文部科学省では、令和2年度「地域における通学路の安全確保の方策等についての調査研究」において、各地域・各学校で行われている登下校時の児童生徒の安全確保に向けた取組について、好事例や地域における推進体制、課題等を調査しました。
登下校中の子供が被害に遭う交通事故や犯罪を減らすためには、地域全体で、登下校中の子供たちの見守り活動を行うことが効果的です。一方で、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、見守り活動の担い手不足が懸念されています。
一人一人が無理なく、できる範囲で子供たちや地域へ目を向け、小さな取組を積み重ねることによって、地域全体で子供たちの安全を守る環境が生まれるとともに、地域コミュニティの活性化も期待できることから、この度、見守り活動の手引きとしてお使いいただける参考資料「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」を作成しました。
このハンドブックは、これから登下校時の見守り活動を始めようとする方や、既に活動を行っていただいている方だけでなく、保護者やPTA、地域住民、学校、行政等、見守り活動に関わる全ての方々に参考としていただける内容となっておりますので、是非印刷・製本のうえ、各地域でご活用いただければ幸いです。(文部科学省から冊子の発送は行っておりません。)
※被害状況のデータ更新、文言の一部変更等を行いました。
ハンドブック13,14ページに掲載しているマップ「通学路に潜む危険とは?どのような場所や行動が危険か、考えてみましょう」のデータです。学校での「まちたんけん」や「安全マップづくり」の事前学習や防犯の学習等で御活用ください。
本調査研究において、概要と報告書の取りまとめの他、自治体にヒアリングを行い、通学路における児童生徒の安全確保に向けた取組事例集をまとめました。
安全教育推進室 交通安全・防犯教育係