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3.5.1 資料1 学習スキル一覧

JSL国語科の学習スキル一覧「話すこと・聞くこと」

<※一覧表中の■(四角)は目標スキルの概要、○(丸)は具体的なスキル、★(星)はスキル育成の活動例>
■(四角) 細かい表現上の誤りなどをあまり気にせず、自分の考え、思い、気持ち、意見、伝えたいことなどが、聞き手に分かるように(伝わるように)話す。自分の考え、思い、気持ち、意見などを「伝えたい」という気持ちをもつ。
 単語を並べて話しただけでも、自分の考えや思い、気持ち、意見などは伝えられる。とにかく相手に伝えたいことを伝えるという技術と気持ちや意志を育てる。
 また、相手が何を伝えたいのか、大事なことなどを落とさずに、大体の内容を聞き取る能力を身に付ける。

1、2年 3、4年 5、6年
話すこと ねらい
  • ア 知らせたい事を選び、事柄の順序を考えながら、相手に分かるように話すこと。
  • ア 伝えたい事を選び、自分の考えが分かるように筋道を立てて、相手や目的に応じた適切な言葉遣いで話すこと。
  • ア 考えた事や自分の意図が分かるように話の組立てを工夫しながら、目的や場に応じた適切な言葉遣いで話すこと。
国語科AU
  • ○(丸) より具体的な相手意識をもち、伝えたいことを、順序や筋道を立てて、相手に伝わるように話す。
  • ★(星) 「伝言絵ゲーム」1枚の絵や写真を説明役の説明を聞きながら、描き役が正しく復元して描く。
  • ★(星) 「私のキャラクターを描いて」自分で考えたキャラクターを相手に言葉で伝えて同じ絵を描いてもらう。
  • ★(星) 「私の家に来て」地図の上で自分の家を決め、相手に言葉だけで、自分の家までのルートを説明する。
  • ★(星) 「なかみはなあに?」箱の中に入っている物を、言葉で説明してあててもらう。
  • ★(星) 「電話で話そう」内線や電話機を使い、用件を正しく話す。
  • ★(星) 「得意料理の作り方」料理の作り方などを、わかりやすく手順を追って説明する。
  • ○(丸) 目的や相手に応じた「伝え方のパターン」が分かる。
  • ★(星) 「いつ、どこで、だれが、なにをした」ゲーム。
  • ★(星) 「実況中継をしよう。」ビデオなどの映像をもとに、実況中継をする。
聞くこと ねらい
  • イ 大事な事を落とさないようにしながら、興味をもって聞くこと。
  • イ 話の中心に気を付けて聞き、自分の感想をまとめること。
  • イ 話し手の意図を考えながら話の内容を聞くこと。
    話し手の意図を考えながら聞き取る。(メモ)
国語科AU
  • ○(丸) 相手の伝えたいこと、大事なことを落とさないように聞く。
  • ★(星) 「そこちがーう!」一度聞いた物語を再度聞き、間違いや言い換えをした部分をあてる。(読書アニマシオンをベースにした活動)
  • ★(星) 「これだれのこと?」「だれのセリフ?」読み聞かせを聞き、特徴やセリフから登場人物をあてる。
  • ★(星) 「伝言ゲーム」人が話す文を正確に聞き取り、それを次の人に正確に伝える。
  • ★(星) 「伝言絵ゲーム」1枚の絵を説明役の説明を聞きながら、描き役が正しく復元する。
  • ★(星) 「ちぎってつなげて」言われた言葉や文を聞いて、新聞の活字を切り抜き、貼り合わせて完成させる。
  • ★(星) 「まいごをさがして」似たようなキャラクターがたくさん描いてある絵の中から、指示されたとおりのキャラクターを探す。
  • ★(星) 「なかみはなあに?」箱の中に入っている物の説明を聞き、それが何かあてる。
  • ★(星) 「私はレポーター」インタビューを通して聞きたいことを聞き、目的(新聞づくり、ニュース番組作りなど)に応じたインタビューの仕方(方策、パターン)を学ぶ。
  • ○(丸) 聞く際に、話し手が伝えたいこと、話の中心、意見などを述べる時のパターンが分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習
    • 中心や要旨をさす言葉…つまり、結局、だから、など
  • ○(丸) メモをとりながら聞きとることができる。
  • ★(星) 「メモ取り競争」話し手の朗読をメモしながら聞き、正確さを競う。
  • ★(星) 「電話で話そう」内線や電話機を使い、用件を正しく聞き取る。
  • ★(星) 「歌詞カードをつくろう」好きな歌のCDを、メモしながら歌詞を聴き取り、歌詞カードをつくる。
話し合うこと ねらい
  • ウ 身近な事柄について、話題に沿って、話し合うこと。
  • ウ 互いの考えの相違点や共通点を考えながら、進んで話し合うこと。
  • ウ 自分の立場や意図をはっきりさせながら計画的に話し合うこと。
国語科AU
  • ○(丸) 「話し合いのパターン」が分かる。
    (意見に理由をつけて話す。事実と意見を分けて話すなど)
  • ★(星) 「パーティを開こう」パーティや諸行事を開催するための話し合いをする。
  • ★(星) 「無人島で暮らすとしたら」1週間無人島で暮らすのにもっていくべき3つのものを話し合う。

