プロジェクト別取組概要及び最終評価結果(明治大学)

 

大学名

明治大学

設置形態(申請大学)

私立

プロジェクト名

サービス・イノベーションの真髄を把握し、活用する人材育成プロジェクト

学長の氏名

納谷 廣美

取組担当者

所属部局:グローバル・ビジネス研究科
役職:教授
氏名:近藤 隆雄

【事業概要】申請書より抜粋

 サービスは、その特徴などを一般的に検討することもできるが、消費者が接触する産業レベルでは、無形性の特質のため、実態は非常に個別的、多様なものである。そのため当プログラムは、人材育成の実効性を担保するため、一般的レベルと個別的レベルの2段階となっている。また、個別産業でのサービス開発や生産での暗黙知的知識を捕捉するために、収集・整理しながらプログラムを修正・発展する自己発展的なものである。

 サービス・イノベーションの真髄を把握し、活用する人材育成プロジェクト概要

【サービス・イノベーション人材育成推進委員会における所見】

(総合評価)
当初の計画以下の取組であるが、一部で所期の目的と同等又はそれ以上の成果も見られる

(コメント)
<優れた点>
・サービスを一般的レベルと個別的レベルの2段階として捉え、特に個別的レベルに含まれる変異性の統制方法に視点を当て分析を進めた点はユニークであり評価できる。しかし、調査・研究は途上にあり整理が必要である。
・既存の教育プログラムを生かして「一般的プログラム」がバランス良く整備されていることは評価できる。
・教育方法として、講義と演習の2科目を1セットとして運用しており、効果的な教育プログラムとして評価できる。

<改善を要する点>
・当初の計画にあった「サービス・ベストプラクティス・データベース」の構築ができておらず、調査データが素のデータとして蓄積されたままとなっているため、他の調査・分析と併せて活用する必要がある。
・産学連携の取組として、セミナー、サービス・イノベーション研究会が行われたが、地域、社会、企業との具体的レベルでの連携をより進める必要がある。
・サービス・イノベーション領域を絞り込むことにより、検討地域や取組が限定的で活力に乏しいものとなった面も否めない。進捗レビューを行うなど、プロジェクト全体の指導・調整を図ることが必要である。 

 

お問合せ先

高等教育局専門教育課

-- 登録:平成23年07月 --