「若者自立・挑戦プラン」における文部科学省の取組について-平成17年度予算の概要-

平成17年度予算額(平成16年度予算)
105億円(81億円)

 若者自立・挑戦プランの強化 9.1億円(1.3億円)

 
1 学校段階からのキャリア教育の更なる広がり・強化
 
キャリア教育実践プロジェクト 5.0億円(新規)
   各都道府県等において、中学校を中心とした職場体験・インターンシップの5日間以上の実施など、地域の教育力を最大限活用し、キャリア教育の更なる推進を図るための調査研究を新たに実施する。

2 専門高校等における将来の専門的職業人の育成
 
目指せスペシャリスト(「スーパー専門高校」) 2.2億円(1.3億円)
   先端技術や伝統技能の習得など、特色ある取組を行う専門高校等への支援を行い、地域産業界等との連携の強化により、将来の地域社会の担い手となる専門的職業人を育成する。

3 誰でもいつでも能力向上を行う機会の提供(草の根eラーニング・システムの整備)
 
eラーニングによる人材育成支援モデル事業 1.9億円(新規)
   フリーター等の若年人材が、いつでも、どこでも、誰でも手軽に学び直しや、職業能力の向上ができるeラーニングを活用した学習支援システムの構築を目指し、各省が連携・協力し、実証的なモデル事業を行う。


 若者自立・挑戦プランの着実な推進 96億円(80億円)

 
キャリア教育、職業体験の推進
 
新キャリア教育プラン推進事業 1.3億円(1.4億円)
   キャリア教育を推進するため、小・中・高校で一貫したキャリア教育を行うための指導内容・方法等について地域ぐるみで実践研究を行う推進地域の指定を行うとともに、キャリア教育推進フォーラムや国レベルでのインターンシップ連絡協議会を開催するほか、再度必要な知識を習得するための「学びなおし」の機会を提供する事業を実施。

専修学校を活用した職業意識の啓発推進 0.5億円(新規)
   若年者の職業意識の高揚を図るため、職業体験講座や講演会などを各地で開催し、技術・技能に磨きをかけるとともに学習意欲と職業意識の高揚を図る。

 
実践的な能力を身につけるための教育訓練の拡大等
 
「日本版デュアルシステム」(実務・教育連結型人材育成システム)の推進 2.5億円(2.4億円)
 
専門高校等における取組〕 1.2億円(1.1億円)
   企業実習と教育を組み合わせた人材育成システムである「日本版デュアルシステム」について、その効果的な導入手法などを探るためのモデル事業を専門高校等において実施する。

専修学校における取組〕 1.3億円(1.3億円)
   学びながら働く人のための就業を組み込んだカリキュラムの編成等についての先導的なモデルの開発、導入を行う。

専修学校を活用した若者の自立・挑戦支援事業(短期教育プログラムの開発・導入) 3.8億円(3.8億円)
   正規雇用を目指しながらそれが得られないフリーター等の能力向上のため、産業界との連携・協力による専修学校を活用した短期教育プログラムの開発等、職を獲得する上で必要となる知識・技術に関する教育を提供する。

 
社会を牽引できるような高度な専門能力等を持つ人材育成の推進
 
キャリア高度化プランの推進 84億円(69億円)
   大学などの高等教育機関において、社会経済の複雑化・高度化に対応し、社会を牽引できるような高度な専門能力等を持つ人材を養成するため、「社会人キャリアアップ推進プラン」、「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」、「特色ある大学教育支援プログラム」等の施策を推進する。

専修学校教育重点支援プラン 4.5億円(新規)
   社会的要請の高い課題に対応する教育内容や方法等についての重点的な研究開発を「研究指定校」として指定した専修学校に委託し、その成果を全国に普及する。

※前年度限りの経費:2.9億円

(四捨五入のため、合計が一致しない場合がある。)


(生涯学習政策局政策課)


-- 登録:平成21年以前 --