「話すこと・聞くこと」の指導・授業で使われる、固有な語彙

 伝える、発音、言葉遣い、カッコ、発表する、尋ねる、返事する、話し合う、相談する、発声、話し手、聞き手、話題、要点、要約、メモ、発言する、聞き取る、聞き直す、質問する、感想、意見、音声、アクセント、イントネーション、主題、テーマ、要旨、表現する、解説、主張、強調、反論する、対話する、討議する、議論する、など

JSL国語科の学習スキル一覧「書くこと」

<※一覧表中の■(四角)は目標スキルの概要、○(丸)は具体的なスキル、★(星)はスキル育成の活動例>
■(四角) 細かな表記上の誤りをあまり気にせず、自分の考え、思い、気持ち、意見、伝えたいことなどが、読み手に分かるように(伝わるように)書く。自分の考え、思い、気持ち、意見などを「書いて伝えたい」という気持ちをもつ。
 単語を並べただけでも”自分の考え、思い、気持ち、意見”は伝えられる。とにかく相手に伝えたいことを伝えるという技術と気持ちや意志を育てる。

ねらい 1、2年 3、4年 5、6年
相手意識
目的意識
  • ア 相手や目的を考えながら、書くこと。
  • ア 相手や目的に応じて、適切に書くこと。
  • ア 目的や意図に応じて、自分の考えを効果的に書くこと。
国語科AU
  • ○(丸) 具体的な目的や相手を明確にし、どうしたら伝えたいことが伝わるか(「何を」「どう」書けば相手に伝わるか)を考えて書く。
  • ★(星) 「命令ゲーム」簡単な命令を書いて指示をする。その指示どおり相手が行動すれば正解。
  • ○(丸) 目的や相手に応じた「伝え方のパターン」が分かる。
  • ★(星) 「いつ、どこで、だれが、なにをした」ゲーム
  • ★(星) 「私は予言者」明日の事(天気、友達の服や給食など)を予想して書く。
  • ○(丸) 「伝えたくなる」ような気持ちをもつ。(「伝えたくなる」ような目的、相手を設定する。)
  • ★(星) 手紙、交換日記、詩を書く。
取材
  • イ 書こうとする題材に必要な事柄を集めること。
  • イ 書く必要のある事柄を収集したり選択したりすること。
  • イ 全体を見通して、書く必要のある事柄を整理すること。
国語科AU
  • ○(丸) 書く題材に必要な事柄を集める方法が分かる。
  • ★(星) 「新聞をつくろう」 取材、インタビュー、情報収集、構成、記述
  • ○(丸) 人に尋ねるときのパターン(言い回しや言葉)、記述の仕方のパターンが分かる。
  • ★(星) 「なかみはなあに?」はこの中に入っている物を、質問してあてる。
  • ★(星) 「この人だあれ?」一人の人物の名前をふせ、あてる役が人物を特定できるような質問をして、その人物が誰かをあてる。
  • ○(丸) 本などから情報収集をする方法が分かる。
    • 学校図書館の使い方(本の探し方)が分かる。
    • 本の中から必要な情報を読みとることができる。
    • コンピュータで必要な情報を集められる。
  • ★(星) 「この本どーこだ」指定された本を図書室の中から探す。
  • ★(星) 「クイズの答えはどの本に?」クイズの答えを図書室の本やコンピュータを使って探す。
構成
  • ウ 自分の考えが明確になるように、簡単な組立てを考えること。
  • ウ 自分の考えが明確になるように、段落相互の関係を考えること。
  • ウ 自分の考えを明確に表現するため、文章全体の組立ての効果を考えること。
国語科AU
  • ○(丸) どう文章を組み立てれば、相手に自分の考えを正しく伝えられるかを考える。
  • ★(星) 学習単元で用いられる例文などを段落ごと(あるいは1文ごと)に短冊に書きそれを正しく並べかえる。
