大学改革GPナビ-Good Practice-(第22号)

平成18年3月1日



 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

 「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。

 ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。

 平成18年1月から「大学改革GPナビ」の一般配信が可能となりました。配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。

https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm



INDEX
[現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」]
 
1 「現代GPフォーラムへの期待」
運営小委員会委員 古宮 正隆(三菱商事株式会社業務部顧問)
2 「18年度公募要領について」
運営小委員会委員 島田 アキ子(アキは火へんに華)
(文京学院大学・文京学院短期大学長)
[レポート]
(1)平成18年度からの大学の設置等の認可申請・届出に係る手続等の変更について
[GPに関するQ&A]
[編集後記~編集長:高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司]


[現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」]●

 平成18年3月4日(土曜日)に予定している現代GPフォーラムにむけて現代GP選定委員会委員の先生方に抱負や17年度の審査についての感想などをいただき連載でお届けしています。
 最終回となる今回は、選定委員会委員・運営小委員会委員の古宮先生、島田先生からコメントをいただきました。


■□1■□

「現代GPフォーラムへの期待」
 運営小委員会委員 古宮 正隆(三菱商事株式会社業務部顧問)


 民間企業出身というやや異色の委員として、一言申し上げます。
中国や近隣のアジア諸国に比して日本の若者のひ弱さを感じることが多く、適応力のある逞しい人材育成の必要性を日々痛感しております。そういう人材(学生)の能力は、猛烈な勢いで変化しつつある実社会の現場と接点を持ち、その相互のフィードバックを通じて、育成されていくものと思われます。
 その意味で現代GPは、学生が社会の変化を感じつつ適応し、最適解を模索して社会と共に成長する、ひいては大学等の高等教育機関自体もその感受性を共有し、変化する社会が発信する異質のものを取り入れ、適応し発展していく、そして優秀な他大学の特徴やノウハウを取り入れて、国際競争力を自らのものにしていく為の、格好の機会を提供するものと考えられます。
 現代GPフォーラムはこれらの諸問題を広く知ることのできる、またと無い良い機会と思われます。つきましては、大学等の高等教育関係者はもとより、学生、高等学校関係者、自治体・企業等幅広い方のご参加により、より活気あるものとなりますよう期待しております。


■□2■□

「18年度公募要領について」
 運営小委員会委員 島田 アキ子
(文京学院大学・文京学院短期大学長)(アキは火へんに華)


 2年の実施をふまえて公募要領の改善をはかりました。
 平成18年度公募要領の主な変更点は、申請件数の変更と要件違反の明確化です。申請件数については、前年度は2件までの申請が可能としていましたが、18年度は、大学間連携の促進や新規テーマ(環境教育とキャリア教育)への積極的な申請などに配慮し、3件まで申請できることとしました。また、審査の公正性を担保するため、あらかじめ申請要件違反となる項目を限定的に定め、違反した場合は審査の対象外とすることとしま
した。併せて、違反防止の観点からチェックシートによる確認と提出をお願いしています。各大学等におかれましては、公募要領で示された申請件数を最大限に活用していただくとともに、定められた書面のなかに教育改革の情熱を注ぎ込んでいただきたいと願っております。申請はかならずや大学の改革と前進につながりますので、一件でも多く各大学等がチャレンジしてくださることを願っております。
 また、18年度より、本プログラムの審査・評価等の方法の改善及び取組の実施状況の確認のため、財政支援期間の終了したいくつかの取組について状況調査を行う予定です。詳細については、今後選定委員会等で検討していくことになりますが、ご理解ご協力よろしくお願いします。

 現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」の過去の掲載分は、「大学改革GPナビ」バックナンバー掲載ページでご覧ください(第13号~第15号、第17号~第19号、第21号)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm

 現代GPフォーラムは、平成18年3月4日(土曜日)に東京ビッグサイトにて開催します。皆様のご来場を心からお待ちしています。


[レポート]

