プロジェクト別取組概要及び最終評価結果（京都大学）

大学名

京都大学

設置形態（申請大学）

国立

プロジェクト名

「サービス価値創造マネジメント」教育プログラムの開発

学長の氏名

松本　紘

取組担当者

所属部局：経営管理大学院
役職：院長
氏名：小林　潔司

【事業概要】申請書より抜粋

　京都大学経営管理教育部において、「サービス価値創造マネジメント」教育プログラムを新設するため、サービス現場分析に基づくイノベーション創出のための人類学的方法論と、ＩＴ活用を含めたサービス価値向上のための統合フレームワークとを二つの柱としたカリキュラム開発・教育を行う。このような文理融合教育により、高度サービス社会を牽引する『サービス・クリエイティブクラス（創造的知識労働者）』人材の育成を図る。

【サービス・イノベーション人材育成推進委員会における所見】

（総合評価）
当初の計画と同等の取組が行われ、所期の目的が達成された

＜優れた点＞
・多くの企業関係者の講演を設定するとともに、商工会議所を通して比較的長期のインターンシップを実現したことにより、産学連携による実践型の人材育成に成果があった。
・積極的に国際ワークショップを開催し、海外との連携に成果があった。
・概算要求に基づく予算措置により、プロジェクト終了後は、サービス価値創造プログラムを設置し、継続的な発展をしつつあることは評価できる。

＜改善を要する点＞
・当初計画にみられる、プロジェクトの特長であった、文化人類学的方法や京都特有のサービスに関する事例研究について、より積極的な取組を行うべきである。
・サービス・イノベーションに関する17のケース教材を開発したとのことであったが、他の教材も含め、他大学との共用を行うにあたっては、現時点では出版物の原稿ができた段階であり、内容も固まっていないようであったので、早急に他大学でも共用可能な教材を開発していくことが必要である。