  • ★(星) 自分の書きたいことをメモ(箇条書き)し、短冊化したものを並べ変えて、どう書けば相手に伝わるかを考える。
  • ★(星) 「マニュアル・説明書を書こう」料理や工作、ゲームや機会、自分の得意なもののマニュアル・説明書をつくる。
記述
  • エ 事柄の順序を考えながら、語と語や文と文との続き方に注意して書くこと。
  • エ 書こうとする事の中心を明確にしながら、段落と段落との続き方に注意して書くこと。
  • エ 事象と感想、意見などとを区別するとともに、目的や意図に応じて簡単に書いたり詳しく書いたりすること。
国語科AU
  • ○(丸) 自分の考え、思い、気持ち、意見、伝えたいことを表現するための言葉、言い方が分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習
    • 思いや気持ちを表す言葉…一生懸命、腹が立つ、諦める、欲しがる、など
  • ○(丸) 文や語と語のつながりを表す言葉が分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習…そして、それから、また、すると、だから、など
  • ○(丸) 目的に応じて簡単に書いたり詳しく書いたりできる。
  • ★(星) 「新聞の見出しをあててみよう」新聞の見出しをかくして、それをあてる。
  • ★(星) 「見出しから、記事の内容をあてよう」新聞の見出しから、記事の内容を考える。
推敲評価
  • オ 文章を読み返す習慣を付けるとともに、間違いなどに注意すること。
  • オ 文章のよいところを見つけたり、間違いなどを正したりすること。
  • オ 表現の効果などについて確かめたり工夫したりすること。
国語科AU
  • ○(丸) 文章の間違い(細かい部分ではなく、正しく相手に伝えることができない間違い)を見つけることができる。
  • ★(星) 間違い文を提示し、どこが間違っているか、どう直せばよいかをあてる。
  • ○(丸) 表現の効果などについて工夫する方法が分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習
    • 表現を豊かにするような語彙…夢中で、まもなく、やっと、そっと、平ら、ぼんやり、すっかり、など
  • ★(星) 擬音語擬態語の学習
  • ★(星) 「この音どう書く?」音を聞き、その音を書いて表現する。
  • ★(星) 「音が聞こえる?」写真や絵を見て、擬音語、擬態語を書く。
  • ★(星) 擬音語・擬態語が書かれたカードを見て、何の音か、どんな様子か、どんな意味を表すのかをあてる。
  • ★(星) 同じような内容で一部言葉を言い換えた文をいくつか用意し、表現の異なりを比べる。
  • ★(星) 「『あいだみつを』になろう」書で自分の気持ち、詩を表してみる。

「書くこと」の指導・授業で使われる、固有な語彙

 話し言葉、書き言葉、原稿用紙、作文、日記、段落、主語、述語、つなぎ言葉、題名、見出し、書き手、読み手、会話文、内容、要点、出来事、筋道、感情、感動する、心に残る、要約、取材する、メモ、感想、意見、改行、段落相互の関係
主題、感想文、要旨、表現する、文章表現、訂正する、推敲する、など

JSL国語科の学習スキル一覧「読むこと」

<※一覧表中の■(四角)は目標スキルの概要、○(丸)は具体的なスキル、★(星)はスキル育成の活動例>
■(四角) 書かれている事柄の内容を大筋でつかむことができる。何が書かれているのか、どんな内容の物語文(説明文)なのかという内容の大筋をつかむことが第一の目標となる。

1、2年 3、4年 5、6年
読書的な読み
  • ア 易しい読み物に興味をもち、読むこと。
  • ア いろいろな読み物に興味をもち、読むこと。
  • ア 自分の考えを広げたり深めたりするために、必要な図書資料を選んで読むこと。
国語科AU
  • ○(丸) 自分から進んで本を読める。
  • ○(丸) 学校図書館を利用して本を読める。
  • ★(星) 「好きな本を集めちゃおう」自分の興味のある事柄について書かれた本を、できるだけたくさん集める。
叙述に即した読み
  • イ 時間的な順序、事柄の順序などを考えながら内容の大体を読むこと。
  • イ 目的に応じて、中心となる語や文をとらえて段落相互の関係を考え、文章を正しく読むこと。
  • イ 目的や意図などに応じて、文章の内容を的確に押さえながら要旨をとらえること。
国語科AU
  • ○(丸) 時間や事柄などの順序に着目し、内容を大筋でつかむことができる。
  • ★(星) 「もとにもどしてー!」紙芝居や物語を一度読み聞かせ、その後紙芝居の順序をバラバラにし、もとにもどす。(読書アニマシオンをベースにした活動)
  • ★(星) 登場人物をあてる、誰のセリフか当てる、誰がもっていた物かあてる、などのクイズ。
  • ○(丸) 中心や要旨をさす言葉、時間を表す言葉などが分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習
    • 中心や要旨をさす言葉…つまり、結局、だから、やはり、など
    • 時間を表す言葉…次の日、お昼時、その日の夕方、真夜中、など
想像鑑賞
  • ウ 場面の様子などについて、想像を広げながら読むこと。
  • ウ 場面の移り変わりや情景を、叙述をもとに想像しながら読むこと。
  • ウ 登場人物の心情や場面についての描写など、優れた叙述を味わいながら読むこと。
国語科AU
  • ○(丸) 場面の様子、場面の移り変わり、情景などについて想像できる。
  • ★(星) 「挿絵をかいてみよう」読み聞かせを聞き、自分で挿絵を描く。
  • ○(丸) 場面の移り変わりや情景を表す言葉が分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習
    • 場面の移り変わりを示す言葉…
       (物語文)しばらくすると、次の日、その夜、ある秋の日、など
       (説明文)一方、次に、しかし、など
    • 場面の情景、様子を表す言葉…肌寒い、明るい、真夏、夕暮れ、真っ暗、など
  • ○(丸) 挿絵や写真などから、物語・説明文の内容を推察できる。
  • ★(星) 「挿絵から物語を予想しよう」挿絵だけを見て、どんな物語か予想する。
  • ○(丸) 登場人物の心情や、考え方を表す言葉が分かる。
  • ★(星) 国語科学習基本語彙の学習
    • 心情を表す言葉…うれしい、悲しい、楽しい、さみしい、など
事象と感想・意見
  • エ 読み取った内容について自分の考えをまとめ一人一人の感じ方について違いのあることに気付くこと。
  • エ 書かれている内容について事象と感想、意見の関係を押さえ、自分の考えを明確にしながら読むこと。
国語科AU
  • ○(丸) 読みとった内容について、自分の考えを持てる。
  • ★(星) 「本の紹介カードをつくろう」
目的的な読み
  • オ 目的に応じて内容を大きくまとめたり、必要なところは細かい点に注意したりしながら文章を読むこと。
  • オ 必要な情報を得るために、効果的な読み方を工夫すること。
国語科AU
  • ○(丸) 疑問に思ったことに基づいて、必要な情報を得るために、細かい点に注意して読むなど、効果的な読み方ができる。
  • ★(星) 「きみはコンピュータ」一冊の本や1日分の新聞、図鑑などの中から、指定された単語や文をさがす(検索する)ゲーム。本や物語は、クラスで学習している単元や題材を使い、指定する言葉も学習のキーワードになるような言葉がよい。
音読
  • エ 語や文としてのまとまりや内容、響きなどについて考えながら声に出して読むこと。
  • カ 書かれている内容の中心や場面の様子がよく分かるように声に出して読むこと。
国語科AU
  • ○(丸) 文章の区切り目や大事な言葉を、明瞭に声を出して読める。
  • ○(丸) 情景描写や会話など、その表現に着目して声に出して読める。
  • ★(星) 音読発表会をしよう。
  • ★(星) 人形劇・ペープサート劇をしよう。

「読むこと」の指導・授業で使われる、固有な語彙

 文、文章、段落、さし絵、お話の筋、詩、物語、絵本、説明文、作者、登場人物、主人公、読み聞かせ、題名、筆者、中心人物、主要人物、せりふ、内容、事柄、感情、感動する、心に残る、音読、朗読、感想、ストーリー、要旨、心情、など

