科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
研究評価部会
1.ワーキンググループの設置
平成13年度は、中間及び事後評価の対象課題等の分野、課題数等を勘案し、研究評価部会のもとに以下の10WG(研究評価関連9WG,研究マネージメント評価関連1WG)を設置する。
1つのWGが対象とする課題等の数は5~10程度を目安とする。
1-1 研究評価(サイエンスメリット)を主な目的とするWG
平成12年度までに開始した「総合研究」、「生活・社会基盤研究」、「目標達成型脳科学研究」、「ゲノムフロンティア開拓研究」、「知的基盤整備」、「流動促進研究」、「国際共同研究(多国間型及び二国間型(複数年度実施する課題))」及び「緊急研究」の各プログラムにおける課題研究を対象とし、サイエンスメリットの観点からピアレビューを中心に実施する。ただし、各プログラム固有の趣旨、目的等(生活・社会的観点、知的基盤の整備の観点、緊急性の観点等)についても十分に踏まえた評価を行う。
評価を実施するWG | 評価対象課題等 |
(1)材料・物質研究評価WG | 14課題(総合研究4、流動促進10) |
(2)遺伝子・ゲノム研究評価 WG |
7課題(総合研究1、ゲノム研究4、流動促進 2) |
(3)細胞・生体システム研究評 価WG |
6課題(総合研究3、知的基盤整備1、流動促 進2) |
(4)脳研究評価WG | 4課題(脳科学研究3、流動促進1) |
(5)健康・医療研究評価WG | 7課題(生活・社会基盤研究5、流動促進2) |
(6)生物生産システム研究評価 WG |
4課題(生活・社会基盤研究3、流動促進1) |
(7)基礎・基盤研究評価WG |
9課題(総合研究4、知的基盤整備1、流動促 進4) |
(8)地球・環境研究評価WG | 4課題(総合研究2、流動促進2) |
(9)地震・防災研究評価WG |
5課題(総合研究3、国際共同研究総合推進 (多国間型)1、緊急研究 1) |
従来の「開放的融合研究」及び「中核的研究拠点(COE)育成」による課題を主に対象とする。これらの制度については、それぞれの実施機関において、外部の専門家から構成される評価委員会が設置され、サイエンスメリットを中心にする評価が十分に行われていることを踏まえ、主として研究マネージメント等の研究運営面からの評価を主な目的とする。
評価を実施するWG | 評価対象課題等 |
(10)開放的融合研究及びCOE育 成等評価WG |
6課題(開放的融合研究3、中核的研究拠点育 成(COE)2、流動促進1 |
2.ワーキンググループが評価の対象としないプログラム
科学技術振興調整費によるプログラムのうち、以下のものについては、従来どおり、単年度であること、予算規模が小さいこと等により、実施者による自己評価結果を含む報告書の研究評価部会への提出のみを求め、ワーキンググループによる評価の対象とはしない。
また、以下のプログラムについては、実態の把握に係る調査に関するものであることから、実施者からの報告書の提出をもって評価に代えるものとする。
従来の中間及び事後評価の体制について
従来、科学技術振興調整費による実施課題の中間評価(3年目など予め設定された時期に実施)及び事後評価(課題終了の翌年度に実施)は、科学技術会議政策委員会の下に設置された研究評価小委員会を中心に、プログラム毎に異なる委員会で行われてきた。
それぞれの委員会は、政策委員会に対し評価結果の報告を行っていた。
(*:これらの委員会は課題の選定も実施していた。) |
なお、調整費によるプログラムのうち、以下のものは、単年度であること、予算規模が大きくないこと等により、実施者に対して報告書(重点基礎研究、国際共同研究総合推進(多国間型を除く)については自己評価結果を記載)の提出のみを求め、委員会における中間及び事後評価は行っていない。
-- 登録:平成21年以前 --