平成15年度科学技術振興調整費 中間・事後評価の評価結果について

平成15年12月26日
文部科学省

科学技術・学術政策局
科学技術振興調整費室

　科学技術振興調整費により実施した課題の中間・事後評価については、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」（平成13年11月28日内閣総理大臣決定）及び「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」（平成14年6月20日文部科学大臣決定）を踏まえ、文部科学省科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会研究評価部会にて実施した。

　平成15年度科学技術振興調整費の中間・事後評価については、研究評価部会において決定した評価項目に沿って、プログラム又は専門分野毎に設置したワーキンググループにおいて、平成13年度に新設した「戦略的研究拠点育成」、「新興分野人材養成」等のプログラムや、平成12年度以前に創設した「総合研究」、「生活・社会基盤研究」「流動促進研究」等のプログラムにより実施した課題のうち、中間評価50課題、事後評価51課題の計101課題について評価を実施した。

　このたび、「科学技術振興調整費の活用に関する基本方針」（平成13年3月23日総合科学技術会議決定）に基づき、平成15年度に実施した中間・事後評価結果について、文部科学省から総合科学技術会議に報告し、確認が得られたため、評価結果を公表するものである。

　今後、実施課題等の評価結果については、次年度の資源配分等に反映させていくこととする。

本件に関する問合せ先：
文部科学省科学技術・学術政策局
調査調整課科学技術振興調整費室
内田、嶋崎、橋本 （03‐5253‐4017）（12月中）
（03‐6734‐4017）（1月より）

平成15年度科学技術振興調整費　中間・事後評価報告書

 

平成15年12月

文部科学省　科学技術・学術政策局
調査調整課　科学技術振興調整費室

1. 研究評価結果
   1. 総論
   2. 各論
   3. 参考
2. 付録（課題の概要、成果の概要）

目次

1．総論

• （1）はじめに
• （2）平成15年度中間・事後評価の実施経緯
• （3）評価結果概要
• （4）評価結果一覧

2．各論

（1）総合研究

（事後評価対象課題）

• 1）X線位相情報による画像形成とその医療応用に関する研究（PDF：16KB）
• 2）協奏反応場の増幅制御を利用した新材料創製に関する研究（PDF：17KB）
• 3）高精度の地球変動予測のための並列ソフトウェア開発に関する研究（PDF：17KB）
• 4）構造材料の環境脆化における水素の機能に関する研究（PDF：21KB）
• 5）高速ネットワーク環境下における高度医療アプリケーションの研究開発（PDF：19KB）
• 6）植物の環境応答と形態形成の相互調節ネットワークの解明に関する研究（PDF：16KB）
• 7）生体膜脂質の新しい機能の解析技術と制御技術の開発に関する研究（PDF：17KB）
• 8）炭素循環に関するグローバルマッピングとその高度化に関する国際共同研究（PDF：18KB）
• 9）人間系の特性を考慮した大規模・複雑システムのモデル化、解析、制御、設計に関する総合研究（PDF：16KB）

（2）開放的融合研究

（事後評価対象課題）

• 1）個体発生のゲノム機能と分子機構の解明（PDF：17KB）
• 2）「リボゾーム工学」の構築と生物の潜在能力開発（PDF：17KB）

（3）生活・社会基盤研究

（事後評価対象課題）

【生活者対ニーズ対応研究】

• 1）スギ花粉症克服に向けた総合研究（PDF：20KB）

　【地域先導研究】

• 2）カビの酵素高生産能を利用した環境調和型工業プロセス技術の基盤研究（愛知県）（PDF：19KB）
• 3）積雪寒冷地における自然エネルギー利用技術の開発研究（青森県）（PDF：17KB）
• 4）伝統医学活用による生活習慣病克服と健康増進（富山県）（PDF：14KB）
• 5）微生物由来細胞認識・破壊タンパク質の作用機構解明と応用に関する研究（福岡県）（PDF：13KB）

（4）目標達成型脳科学研究

（事後評価対象課題）

• 1）機能的神経回路構築の分子基盤の研究（PDF：17KB）
• 2）脳血管障害による「神経細胞死」の予防と治療についての研究（PDF：19KB）
• 3）文脈主導型・認識・判断・行動機能実現のための動的記憶システムの研究（PDF：17KB）