高等教育に関する最新の話題などについてお届けします。


■□(1)■□

 平成18年度からの大学の設置等の認可申請・届出に係る手続等の変更について


 平成18年度から大学の設置等の認可申請・届出の手続が変わります。
 主な内容は以下のとおりですが、文部科学省ホームページにおいて詳細をお知らせしていきます。特色ある大学を作るべく申請・届出を予定している場合には、下記URLをご覧いただきますようお願いします。
 ご質問は,大学設置室のメールボックスd-secchi@mext.go.jpへお寄せください。

(大学設置認可のページにおいて、随時最新の情報を提供していきます(3月3日早朝更新予定))
  https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9929101/www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ninka/main3_a3.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

1. 虚偽申請等があった場合、一定期間、設置が認められなくなります。
2. 基礎となる学部等の設置後2年を経過しなくても、大学院等を設置できるようになります。
3. 提出期限・提出書類等の変更
 ○  大学院大学の設置の申請期限が4月末に変わります。
 ○  9月末申請が廃止になります。
 ○  提出書類の様式が変わります。
 ○  設置届出の抜刷の提出部数が3部となります。
4. 届出(学校教育法第4条第2項)の手続の変更
 ○  原則として大学設置・学校法人審議会における事前相談を不要とします。(希望する場合は、事前相談が可能です。)
 ○  法令に適合した届出は、必要に応じ、留意事項を付した上インターネットにより公表し、設置後に履行状況の調査を行います。
 ○  届出後の学生募集は、届出日から60日以降の募集開始を推奨します。60日以内に行う場合には、「届出手続中」として「名称その他の計画の変更があり得る」旨を明示してください。

(11月答申提出に当たっての大学設置・学校法人審議会会長コメント等はこちら)

  https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/toushin/05112501.htm

(パブリックコメント及びその結果はこちら)
  https://www.mext.go.jp/b_menu/public/main_b13.htm


[GPに関するQ&A]

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)
 2月28日の説明会に都合により参加できませんでした。18年度特色GP・現代GPに申請を検討しているのですが、相談等に応じていただけるのでしょうか?

(A)
 文部科学省では電話等で随時特色GP・現代GP申請書の記入方法や公募要領等の内容についての質問、相談を受け付けていますので疑問点などがあれば随時ご連絡ください。

 18年度特色GP・現代GPに申請を検討している各大学・短期大学・高等専門学校を対象に事前相談会を3月15日(水曜日)に岡山、3月22日(水曜日)に仙台で開催する予定です。
 希望される場合、下記URLにある様式を記入の上3月8日(水曜日)までにdaikaika@mext.go.jp宛にメールで申し込みをお願いします。希望が多数の場合ご希望に添えない場合がありますので予めご了承ください。
 なお、今回実施する相談会は、申請者の希望に応じて行うものであり、申請するための条件ではありません。相談会等で申請前に「事前審査」等の内容のことを行うことは一切ありません。

(平成18年度特色GP・現代GP公募にかかる相談会申し込みはこちら)
  https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp/06022103.htm

[編集後記-編集長:高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司]

 特色GP・現代GPの平成18年度の公募が始まり、各大学等では申請に向けた学内検討の真っ最中ではないでしょうか。
 今週は、大阪と東京での公募説明会に加え、土曜日には現代GPフォーラムが開催される「GPウィーク」です。いずれも大変多くの方から参加のお申し込みをいただき、大学等関係者のGPへの熱気を感じています。
会場の関係で、東京の公募説明会やフォーラムでは、大変心苦しいのですが、申し込みが定員に達したためにお断りせざる得ない状態が生じたほどでした。
 この熱気が、各大学等内での改革に向けた熱い議論につながり、4月に優れた取組を数多く申請いただくことを期待しています。

 GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。


このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

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https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm


大学改革GPナビ-Good Practice
編集長: 文部科学省高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
03-5253-4111(内線:3319、3321)

大学教育の充実-Good Practice
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm

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