大学改革GPナビ-Good Practice-(第48号)

平成19年6月



文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。

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大学GPナビ編集部では、現在の大学改革の状況を広くご理解いただくことを目的として、全国各地でのイベント等に出向いてご説明に上がることも考えています。ご希望される大学がございましたら、編集部までご連絡ください。



INDEX

[平成19年度グローバルCOEプログラム新規採択結果について]
[平成19年度新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラムの公募について]
[平成19年度特色GPヒアリングについて]
[関連記事掲載について]
[GPに関するQ&A]
[編集後記-編集部(特色GP・補助金執行担当)(大学改革推進室改革支援第一係)小川 義弘]



●[平成19年度グローバルCOEプログラム新規採択結果について]●

 多数の申請をいただきました平成19年度グローバルCOEプログラムについて、6月15日(金曜日)に採択結果を公表しました。
 本事業に申請をしていただいた各大学関係者の方、精力的に公正な審査を行っていただいた各委員の先生方に厚く御礼申し上げます。

(グローバルCOEプログラム委員会 野依良治委員長のコメント)

 6月7日にグローバルCOEプログラム委員会において、本事業の平成19年度採択プログラム63件〈「生命科学13件」、「化学、材料科学13件」、「情報、電気、電子13件」、「人文科学12件」、「学際、複合、新領域12件」〉が採択された。

 本事業は、平成14年度から、世界最高水準の研究教育拠点の形成を重点的に支援し、国際競争力のある個性輝く大学づくりを目指して文部科学省において推進されてきた「21世紀COEプログラム」の成果等を基盤とし、平成17年9月の中央教育審議会答申「新時代の大学院教育」や平成18年3月に閣議決定された「科学技術基本計画」の趣旨を踏まえ、「学際、複合、新領域」も含めた全ての学問分野を対象として、現代の知識基盤社会、グローバル化の進展の中で、産業界も含めた社会のあらゆる分野で国際的に活躍できる第一級の力量をもつ若手研究者の育成機能の抜本的強化と国際的に卓越した教育研究拠点の形成を図るため、開始されたものであり、平成19年度の予算額は158億円が計上されている。

 今年度は、5分野を公募対象とし、国際的に卓越した教育研究拠点の構築を目指す、111の国公私立大学から、2月に281件の多種多様なプログラムの申請があり、その計画調書に基づき、我が国の大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、世界最高水準の優れた研究基盤の下で、世界に通ずる高度な研究能力を有する人材育成の機能を持つ教育研究拠点(人材養成の場)を形成するものとなっているかという視点から、大学関係者・学識経験者による分野別審査・評価部会を設け、国際競争力を重視し、外国人研究者等のレフェリー評価も参考としつつ、厳正な書面審査、ヒアリング審査・合議審査等のプロセスを経て、プログラムを選定したところである。

 今年度採択されたプログラムは、先の中教審答申や、教育再生会議(第2次報告)で提言されている、
(1) 組織として充実した系統的カリキュラムを設定し、国の内外から志をもって集まるすべての大学院生に幅広く厚みのある基礎学力を与えるための取組、
(2) 我が国の大学が第一線級の高等教育機関たり得るために不可欠と言える、国籍や性別を問わず最高の研究者、学生を招くための国際的なネットワークの構築への取組、
(3) 大学院生、若手研究者が研究活動に専念できるよう、充実した経済的支援措置や、研究環境の整備
 など、世界トップレベルの教育水準を目指す大学院教育の改革を先導しうる組織的・戦略的な取組が多数見られ、これらの取組が各拠点の世界最高水準の優れた研究基盤の下での活動と相俟って拠点形成に向けて、相乗効果を生み出すものと確信している。

 今後、これらのプログラムが順調に展開されることにより、我が国の大学改革の更なる推進と競争的環境の醸成、教育研究活動の活性化に資するとともに、我が国の大学院全体へ多大な波及効果がもたらされることを期待したい。
 また、大学院機能強化のための抜本的改革は、今後とも持続的かつ重点的な支援を一層強力に展開することが必要であり、厳しい財政状況下ではあるが、国においても引き続き、積極的な財政支援に努められたい。
 さらに、今回採択されなかったプログラムについても、大学院生等に対する経済的支援も含め、各大学において様々な制度を通じて、自主的な展開に努めていただくとともに、国においても積極的な支援をお願いしたい。

 最後に、ご多忙中、短期間にも拘わらず、精力的に審査に当たって下さった各委員とペーパーレフェリーの先生方に心から感謝の気持ちを述べたいと思う。

(平成19年度グローバルCOEプログラム採択結果はこちら)
  https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1621348/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/06/07061205.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます
(※報道発表へリンク)