（5）ゲノムフロンティア開拓研究

（事後評価対象課題）

• 1）ゲノム比較と系統的相互作用解析に基づく遺伝子・分子ネットワークの解明（PDF：17KB）
• 2）ヒト完全長cDNAクローンの単離とそのバンク化及びそれらを用いた多型マーカー開発及び発言情報解析のための方法の確立（PDF：16KB）
• 3）マウス遺伝子多型情報に基づいた遺伝子機能解析システムの開発（PDF：17KB）

（6）知的基盤整備

（事後評価対象課題）

• 1）組換えウィルス・コアバンクの創設とその高度利用のための基盤技術に関する研究（PDF：17KB）
• 2）量子標準体系の高度化に関する研究（PDF：17KB）

（7）流動促進研究

（事後評価対象課題）

• 1）暗号通信手順の安全性自動検証に関する研究（PDF：12KB）
• 2）運動・知覚神経と筋との双方向再接続技術に関する研究（PDF：13KB）
• 3）カーボンナノチューブの超微粒子触媒による合成制御と電子デバイスへの応用（PDF：14KB）
• 4）環境調和型無機・有機ポリマーハイブリッドの開発に関する研究（PDF：13KB）
• 5）気相拡散浸透法を中心としたV‐Ni系水素透過膜の製造技術確立に関する研究（PDF：14KB）
• 6）順応条件が急変する時の視覚機能に関する研究（PDF：13KB）
• 7）生体組織形成を模倣したミセルの自己組織化による規則配列制御ナノスケールセラミックスの創成（PDF：14KB）
• 8）生体中の放射性核種濃度とその分布に関する研究（PDF：14KB）
• 9）多ホウ化物の物性の解明と新規な挿入化合物の創製の研究（PDF：15KB）
• 10）低温での組み換え蛋白質発現システムの研究開発（PDF：12KB）
• 11）低分子生理活性物質の分子機構の解明（PDF：12KB）
• 12）西アフリカの気象変動予測の高度化による穀物生産のリスク軽減技術の開発（PDF：14KB）
• 13）励起中性粒子線による表面脱離計測技術に関する研究（PDF：12KB）
• 14）閉鎖性水域の水質改善を目的としたマイクロバブル生成機構の研究（PDF：12KB）
• 15）マイクロ分析システムの統合化技術に関する研究（PDF：13KB）
• 16）冷害に伴ういもち病発生予測技術の高度化に関する研究（PDF：12KB）

（8）中核的研究拠点（COE）育成

（事後評価対象課題）

• 1）厚生労働省国立循環器病センター（生体内情報伝達機構および制御機構の解明）（PDF：16KB）
• 2）独立行政法人産業技術総合研究所（生命工学（生体情報分野））（PDF：16KB）
• 3）独立行政法人物質・材料研究機構（超常環境を利用した先端材料研究）（PDF：16KB）

＜平成13年度以降に実施したプログラム＞

（9）産学官共同研究の効果的な推進

（事後評価対象課題）

• 1）生ゴミからの高光学純度乳酸の高速製造法（PDF：16KB）

（10）戦略的研究拠点育成

（事後評価対象課題）

• 1）人間と社会に向かう先端科学技術オープンラボ（東京大学先端科学技術研究センター）（PDF：17KB）
• 2）フロンティア研究拠点構想（大阪大学大学院工学科）（PDF：19KB）

