大学改革GPナビ-Good Practice-(第35号)

平成18年11月



 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

 「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。

 ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。

 「大学改革GPナビ」の一般配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。
https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm
(※メールマガジンの配信についてへリンク)



INDEX
[大学教育改革プログラム合同フォーラムについて]
[19年度グローバルCOEプログラムのWebサイト開設について]
[18年度特色GP、現代GP選定事例紹介リンク集の開設について]
[レポート]
  (1) 中央教育審議会大学分科会の動向について(1)
(2) 18年度特色GPフォーラム(札幌会場)
[GPに関するQ&A]
[編集後記-副編集長(大学振興課課長補佐)三浦 和幸]



●[大学教育改革プログラム合同フォーラムについて]●

 「大学教育改革プログラム合同フォーラム」(今月12日(日曜日)・13日(月曜日)、パシフィコ横浜)は、「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援の充実」各プログラムによる合同のフォーラムとして開催されますが、特色GPや現代GPでは、従来からそれぞれフォーラムが行われているところです。その際寄せられた参加者の声をいくつか紹介します。

(グループディスカッションについて)
実際の細かい苦労がよくわかった。
具体的取組を学べて今後の検討を進める指針となった。
(ポスターセッション)
一番の収穫はこのセッションだった。
出展大学の担当者が熱心に説明してくれ、情報発信に対する認識がいずれの大学も高いことがよく分かった。
(全体を通して)
これまでGPにかかわることがなかったのでほとんど知らなかった。今回参加してGPの意味や意義などが理解できた。

 今回のフォーラムでも、来場された方に成果をあげていただけるよう準備を進めています。多くの方の来場をお待ちしております。

 ところで、前回のGPナビでお知らせしましたとおり、高等学校関係者対象の分科会の参加対象者については、高等学校等関係者だけでなく、大学・短大・高専関係者の参加も受け付けています。特に、高等学校訪問を担当されている教職員の方にとっては、高校での話のタネを見つけられるかもしれません。本フォーラムの目玉の一つといえる分科会ですので、是非御参加ください。

◆◇合同フォーラムに参加登録された方へ◆◇
 合同フォーラムの基調講演、パネルディスカッション、分科会へ参加される方は、はじめにパシフィコ横浜会議センター2階総合受付にて受付を行ってください。その際、「参加申込確認メール」(参加登録をされた際に返信されたメール)をご持参ください。

◆◇参加登録の締め切りについて◆◇
 合同フォーラムの基調講演、パネルディスカッション、分科会の参加登録につきまして、11月10日(金曜日)17時をもって、Webによる登録を締め切らせていただきますので、参加を希望される方はお早めに登録していただくようお願いします。
 なお、登録されていない分科会等につきましても、当日の空席状況により入場していただくことも可能ですので、希望される方は、フォーラム当日、パシフィコ横浜会議センター2階総合受付までお越しください。

(合同フォーラムの分科会等の参加登録はこちらから)
  http://www.bunkyokyokai.or.jp/event/index.htm
 (※財団法人文教協会ホームページへリンク)



●[19年度グローバルCOEプログラムのWebサイト開設について]●

 平成19年度グローバルCOEプログラムの実施に向けた検討状況等を発信するため、独立行政法人日本学術振興会にWebサイトを開設しました。
 本Webサイトには、去る10月25日(水曜日)に開催されたグローバルCOEプログラム委員会第1回会合の資料等を掲載しておりますので、各大学における検討・準備のためにご活用ください。

(グローバルCOEプログラムのWebサイトはこちら)
  http://www.jsps.go.jp/j-globalcoe/index.html
 (※独立行政法人日本学術振興会ホームページへリンク)



●[18年度特色GP、現代GP選定事例紹介リンク集の開設について]●

 18年度特色GP、現代GPに選定された取組のリンク集サイトを開設しました。今後順次各大学・短期大学・高等専門学校の取組Webサイトとの連動をはかっていきますので、自大学等の教育改革の参考に、進路選択の一助に活用していただければと考えています。
 選定された取組の関係者におかれては、事業の趣旨を踏まえ社会へタイムリーな情報発信をわかりやすいかたちで実施していただくようお願いします。

特色GP(「申請区分・細区分別選定状況」の各表の取組名称をクリックすると、各大学のWebサイトに移動します。)
  https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1621348/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/08/06073108.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます
  (※報道発表へリンク)

現代GP(選定取組一覧等のテーマ毎の「選定取組一覧」の大学等名をクリックすると、各大学等のWebサイトに移動します。)
  https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1621348/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/07/06072402.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます
 (※報道発表へリンク)



●[レポート]●

 高等教育に関する最新の話題などについてお届けします。

■□(1)■□

 中央教育審議会大学分科会の動向について(1)

 (高等教育局高等教育企画課高等教育政策室長 鈴木 敏之)