JSL国語科学習スキル一覧「言語事項」

<※一覧表中の■(四角)は目標スキルの概要、○(丸)は具体的なスキル、★(星)はスキル育成の活動例>
■ 言葉(日本語)に対する興味や関心をもち、考えや思いを伝え合う基礎的な言語知識や言語技能を身に付ける。そのためには、「言語事項」を取り立てて指導するだけではなく、「話すこと聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各領域と十分に関連させながら、繰り返し、継続して指導していくことが必要である。また、指導に当たっては、あまりに細かい指導に固執して、かえって伝え合おうとする意欲をそぐことのないように、十分に工夫し配慮することが望まれる。

1、2年 3、4年 5、6年
発音・発声に関する事項
  • ア 姿勢、口形などに注意して、はっきりした発音で話すこと。
  • ア その場の状況や目的に応じた適切な音量や速さで話すこと。
国語科AU
  • ○(丸) 姿勢、口形に注意してはっきり発音できる。拍を意識して発音できる。
  • ★(星) 声を出さず、口形から母音や母音だけでできた言葉を当てる。
  • ★(星) 手をたたきながら発音する。
  • ★(星) 階段を昇降しながら、いろいろな言葉を1ステップ―1音で発音する。
  • ○(丸) 正しく音読できる。→「読む」領域 各AUへ
  • ○(丸) 説得力、プレゼンテーション力をつける。→「話すこと」領域 各AUへ
文字に関する事項
  • ア 平仮名及び片仮名を読み、書くこと。また、片仮名で書く語を文や文章の中で使うこと。
  • イ 第1学年においては、別表の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)の第1学年に配当されている漢字を読み、漸次書くようにすること。
  • ウ 第2学年においては、学年別漢字配当表の第2学年までに配当されている漢字を読むこと。また、第1学年に配当されている漢字を書き、文や文章の中で使うとともに、第2学年に配当されている漢字を漸次書くようにすること。
  • ア 漢字のへん、つくりなどの構成についての知識をもつこと。
  • イ 第4学年においては、日常使われている簡単な単語について、ローマ字で表記されたものを読み、また、ローマ字で書くこと。
  • ウ 第3学年及び第4学年の各学年においては、学年別漢字配当表の当該学年までに配当されている漢字を読むこと。また、当該学年の前の学年までに配当されている漢字を書き文や文章の中で使うとともに、当該学年に配当されている漢字を漸次書くようにすること。
  • ア 仮名及び漢字の由来、特質 などについて理解すること。
  • イ 第5学年及び第6学年の各学年においては、学年別漢字配当表の当該学年までに配当されている漢字を読むこと。また、当該学年の前の学年までに配当されている漢字を書き、文や文章の中で使うとともに、当該学年に配当されている漢字を漸次書くようにすること。
国語科AU
  • ○(丸) かな文字の読み書きができる
  • ★(星) かな文字カードを50音順に並べる。
  • ★(星) 擬音語あてをする。
  • ★(星) 国名などを白地図に記入。さまざまなキャラクター名をカタカナで書く。
  • ○(丸) 学年別配当表の漢字の読み書きができる。
  • ★(星) 間違い漢字を見つけ、訂正する。
  • ★(星) 部首別のマトリックスを作り、漢字を作る。
  • ★(星) 漢字の足し算=画数に1画(または2画)足し算した漢字は?
  • ○(丸) ローマ字の読み書きができる。
  • ★(星) ローマ字表記の手紙を漢字かな混じり文にする。または、その逆を行う。
  • ★(星) ローマ字入力でメールを作成し送る。
  • ○(丸) 表意文字の漢字の知識を得る。
  • ★(星) 毛筆で漢字を崩したらどんな仮名になるかカードでペアを作る。
  • ★(星) 漢字がどうやって作られたか、漢字の先祖さがしをする。
表記に関する事項
  • ア 長音、拗音、促音、撥音な どの表記ができ、助詞の「は」「へ」及び「を」を文の中で正しく使うこと。
  • イ 句読点の打ち方や、かぎ(「」)の使い方を理解して文章の中で使うこと。
  • ア 送り仮名に注意して書き、また、活用についての意識をもつこと。
  • イ 句読点を適切に打ち、また、段落の始め、会話の部分などの必要な箇所は行を改めて書くこと。
  • ア 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書くこと。
国語科AU
  • ○(丸) 長音、拗音、撥音、促音、濁音などの表記ができる。
  • ★(星) フラッシュカードを使って読む。
  • ★(星) 音を聞いて擬音語として書く。
  • ○(丸) 句読点、記号などの表記が正しくできる。
  • ★(星) 教科書から抜粋した文章の句読点をすべて取り除いたものに、句読点、記号を書き込む。
  • ○(丸) 助詞の使い方が正しくできる。
  • ★(星) 助詞入れゲーム(文カードの文に助詞を入れていく)
  • ★(星) 「~(人、動物など)は~を~する(した、しているなど)」の「~」の部分を自由に考えてカードにし、入れ替えて文を作るゲーム。 *発展「(誰)が(どこ)で(だれ)と(何)をした」ゲーム
  • ★(星) ビデオを見て、話し言葉を意識し、文字で書き表す。
  • ○(丸) 送り仮名、仮名遣いが正しくできる。
  • ★(星) 漢字と送り仮名のペアを作る。
語句に関する事項
  • ア 表現したり理解したりするために必要な語句を増し、また、語句には性質や役割の上で類別があることを理解すること。
  • イ 表現したり理解したりするために必要な文字や語句について、辞書を利用して調べる方法を理解すること。