（11）若手任期付研究員支援

（中間評価対象課題）

• 1）NMR法によるTransthyretinのアミロイド形成機構の解明（PDF：14KB）
• 2）隠蔽種群における生物多様性の変動機構（PDF：14KB）
• 3）階層構造からなる生体硬組織代替材料の研究（PDF：13KB）
• 4）海洋炭素固定技術に伴う温暖化物質動態解明（PDF：13KB）
• 5）環境複合微生物の迅速検出による環境質評価（PDF：13KB）
• 6）逆行性神経情報伝達機構の分子生物学的研究（PDF：13KB）
• 7）教師なし学習による対話エージェントの構築（PDF：14KB）
• 8）金属化合物クラスターにおける触媒機能開発（PDF：13KB）
• 9）金属上ナノ薄膜のスピンエレクトロニクス（PDF：13KB）
• 10）組み換え植物を用いた動物型糖脂質の生産（PDF：14KB）
• 11）組込みアーキテクチャ協調型実時間OS（PDF：13KB）
• 12）ゲノムワイドDNAアレイによる癌診断技術（PDF：13KB）
• 13）高速ネットワークのためのスピン光機能素子に関する研究（PDF：13KB）
• 14）酵母による糖タンパク質医薬の生産系の開発（PDF：13KB）
• 15）小型分散型電源用MHDエンジンの開発（PDF：14KB）
• 16）混相流の多重スケール高精度解析（PDF：13KB）
• 17）細胞の品質管理機構による新規人工蛋白質のスクリーニング（PDF：13KB）
• 18）三重結合を鍵とする多元素分子科学の創成（PDF：14KB）
• 19）小脳における運動学習の計算機構の解明に関する研究（PDF：13KB）
• 20）新規遺伝子発現制御系・光スイッチの開発（PDF：15KB）
• 21）水素貯蔵用高次修飾ナノカーボン触媒の開発（PDF：14KB）
• 22）ストレスシグナルのプロテオーム解析（PDF：14KB）
• 23）遷移金属含有メソ空間の構築と有害物質除去（PDF：13KB）
• 24）造血幹細胞系のリセット機構解析（PDF：13KB）
• 25）超臨界二酸化炭素の地下水・地下物質に対する動的溶解特性に着目したCo2地中隔離技術開発（PDF：15KB）
• 26）低次元電荷・高ダイナミクスのナノ空間制御（PDF：13KB）
• 27）転写因子による環境応答制御の定量的解析（PDF：13KB）
• 28）糖鎖分子ナノアーキテクチャーの研究（PDF：13KB）
• 29）塗布光分解法によるエピタキシャル透明導電膜の低温成長とその機構解明（PDF：15KB）
• 30）ナノ構造体での超高速電子移動の解明と制御（PDF：14KB）
• 31）ナノ微粒子による新規磁気記録法の開発（PDF：13KB）
• 32）二酸化炭素を原料とする高分子合成反応（PDF：14KB）
• 33）被害量算定による総合的影響評価手法の開発に関する研究（PDF：13KB）
• 34）東アジア都市のための環境評価ツールの開発（PDF：13KB）
• 35）人の技能を実現する遠隔操作システムの開発（PDF：13KB）
• 36）ヒト‐微生物共生系の遺伝子解析及び利用（PDF：15KB）
• 37）表面科学を活用する新規触媒設計手法の構築（PDF：13KB）
• 38）複相組織制御による耐酸化コーティング開発（PDF：15KB）
• 39）フレキシブル光‐電子デバイスプロセス技術（PDF：15KB）
• 40）分子分解能を有する液中原子間力顕微鏡開発（PDF：13KB）
• 41）ミトコンドリアと核のクロストーク（PDF：13KB）
• 42）モジュール型ロボットの分散的移動制御手法（PDF：14KB）

（事後評価対象課題）

• 43）1個の生体超分子の局所的な構造変化の検出（PDF：13KB）
• 44）金属クラスター触媒の組織化によるナノ分子触媒開発（PDF：13KB）
• 45）軽量耐熱Ti2AlNb合金の疲労破壊機構（PDF：13KB）
• 46）高耀度近接場光プローブの開発と全反射光制御方法（PDF：13KB）
• 47）染色体導入マウスによる血圧制御領域の同定（PDF：14KB）

（12）先導的研究等の推進（緊急研究）

（事後評価対象課題）

• 1）科学技術の産業化と新産業構造モデル構築による経済活性化方策に関する緊急調査研究（PDF：16KB）

（13）新興分野人材養成

（中間評価対象課題）

• 1）産総研生命情報科学人材養成コース（PDF：19KB）
• 2）システム生物学者育成プログラム（PDF：18KB）
• 3）生物情報科学学部教育特別ユニット（PDF：21KB）
• 4）奈良先端大蛋白質機能予測学人材養成ユニット（PDF：18KB）
• 5）セキュリティ技術者養成センター （PDF：15KB）
• 6）セキュア・ネットワーク構築のための人材育成 （PDF：12KB）
• 7）戦略ソフトウェア創造人材養成（PDF：14KB）

3．参考

• （1）科学技術振興調整費による実施課題等の中間及び事後評価の進め方について（平成13年7月18日研究評価部会決定・平成15年9月12日改正）
• （2）平成15年度科学技術振興調整費による実施課題等の中間及び事後評価の実施について（平成15年9月12日研究評価部会決定）
• （3）評価の実施体制
• （4）研究評価部会・ワーキンググループの委員一覧