践報告1 トピック型JSLカリキュラム 八尾市立志紀小学校
実践報告2 「リライト教材を使った国語科学習」
教科指向型JSLカリキュラム 松原恵我南小学校
19‐9
「多文化共生・多言語社会の中の子ども・学校・教員」
・講演「多言語社会に対応する教師のために」
・トロント大学東アジア研究科名誉教授 中島和子
・湯川笑子(立命館大学)
・北村眞理子(八尾市立志紀小学校相談員)
・櫻井千穂(大阪大学院) ・三島絵理(神戸市立本庄小学校)
20‐1 「JSLカリキュラムの活用を図るために」
【1】「言語教育におけるJSLカリキュラムの位置づけ」
講師 大阪大学 世界言語研究センター  准教授 真嶋 潤子
【2】「JSLカリキュラムの現場への生かし方」
講師 大阪大学院生 櫻井千穂
報告 門真市立砂子小学校,第四中学校 日本語担当教員
20‐2
・オリエンテーション ‐JSLカリキュラム活用読本とAU—
・講義 テーマ 日本語で学ぶ力を育てよう —リライト教材の
作り方とその活用講師  光元聰江(岡山・就実大学)
20‐3
・オリエンテーション 「JSLカリキュラムについて」
・講義と質疑応答 「リライト教材作りとその評価と検討」
講師  光元聰江(岡山・就実大学)
20‐4
・オリエンテーション 「JSLカリキュラムについて」
・実践報告  「リライト教材作成の工夫と実際の授業の展開」
‐光村図書2年『お手紙』の実践から‐
講師  湯川順子(岡山市立岡山中央小学校)
20‐5
・オリエンテーション 「JSLカリキュラムについて」
・実践報告  「リライト教材作成の工夫と実際の授業の展開」
講師  湯川順子(岡山市立岡山中央小学校)
20‐6
・講義 JSLカリキュラム実践支援事業の2年を振り返って
・講師 中島和子(トロント名誉教授) 真嶋潤子(大阪大学准教授) 
櫻井千穂(京都大学,大阪産業大学非常勤講師) 
20‐7
・JSLカリキュラム活用読本とAUについて
・講義 JSLカリキュラムに取り組んで大阪が学んだこと
・講師 櫻井千穂(京都大学,大阪産業大学非常勤講師) 
ワークショップを行う上で工夫した点や留意点 平成20年度は,研究者等の講義を中心にするだけでなく,昨年度よりJSLカリキュラムの研究活動を実践している学校現場の課題や,子どもたちの現状を事前に集約し,それに応えることのできるワークショップを目指した。
成果 JSLカリキュラムのワークショップに参加した者が,学んだことを元に新しい教材を自分たちで作成し,授業の中で使用し,また,それぞれの実践をお互いに報告し合う中で,より良い教材作りや指導の方法の研究を深めた。
研修を受講し,実践した教員を,ワークショップや研修の報告者や共同研究者とした。
日本語教室だけにとどまっていた実践が,在籍学級での指導にも取り入れられて,日本語指導が必要な児童生徒が学級での教科学習にも積極的に参加する様子が見られるようになってきた。
課題 子どもたちの,日本語力の大きな違いに,教材づくりのポイントを設定することが一律でないことの困難さ。
日本語教室と在籍学級の連携の困難さ。

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

-- 登録:平成22年01月 --