プロジェクト別取組概要及び最終評価結果(西武文理大学)

 

大学名

西武文理大学

設置形態(申請大学)

私立

プロジェクト名

高付加価値を生む、シミュレーション・マインドを持ったミドル・マネージャー育成プログラムの構築-サービス・マネジメント100(3段階ケース・メソッド)の開発と運用-

学長の氏名

佐藤 英樹

取組担当者

所属部局:サービス経営学部
役職:教授
氏名:小玉 武生

【事業概要】申請書より抜粋

 ケース・メソッド教授法を活用し、ケース教材をパッケージ化した新たな教育プログラムを構築する。サービス現場のミドル・マネージャーに焦点を当て、重要な訓練主題を繰り返し学習することで事業の分析力・判断力・構想力-シミュレーション・マインド-を醸成する。サービス現場を「虫の目」的に、経営全体を「鳥の目」的に捉える能力を養成し、高いモチベーションを持った人材によるボトムアップ型のイノベーション創出を図る。

西武文理大学サービス・イノベーション人材育成プログラム概要

【サービス・イノベーション人材育成推進委員会における所見】

(総合評価)
当初の計画と同等の取組が行われ、所期の目的が達成された

(コメント)
<優れた点>
・「実務の現場でイノベーションを引き起こすミドル・マネージャーに要求される資質の基盤形成」のためのケース教材について、当初計画を超える120件作成され、授業で活用されるとともに、その利用方法に関する教員研修の取組が行われたことは評価できる。
・学生アンケート、企業アンケート及び企業ヒアリングを行い、幅広く利用者側のニーズを把握しようとする努力がなされたことは評価できる。
・イノベーションなど、基礎概念の定義付けを行いながらプロジェクトが進められたことは評価できる。
・ホテル、デパート、旅行会社などでのインターンシップを実施している。

<改善を要する点>
・作成したケース教材の公開について、現時点では公開できるものとそうでないものの分類を行っている状況であり、最終的には当初計画どおり100件のケースが公開される必要がある。
・ケース教材の質についてはばらつきがみられるので、内容について吟味し、ミドルマネージャーの育成との関わりをさらに充実させていくことが必要である。
・実際に就業経験がない学部の学生に、授業・教官の意図を理解させる工夫や、留学生をケース・メソッド授業に適切に組み込むための工夫を行っていくことが必要である。
・作成されたケース教材について、ミドル・マネージャー育成以外にも活用されるべきである。
・エクセルなどITの利用をケース・メソッドの授業に結び付けることが必要である。

 

お問合せ先

高等教育局専門教育課

-- 登録:平成23年07月 --