 中央教育審議会大学分科会は、昨年9月の答申(「新時代の大学院教育」)以来、幅広いテーマについてヒアリングや討議を行っていますが、秋以降、学士課程(学部)教育に焦点をあてて議論を進めています。
 去る10月21日の毎日新聞夕刊で「全大学教員に研修」と題する記事が掲載されましたが、これは、19日に開催された大学分科会制度部会の会議を受けて報道されたものです(会議資料は近日当省ウェブに掲載予定)。

 ファカルティ・ディベロップメント(FD)については、現在の大学設置基準で各大学における実施の努力義務が規定されていますが、大学院については、上記答申を受け、学部に先んじて義務化されています(平成19年度から施行。これについては、本年5月17日付け文部科学事務次官通知を参照下さい)。現在、審議会では、大学院設置基準と整合するよう大学設置基準で義務化をする適否、実施する場合の留意点などについて検討を開始したところです。

 なお、設置基準では、あくまでFDの実施義務を大学という組織全体に課しているのであって、個別の教員に研修の義務を課しているものではありません。
 FDの実施率は、文部科学省の調査では75パーセント(平成16年度)に達していますが、講演会の実施に止まり実効が上がっていない等の指摘もあります。各大学においては、大学院設置基準改正の趣旨を改めて確認され、FDの開始や従来のFDの内容・方法の改善充実に向けて、主体的に検討・準備を進めていただきたいと思います。
 今後も、大学改革GPナビなどを通じ、折々の審議会の動きを御紹介したいと思いますので、よろしくお願いします。

■□(2)■□

 18年度特色GPフォーラム(札幌会場)

 10月30日(月曜日)に、今年度最初の特色GPフォーラムが札幌において開催されました。(当日の様子
 今回、特に印象に残ったのは、活発に行われた質疑応答です。参加者から、それぞれの取組の教育評価や、審査部会委員に対する申請時の留意点、来年度以降の特色GPについてまで様々な質問があり、今回はじめてお伝えした情報もあったところです。前回のGPナビで大学基準協会から報告がありましたとおり、質疑応答時間の延長が活気のある意見交換の場の提供につながったように思います。
 11月12日(日曜日)、13日(月曜日)には、横浜で「大学教育改革プログラム合同フォーラム」が開催されます。特色GPに加え、他のプログラムも一同に集う、意見交換や情報収集可能なまたとない機会です。是非、お誘い合わせの上、ご来場ください!

(合同フォーラムの分科会等の受付はこちらから)
  http://www.bunkyokyokai.or.jp/event/index.htm
  (※財団法人文教協会ホームページへリンク)

(平成18年度特色GPフォーラム(大阪、福岡)の受付はこちらから)
  http://www.tokushoku-gp.jp/kouhyo/forum/index.html
  (※特色ある大学教育支援プログラムホームページへリンク)



●[GPに関するQ&A]●

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)
 現在、私達の大学ではある教育改善のプロジェクトについて日々教職員内で議論をしている最中です。その中で特色GPの事例に類似のものがあったはずだとの意見が出されました。Web上のリンク集を拝見したところ確かにその通りでした。
 今後の議論の際の資料として活用したいと思いますので、過去の事例集についてお譲りいただけませんでしょうか。

(A)
 過去の特色GP事例集は各大学・短期大学・高等専門学校に加え16年度以降は高等学校にも送付しているところです。基本的には送付しているものをご活用いただきたいと思いますが、若干ですが余裕のある年度のものがございます。有効活用していただく観点から以下までお問い合わせをいただければと思います。可能な範囲で対応させていただきます。

【問い合わせ先】
財団法人大学基準協会
電話: 03-5206-2676



●[編集後記-副編集長(大学振興課課長補佐)三浦 和幸]●

 いよいよ「合同フォーラム」の開催が来週に迫ってまいりました。有馬先生にお願いをする基調講演のほか、7つのプログラムが一堂に会する初めての「合同」フォーラムです。
 各大学等における様々な分野の優れた取組が、大学の今が、一度にわかる格好の機会ではないでしょうか。分科会においても、また、ポスターセッションにおいても、受身にならず、積極的に意見交換をしていただければきっとよいお土産を持って帰っていただけると思います。文部科学省ブースも開設しますので、質問、疑問、意見等どしどしお寄せください。関係者一同、楽しみにお待ちしております。

 大学の方々とお話をするときに、様々な伝聞情報(?)の真偽を確かめられることがあります。我々もびっくりするようなことが、まことしやかに伝聞していることもあるようです。ちょっとおかしいな、本当かな、と思うような話を小耳に挟みましたら遠慮なく私どもまでご確認ください(もちろん当室の所管に係る話のことですが・・・)。

 GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。



★このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

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大学改革GPナビ-Good Practice
編集長: 文部科学省高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
電話:03(5253)4111(代表)(内線:3319、3321)

大学教育の充実-Good Practice
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大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm


 

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