平成17年度大学推薦による国費外国人留学生(日本語・日本文化研修留学生)の募集について(通知)


16文科高第710号
平成17年1月12日

関係各国私立大学長 殿

文部科学省高等教育局長
石川 明

 このたび、文部科学省では、大学推薦による国費外国人留学生(日本語・日本文化研修留学生)を別添募集要項により募集することになりました。
 ついては、国費外国人留学生(日本語・日本文化研修留学生)としてふさわしい候補者を下記留意事項及び別添募集要項に基づき、別紙様式により推薦願います。
 なお、候補者がいない場合についても、その旨文書にて回答願います。

 平成17年度大学推薦による採用者の渡日は、10月のみとする。

 募集対象者の学歴は、「来日時点で外国(日本国以外)の大学の日本語・日本文化に関する教育を行う学部・学科に在学し、日本語・日本文化に関する分野を主専攻とする者で、帰国時点で大学に在学している者」としており、この条件を満たさない者については推薦を行わず、(独)日本学生支援機構が募集等を行っている「短期留学推進制度」等に応募するよう指導願いたい(日本語・日本文化研修留学生は、「短期留学推進制度」とは異なり、学部レベルでの日本語・日本文化の専門家養成であることを再度、確認願いたい)。

 他大学との重複申請、大使館推薦及び(独)日本学生支援機構が募集等を行っている「短期留学推進制度」との併願は認めないこととしているので、申請に当たっては、各大学において十分調整を図るとともに、候補者に対し、その旨周知徹底すること。
 重複申請、併願が判明した場合、大学の推薦方法について調査を行い、何らかの問題がある場合は当該大学の候補者すべての者の採用を見送る場合もあるので推薦に当たっては特に注意願いたい。

 応募できる者の資格及び条件は、募集要項の1に定めるとおりであるが、台湾からの留学生は、応募資格がないので注意すること。

  大学推薦対象者は、大学間交流協定に基づき、相手大学から公式に推薦を受けた者に限る。また、募集要項3(1)及び(3)に留意し、かつ候補者が特定国に偏ることのないよう配慮願いたい。推薦に当たっては、全学的な選考委員会等を設置し、客観的な選考基準により厳正に審査を行うこと(選考方法に問題がある場合、候補者すべての採用を見送る場合もあるので留意願いたい)。
  なお、推薦に当たっては、次の書類(A4版様式自由)を提出すること。
(1) 学内の募集・選考基準、選考体制及び選考過程
(2) 在学大学における主専攻である日本語・日本文化に関する分野の学業成績が優秀であることを示すもの(提出書類である成績証明書からの抜粋等)。
(3) その他参考となる書類
 大学推薦による国費外国人留学生の採用数については、より厳選(大学間交流協定校1校につき1名を目途)されるので、注意すること。

 大学推薦による採用者は、当該推薦大学で研修を受けることを条件とするものであり、渡日後他大学への進学・転学は認めないので、予め応募者にその旨周知願いたい。

 大学間交流協定により、諸外国の大学と学生(学部レベル)の相互交流を実施し、かつ当該相手校より授業料免除、奨学金等の支給を受けている場合は、その当該相手校の学生を優先して採用するので、その旨を推薦様式備考欄に注記すること。

 各大学の推薦による採用者数は、原則として各大学の大使館推薦の受け入れ数を超えない範囲内となるので、留意願いたい。

 大学推薦により採用された者の授業料等については、当該大学の負担とする。

10  提出期間
  平成17年4月4日(月曜日)〜平成17年4月13日(水曜日)(当日消印有効)
 なお、提出期間以外に提出(郵送・持ち込み)のあった申請書は、一切受理しない。

11  採用予定数については、100名程度を予定している。

12  平成16年度採用実績
推薦大学数 応募者数 採用者数 採用率
47大学 168名 121名 72.0%

13  その他、申請者の氏名(中国人留学生の漢字表記含む)、生年月日、国籍、住所については、査証申請、入国管理手続きの観点から、誤記がないよう注意願いたい。
 
照会先及び書類送付先
 〒100−8959
 東京都千代田区丸ノ内2−5−1
 文部科学省高等教育局学生支援課 国費留学生第一係(森、中島、細野)
  電話 03−5253−4111(内3026)
  FAX 03−6734−3394


(高等教育局学生支援課)

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