 

  • ア 語句に関する類別の理解を深めること。
  • イ 語句の構成、変化などについての理解を深め、また語句の由来などに関心を持つこと。
  • ウ 表現したり理解したりするために必要な語句について、辞書を利用して調べる習慣を付けること。
  • エ 語感、言葉の使い方に対する感覚などについて関心をもつこと。

 

国語科AU
  • ○(丸) 語句に関して類別ができる。
  • ★(星) 単語カードを性質上グループに分けるゲーム。
  • ★(星) 名詞と適切な助数詞を組み合わせる。
  • ★(星) 文章を読みながら、名詞、動詞、形容詞に分け、三色に分類する。
  • ★(星) 物語の中から「慣用句さがし」をして、母語でどう表すか発表する。
  • ○(丸) 語句の構成、変化(由来)などについて理解できる。
  • ★(星) 語源を調べる。
  • ★(星) 和語、漢語、外来語の箱に単語カードを分ける。
  • ○(丸) 辞書が引ける。
  • ★(星) どちらの単語が辞書で先に出ているか当てるゲーム、辞書の「速引き競争」
  • ★(星) 動詞、形容詞の辞書形をあてる。
文及び文章の構成に関する事項
  • ア 文の中における主語と述語との関係に注意すること。
  • ア 修飾と被修飾との関係など文の構成について初歩的な理解をもつこと。
  • ア 文や文章にはいろいろな構成があることについて理解すること。
国語科AU
  • ○(丸) 主語と述語の関係をつかむ。
  • ★(星) 絵やビデオを見て「~が~する(した、します)」をいう。*発展「実況中継を行う」
  • ★(星) 家族の紹介、自分の家、部屋の様子を伝える。
  • ○(丸) 修飾語を理解する。物の様子、状態などを詳しくとらえ、それを表現できる。
  • ★(星) 文章を読みながら、修飾、被修飾の関係を色分けする。
  • ★(星) 写真(絵)をできるだけ詳しく説明する。
  • ★(星) 図形を描き、相手に説明して、相手が書いた図形と比べる。
  • ○(丸) 指示語・接続語を正しく使う。
  • ★(星) 指示語、接続語を用いて4コマ漫画を描写する。
  • ○(丸) 文の構成を理解する。 →「読むこと」領域 各AUへ
言葉遣いに関する事項
  • ア 丁寧な言葉と普通の言葉との違いに気を付けて話し、また、敬体で書かれた文章に慣れること。
  • ア 相手やその場の状況に応じて丁寧な言葉で話し、また、文章の敬体と常体との違いに注意しながら書くこと。
  • ア 日常よく使われる敬語の使い方に慣れること。
  • イ 共通語と方言との違いを理解し、また必要に応じて共通語で話すこと。
文語調の文章に関する事項
  • ア 易しい文語調の文章を音読し、文語の調子に親しむこと。
国語科AU
  • ○(丸) ふつうの言葉・ていねいな言葉、共通語・方言の使い分けができる。
  • ○(丸) 尊敬語・謙譲語・丁寧語を相手や場に応じて使い分けることができる。
     →「話すこと」領域 各AUへ
  • ★(星) ロールプレー「こんなとき、どう言うの? -店員と客になって-」
  • ★(星) 相手を変えて同じ内容を伝える。
  • ★(星) 電話をかける。
  • ○(丸) 文語調の文章が音読できる。
  • ★(星) 童謡、俳句、短歌などに触れる。→「読むこと」領域 各AUへ
  • ★(星) 俳句(近代のものから)の季語を見つけ、四季に分ける。
書写に関する事項
  • ア 姿勢や用具のもち方を正しくして丁寧に書くこと。
  • イ 点画の長短、接し方や交わり方などに注意して、筆順に従って文字を正しく書くこと。
  • ア 文字の組立て方に注意して、文字の形を整えて書くこと。
  • イ 文字の大きさや配列に注意して書くこと。
  • ウ 毛筆を使用して、点画の筆使いや文字の組立て方に注意しながら、文字の形を整えて書くこと。
  • ア 文字の形、大きさ、配列などを理解して、読みやすく書くこと。
  • イ 毛筆を使用して、点画の筆使いや文字の組立て方を理解しながら、文字の形を整えて書くこと。
  • ウ 毛筆を使用して、字配りよく書くこと。
国語科AU
  • ○(丸) 書写に興味をもち取り組める。
  • ○(丸) 毛筆の用具の名前と使い方が分かる。
  • ○(丸) 漢字の構成(点画、偏と旁)、なぜ筆順が必要なのか、などを理解する。
  • ★(星) 各点画を組み合わせて漢字を作る。作った漢字を読んで書く。
  • ★(星) 偏と旁のマトリックスで漢字を作る。
  • ★(星) 友達の背中に漢字を書いて当てる。
  • ★(星) 好きな漢字、言葉、詩などを自分の想いに応じて書で表現する。

