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資料4 JSL算数科で使用するAUの例

事例から抽出されたAU

 指導事例の作成過程で出された「トピック型」JSLカリキュラムと共通のAUを表にまとめてある。右欄はAUを用いてJSL算数科として活動を行うときの表現例である。

トピック型と共通のAU 算数科での表現例
  • A‐1 知識を確認する1「知識を確認する」
    • ~は何といいますか
  • A‐3 知識を確認する3「経験・体験に基づく知識を確認する」※
    • ~についてこの前勉強したことを覚えていますか
  • A‐6 経験を確認する2「経験の有無を確認する‐2」※
    • ~たことがありますか
    • 今までに同じような問題を考えたことがありませんか
    • ~をしましたね
  • 「これを何分の何といいますか。」「通分のしかたについてこの前勉強したことを覚えていますか。」
  • 「通分のしかたを覚えていますね。」
  • 「いままでに同じような問題を考えたことがありませんか。」
  • 「重さをはかったことがありますか。」
  • 「人数を棒グラフで書きましたね。」
  • B‐1 興味を持つ1「気づきをあげる」※
    • 何か気づいたことはありませんか
  • B‐3 疑問を抱く1「疑問をあげる」
    • 何かわからなかったことはありませんか
  • 「グラフを見て、何か気づいたことはありませんか。」
  • 「質問はありませんか。」
  • C‐1 観察する1「観察の指示に応じる」※
    • ~を観察してみよう
    • ~を調べてみよう
    • ~を見てごらん
  • C‐3 観察する3「動きを観察する」
    • ~はどう動いていますか
  • C‐6 比べながら観察する1「比較観察の指示に応じる」※
    • ~と~を比べてみよう
  • C‐7 比べながら観察する2※
    • ~と~、違うところはどこですか
  • C‐8 比べながら観察する3「違いを観察する‐2」※
    • ~と~はどちらが(形容詞)か、比べてみよう
    • どれが~かわかりますか
    • ~と~はどちらのほうが~ですか
    • ~の順に並べましょう
  • C‐11 変化を観察する1「変化観察の指示に応じる」
    • どう変化するか観察しましょう
  • 「水そうの水を見てみよう、どう動いていますか。」
  • 「すいとうの水のかさとコップの水のかさとを比べてみよう。」
  • 「この図で部屋1と部屋2の違うところはどこですか。」「面積も違うし、人数も違う」
  • 「こっちとこっちはどっちが濃いか比べてみましょう。」
  • 「どれが重いかわかりますか。」
  • 「重い順に並べましょう。」
  • D‐2 操作する2「長さや重さを測る」
    • ~の長さを測りましょう
  • D‐3 操作する3「大きさや量を調べる」
    • ~の大きさがどのくらいか調べましょう
  • D‐5 作業の仕方に着目する1「方法を決めて準備する」
    • ~を調べるにはどうすればいいですか、準備してください
  • D‐6 作業の仕方に着目する2「手順・順番を決める」
    • どういう順番でしますか
  • D‐7 作業の仕方に着目する3「注意することを確認する」
    • 何に注意しなければなりませんか
  • D‐9 作業中の気づきを記す「気づいたことを書き留める」
    • 気づいたことを~に書いておきましょう
  • 「さんすうの教科書のたての長さをはかりましょう」
  • 「この平行四辺形の面積はどのくらいか調べましょう。」
  • 「1年生の教室に窓はいくつあるかな。どうやって調べる?何があるといい?シール?準備しよう」
  • 「69÷3はどういう順番で計算しますか。」
  • 「この計算をするときには何に注意しなければなりませんか。」
  • 「気づいたことをワークシートに書いておきましょう。」
  • E‐1 情報を収集する1「情報収集の方法を考える‐1」※
    • ~を知るには、どうすればいいですか
    • ~を調べるには、どうすればいいですか
  • E‐4 情報を収集する4「情報収集の手がかりを探る」※
    • 何を手がかりとして調べましょうか
    • 何に注目して調べますか
  • E‐9 情報や傾向を読み取る1「情報を読み取る‐1」
    • この資料から何がわかりますか
  • E‐11 情報や傾向を読み取る3「傾向を読み取る‐1」
    • ~から、大体どんなことがわかりますか
  • E‐12 情報や傾向を読み取る4「傾向を読み取る‐2」
    • ~からどんなことが読み取れますか
  • 「ふたつの数の大きさを比べるには、どうすればいいですか。」
  • 「きまりを見つけよう。記録した表のどこを見ると調べられますか。」
  • 「グラフを見て、これからだいたいどんなことがわかりますか。」「この表からどんなことが読み取れますか。」
  • 「折れ線グラフから気温についてどんなことがわかりますか。」
  • F‐6 命名する1「新しい言い方を知る‐1」
    • ~は~と言います※
  • F‐7 命名する2「新しい言い方を知る‐2」
    • これが~です※
