担当指導主事が1校を訪問,DLAを実施し,母語支援員及び管理職,学級担任と結果を共有。それぞれの指導に生かす方法を協議。
別室等で,ひらがな・カタカナや簡単な漢字の読み書きの練習を行ったり,生活に必要な表現や学校のルールの指導を行ったりする中で,生活をスムーズに行うための表現を獲得できるよう,担任と母語支援員が連携し指導。
成果:取り出しによる授業において必要な学習内容を具体化することができた。また,日常会話にほぼ支障がない児童でも,つまずきを具体的に把握することができ,指導に生かすことができた。
課題:対象児童生徒数が少なく,支援員や担当教員が測定方法に慣れる程の実施回数を行うことができないため,支援員や教員が行う場合は慣れずに測定に時間がかかる。
成果:「個別の指導計画」を作成することで,対象児童生徒が転校や進級する際の引継が円滑になる。
課題:個別の指導計画の作成時にも,支援員の協力を得られるようにするなど,児童生徒の実態に応じた作成を心がけるとともに,指導のノウハウを蓄積していける工夫が必要である。
成果:日本語指導が必要な児童生徒を受け入れた経験のない学校においても,特別の教育課程の概要等について伝達することができ,受け入れ準備を意識することができた。
課題:受け入れ経験の無い学校の意識を高めるためには実践の交流等が必要かと考えるが,教職員の働き方改革等の観点から悉皆研修等を精選しているため,共有サーバーの活用を含め発信の仕方と内容にさらなる工夫が必要。
成果:日本語の理解が進むことにより,他の児童生徒と会話することに自信を持てるようになり,学校での生活を楽しむことができるようになった。
課題:対象言語を話すことができ,日本語指導ができる支援員の確保及び母語支援員と学級担任等で個別の指導計画を作成,見直ししていく時間の確保
市内教職員が閲覧可能な共有サーバーへの事業報告の掲載,定例教頭研修会での研修の実施を継続。
母語が話せる支援員の派遣の継続。
電話番号:03-6734-2035