大学等名 | 大阪大学 | 整理番号 | 27111 | ||
---|---|---|---|---|---|
テーマ番号 | 1 | テーマ名 | 地域活性化への貢献 | ||
取組名称 | リノベーションまちづくりデザイナーの養成 | ||||
取組担当者名 | 新田 保次 | ||||
(取組の概要) | |||||
本取組では、大阪大学大学院学生と社会人を対象に、既成市街地の活性化をめざしたまちづくりに総合的に貢献でき、市民に信頼される人材(「リノベーションまちづくりデザイナー」という)の育成を目的に、本学教員に加え、地域社会の人的資源(自治体職員・コンサルタントなどの専門家ならびに市民団体の構成員、一般住民など)を活用した融合教育プログラムを実施する。主な教育目標は、1.まちづくりに必要な「かたち」「こころ」「しくみ」の3要素に関する理解とこれらの要素に関するデザイン技術の修得、2.具体的な既成市街地を対象にした、持続可能なまちづくりのためのデザイン技術の統合力、実践力の養成、3.地域社会における多様な人々の存在に対する理解とコミュニケーション力の向上、ならびにまちづくり活動に対する参加・参画意欲の向上である。 | |||||
(選定理由) | |||||
この取組は、多様な地域問題をかかえる大阪千里地域を背景にもつ大阪大学大学院工学研究科がこれまでの縦割型専門家教育の弊害を除去し、自治体・住民・専門家との協働によって真の「リノベーションまちづくりデザイナー」を養成しようというものです。市民に信頼される科学者・技術者を育成するには、「専門家―非専門家」、「文―理融合」のための「コミュニケーション・デザイン・センター」を設立して「社・学連携」を実践しなければならないという方針の下、まちづくりデザイナーにあっても「かたち」「こころ」「しくみ」を総合実践できる人物でなければならないとの考えで「リノベーションまちづくりデザイナー」の養成と、それによる地域貢献策を計画したものです。その具体的な方法論としてPBL (Project Based Learning)方式が提案されています。 複雑多岐に亘る都市地域問題を具体的に解決し、質の高いまちづくりを実践できる人材が十分に輩出されていない現状に鑑み、本取組がこれまでの反省の下で提案されたことは重要な点と考えます。 こうした意見を超えて、本格的に取組み、「リノベーション・まちづくりデザイナー」による都市再生が実現することを大いに期待するものです。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --