「帰国・外国人児童生徒在籍校の分散化に対応する教育支援体制と就学支援体制の確立を目指して」
成果としては、在籍校の帰国・外国人児童生徒に対する日本語指導の充実が図られるとともに、対象の児童生徒と他の児童生徒が互いを尊重し、共に学ぶ学級経営や校内指導体制が浸透した。
課題としては、景気の動向に関連して、最近、市内の企業が派遣社員を多く採用するため、外国人児童生徒の増加傾向が強まってきており、「在籍校の分散化」の課題は解消していない。
成果としては、外国人児童生徒の学校生活への適応を促し、目的意識を持って積極的に努力する帰国・外国人児童生徒の育成につながった。
課題としては、外国人児童生徒の増加傾向が強まっていることに加え、従来は比較的スムースに学校生活に適応していた保育園から入学してくる児童についても、学校生活にうまく適応できない子どもが目立つようになっている。
成果としては、市関係機関や市国際交流協会との連携を深めることができた。また、来年度実施予定の外国人児童生徒の保護者への就学についてのアンケートを行うことに対して、実施方法やアンケートの内容等の手がかりを捉えることができ、今後の就学支援の在り方を研究するための糸口になった。
課題としては、今年度10月に中国籍の児童が編入してきた。また、来年度初めにも中国籍の児童生徒が2名編入してくる予定である。ポルトガル語を話す児童生徒への教育支援体制は進んできているが、中国語を話す児童生徒への支援体制づくりが必要となってきた。
(初等中等教育局国際教育課)
-- 登録:平成21年以前 --