1.総論 (1)はじめに

 平成15年度の中間・事後評価については、総合科学技術会議の定める「国の研究開発評価に関する大綱的指針」、「科学技術振興調整費に関する活用の基本的考え方」、また、文部科学省が定めた「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」等を十分に踏まえた評価を実施するため、 平成 15年9月12日に開催された研究評価部会において、「科学技術振興調整費による実施課題等の中間及び事後評価の進め方について」(平成13年7月18日研究評価部会決定)を一部改正するほか「平成15年度科学技術振興調整費による実施課題等の中間及び事後評価の実施について」を決定した。
 具体的には、評価対象課題等の専門分野・領域等を勘案して、当該分野・領域の専門家及び有識者から構成される11のワーキンググループ(以下「WG」)を設置し、これらのWGにおいて「総合研究」、「開放的融合研究」、「生活・社会基盤研究」、「知的基盤整備」、「目標達成型脳科学研究」、「ゲノムフロンティア開拓研究」、「流動促進研究」、「中核的研究拠点(COE)育成」、「産学官共同研究の効果的な推進」、「戦略的研究拠点育成」、「若手任期付研究員支援」、「先導的研究等の推進(緊急研究)」、「新興分野人材養成」の13プログラムにより実施した課題等のうち、中間評価51課題、事後評価50課題の計101課題について、詳細かつ厳正な調査・検討を実施した。
 本年度は、評価結果報告書(案)の作成や、評価に際する留意点の説明などについて、プログラムオフィサー(科学技術調査委員)の協力を得て評価を実施したほか、必要に応じて担当プログラムオフィサーによる現地調査や外部専門家によるメールレビューの実施等を行った。



-- 登録:平成21年以前 --