日米民生用原子力研究開発ワーキンググループ(CNWG)第6回会合(概要)

 以下の通り、日米民生用原子力研究開発ワーキンググループ(CNWG)第6回会合が開催されましたのでお知らせします。

1.日時 

平成30年5月22日(火曜日)~24(木曜日)
本会議:24日(木曜日)
サブワーキンググループ・サイトビジット:22日(火曜日)、23日(水曜日)

2.場所

関西エアポートワシントンホテル

3. 出席者

(日本側) 文部科学省 増子 宏 大臣官房審議官(研究開発局担当)
                嶋崎 政一 核不拡散科学技術推進室長 他
       経済産業省 星野 岳穂 原子力事故災害対処審議官 他
       日本原子力研究開発機構(JAEA)
       電力中央研究所(CRIEPI) 他


(米国側) 米国エネルギー省(DOE) サル・ゴルブ 副次官補代理 他
       アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)
       アイダホ国立研究所(INL)
       アルゴンヌ国立研究所(ANL)
       サンディア国立研究所(SNL)
       オークリッジ国立研究所(ORNL)
       ローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)
       ロスアラモス国立研究所(LANL) 他

4.概要

 CNWGは、民生用原子力協力に関する日米二国間委員会の下のワーキンググループの1つであり、1) 新型炉、2) 核燃料サイクル・廃棄物管理、3) 軽水炉の分野における研究開発の協力を実施。
 5月24日に行われた第6回CNWG本会議では、日本側共同議長(増子文部科学省審議官、星野経済産業省審議官)及び米国側共同議長(サル・ゴルブ米国エネルギー省副次官補代理)から、日米双方の原子力政策や研究開発動向について紹介があった後、日米間の共同研究を通じて、研究施設の相互利用を促進する方策について議論がなされたほか、各分野における協力の進捗状況の報告が行われた。
 本会合により、日米二国間協力関係をより一層強化することについて合意した。


(1)各サブワーキンググループ(サブWG)からの報告

以下のサブWGの活動状況について、日本の各サブWG議長から報告があった。
1) 新型炉研究開発サブWG(高速炉・高温ガス炉)
2) 核燃料サイクル研究開発及び廃棄物管理サブWG(分離協力・先進燃料・廃棄物管理)
3) 軽水炉研究開発サブWG(LWR持続性・過酷事故コード評価・事故耐性燃料))

(2)日米共同研究を通じた施設供用の促進

原子力人材育成、基礎基盤研究を継続させるために、米国の原子力エネルギー大学プログラム(NEUP)の統合研究プロジェクト(IRP)を活用し、日米の施設を供用する形で日米共同研究を実施する枠組みおよび研究テーマについて協議した。

(3)次回会合の予定

次回会合を2019年4月~5月に米国で開催することで合意した。

5.施設見学

5月23日には、京都大学複合原子力科学研究所(KURNS: Kyoto University Institute for Integrated Radiation and Nuclear Science)の京都大学研究用原子炉(KUR: Kyoto University Research Reactor)、京都大学臨界集合体実験装置(KUCA: Kyoto University Critical Assembly)及び固定磁場強収束加速器(FFAG Accelerator: Fixed Field Alternating Gradient Accelerator)を視察した。


以上


お問合せ先

研究開発局研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

(研究開発局研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))