「言語事項」の指導・授業で・活動で使われる、固有な語彙

  • 発音・発生
     発音、発声、音声、音、母音、子音、拍、アクセント、リズム、イントネーション、抑揚、表す、表現する、発表する、音読、など
  • 文字
     字、文字、五十音順、仮名、平仮名、カタカナ、漢字、音読み、訓読み、ローマ字、表意文字、表音文字、など
  • 表記
     促音、つまる音、長音、のばす音、撥音、はねる音、はれつする音、濁音、半濁音、にごる音、ねじれる音、記号、符号、仮名遣い、句読点、送り仮名、改行、など
  • 語句
     言葉、言葉のきまり、日本語、単位、単語、語、語句、言語、母国語、用語、専門語、品詞、名詞、代名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、接続詞、連体詞、感動詞、助動詞、助詞、和語、漢語、外来語、指示語、語構成、辞書、辞典、字引、国語辞典、漢和辞典、類語辞典、同音異義語、接頭語、接尾語、同義語、類義語、対義語、オノマトペ、擬声語、擬態語、複合語、派生語、数、数量、語句の性質、語句の意味、辞書利用、語感、など
  • 文及び文章の構成
     文、文章、段落、言葉遣い、話し言葉、書き言葉、一字下げ、行、原稿用紙、意味、独立語、修飾語、被修飾語、接続語、つなぎ言葉、形式段落、意味段落、場面、文章の組み立て、文法、文節、連文節、文段、文末表現、文章構成、文脈、文章構造図、文図短文、段落相互の関係、まとまり、など
  • 言葉遣い
     語感、文体、敬体、常体、共通語、地域語、方言、敬語、尊敬語、謙譲語、丁寧語、推し量る言い方、使役文、擬人法、文語、など
  • 書写
     姿勢、毛筆、硬筆、用具教材(筆、硯、墨、墨汁、紙、半紙、鉛筆、朱墨)、文字(仮名、平仮名、カタカナ、漢字)、筆遣い、筆順、字形(線、点、交わり方、扁、旁、かんむり、かしら、たれ、構え、にょう、あし)、部首、総画、字形、基本点画(とめ、はらい折れ、曲がり、そり)、ためし書き、お手本(教科書、肉筆手)、写す、書く、清書する、書写、視写、聴写、など

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