  • F‐8 命名する3「記号を知る」※
    • これを、記号でこう書きます
    • これは、こう書きます
  • 「重さの単位はグラムと言います。」
  • 「これが二等辺三角形です。」
  • 「これを頂点といいます。」
  • 「あわせて・みんなでのときは+とかきます。」
  • G‐1 比較して考える1「比較する観点を探る」
    • ~と~を比べます
  • G‐3 比較して考える3「比較してわかったことを話す‐1」
    • ~と~を比べて、どんな違いがありましたか、どんな共通点がありましたか
  • G‐4 比較して考える4「比較してわかったことを話す‐2」
    • ~と~を比べた結果、どんなことがわかりましたか
  • G‐5 比較して考える5「比較してわかったことの意味を考える‐1」
    • ~です、なぜだと思いますか
  • G‐6 比較して考える6「比較してわかったことの意味を考える‐2」
    • ~です、どうしてですか
  • 「グラフの高いところと低いところを比べます。」
  • 棒グラフと折れ線グラフを比べて、違うのはどこ?どこが同じ?」
  • 「友だちの発表と比べて、どうだった?どんなことがわかった?」
  • 「都市によって気温が高いところと低いところが違いますね、どうしてですか。」
  • H‐2 条件的に考える2「条件を付して考える‐2」※
    • ~だったら、~はどうでしょう
  • H‐4 条件的に考える4「達成のための方法を考える‐1」
    • ~するにはどうしたらいいでしょうか
  • H‐5 条件的に考える5「達成のための方法を考える‐2」
    • ~のためにはどんな方法がありますか
  • H‐10 いろいろな視点で考える5「他の方法を考える」
    • 他に、どんな方法がありますか
  • 「3分のときはNだったね、15分だったら水の量はどうでしょう。」
  • 「どんな目盛りをつけるとこの量をうまく表せますか。」
  • 「この図で考えるといいですね。他にもいい方法がありますか。」
  • I‐1 推測する1「条件を付けて推測する‐1」
    • ~したら、~するでしょうか
  • I‐2 推測する2「条件を付けて推測する‐2」
    • ~の場合は、どうだと思いますか
  • I‐4 推測する4「それまでの学習から推測する‐1」
    • ~は~だと思いますか
  • 「学校の中に100あるとしたら、それは何でしょうか。」
  • 「37+28は、60より多いかな、70より少ないかな。」
  • 「このカードの数は何の数だと思いますか。」
  • J‐2 関連づける2「関連を把握する‐2」
    • ~と~はどのような関係がありますか
  • J‐4 考えたことを表現する2「考えたこととそのプロセスを表現する」※
    • (~について)どのように考えたのか、順に話してください
  • J‐5 結論づける1「結論づける」
    • ~から、どんなことがわかりましたか
    • ~を観察してわかったことは何ですか
  • J‐6 結論づける2「結論づけの理由を話す」※
    • そう考えた理由は何ですか
    • どうして、そう考えたのですか
  • J‐7 結論づける3「結論づけの経緯を話す」※
    • どのようにして、~とわかったのですか
  • 「1センチメートルと1ミリメートルはどのような関係がありますか。」
  • 「69÷3をどのように考えて計算したのか、説明してください。」
  • 「どのように答えを出しましたか。算数ブロックを使って発表しましょう。」
  • 「グラフを書いて、わかったことは何ですか。言ってください。」
  • 「ばねののびとおもりの重さは比例していると考えたんだね、どうしてそう考えたんですか。」
  • 「こっちが多いね。どうやったらわかりましたか。」
  • 「何を数えましたか。いくつありましたか。どんなことをして数えましたか。」
  • K‐1 感じたことを表現する1「感じたことや印象を表現する」
    • どんなことを感じましたか
  • K‐5 わかったことを表現する1「わかったことを表現する」※
    • わかったことを言ってください
    • どんなことがわかったか発表してください
  • K‐8 経験したことを表現する2「したことを表現する」
    • どんなことをしたか、話してください
  • K‐11 絵や図で表現する2「図で表現する」
    • 図を使って説明してください
  • K‐12 絵や図で表現する3「具体物で表現する」※
    • ~を使って説明してください
  • 「この勉強でどんなことを感じましたか。」
  • 「計算はどうやったか、図で説明してください。」
  • 「式で表してみましょう。」
  • 「おはじきを使って説明してください。」
  • L‐5 意志決定する2「選択し、その理由を話す」
    • どちらを選んだか、理由も言ってください
  • 「どの考えがわかりやすいと思いますか。」
  • 「Aさんの計算とBさんの計算とどちらがいいと思いますか。どうしてですか。」

注 記号※=事例作成にあたり選択された頻度が高かったAUを示す

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

-- 登録:平成21年以前 --