【本件担当】
大学振興課大学改革推進室  03-5253-4111(内線3312)



●[平成19年度新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラムの公募について]●

 各大学、短期大学、高等専門学校のみなさまにおかれては、新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラムへの申請に向け、ご検討されていることと思います。
 さて、平成19年度の公募要領等に関する説明会を、6月6日(水曜日)に東京会場(学術総合センター)にて、6月7日(木曜日)には大阪会場(アピオ大阪)にて開催し、多くの大学等関係者の方々にご参加いただきました。
 また、Webサイトに掲載している「Q&A」については、説明会においてご質問いただきました項目を追加・更新していますので、ご参照いただき、6月28日(木曜日)~7月2日(月曜日)(土・日を除く)の申請受付期間には多くの申請をお待ちしております。
 なお、詳細については文部科学省及び独立行政法人日本学生支援機構のWebサイトをご参照ください。

(文部科学省Webサイト「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」はこちら)
  https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gakusei.htm
(※新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム(学生支援GP)へリンク)

(独立行政法人日本学生支援機構Webサイト「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」はこちら)
  http://www.jasso.go.jp/gakusei_plan/gakuseisien_gp.html
(※独立行政法人日本学生支援機構ホームページへリンク)

【本件担当】
学生支援課  03-5253-4111(内線2519)



●[平成19年度特色GPヒアリングについて]●

 本年度の特色GPヒアリングは、7月17日(火曜日)~7月19日(木曜日)の3日間で実施する予定です。
 つきましては、ヒアリングの対象に選ばれた大学・短期大学に対しては、7月9日(月曜日)迄に特色GP実施委員会事務局(財団法人大学基準協会)より日程等をご連絡します。また、ヒアリング対象から外れた大学・短期大学には、7月中旬までに郵送でその旨をご連絡します。
 なお、ヒアリング実施要領については、財団法人大学基準協会Webサイトに6月下旬に掲載する予定ですので、ご参照ください。

(特色GPヒアリング実施要領(6月下旬掲載予定)についてはこちら)
  http://www.juaa.or.jp/
(※大学基準協会ホームページへリンク)

【本件担当】
大学振興課大学改革推進室  03-5253-4111(内線3321)



●[関連記事掲載について]●

 文部科学時報6月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月20日発行予定)では、これまでに特色GP・現代GP等で選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介する予定です。

(報告1) 九州工業大学「出稽古修行型の分野横断研鑽システム」
(平成18年度「魅力ある大学院教育」イニシアティブ選定取組)
  http://www.brain.kyutech.ac.jp/gp06/
(※九州工業大学「魅力ある大学院教育」イニシアティブホームページへリンク)

(報告2) 釧路工業高等専門学校「社会接続問題解決型の環境持続性教育」
(平成18年度 現代GP選定取組)
  http://gp.kushiro-ct.ac.jp
(※釧路高専 現代GPホームページへリンク)



●[GPに関するQ&A]●

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)  特色GP及び現代GPの委員会委員等は公表されるのでしょうか?

(A)  審査の中立性・公正性を担保するために審査中は非公表としますが、選定後には透明性を確保するために氏名等を公表しています。
 なお、平成19年度の各種委員等は、特色GPについては財団法人大学基準協会、現代GPについては文部科学省のWebサイトへ選定後に公表されますのでご参照ください。

(平成18年度特色GP委員等名簿についてはこちら)
  http://www.tokushoku-gp.jp/meibo/meibo_h18.html
(※特色ある大学教育支援プログラムホームページへリンク)
(平成18年度現代GP委員等名簿についてはこちら)
  https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1621348/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/07/06072402.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます
(※報道発表へリンク)



●[編集後記-編集部(特色GP・補助金執行担当)(大学改革推進室改革支援第一係)小川 義弘]●

 今年は関東地区を中心とした麻疹の大流行に伴って、休校となる大学等も相次いでいる状況ですが、皆様方におかれましても引き続き体調管理には十分ご留意ください。
 さて、今年度で最終となる特色GPの新規選定も、ヒアリングまで残り1ヶ月に迫ってきましたね。今年はどんな取組が最終的に選定されるのか楽しみです。ヒアリング段階まで残られた各大学等のご担当者様におかれては、最後まで諦めずに取組の魅力を思いっきりアピールしてください。
 そして、既に過年度選定されている大学等におかれても、あくまで主役は学生であること及び国民の税金が補助金として投入されていることを常に意識され、オンリーワンとして輝く取組を一層充実・発展されることを願っております。

GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。



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このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

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編集長: 文部科学省高等教育局大学改革推進室長 井上 卓己
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
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