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107.アジア太平洋地域教育協力信託基金拠出金事業(新規)

平成21年度要求額:100百万円
(平成20年度予算額:−百万円)

●事業の概要等

1.事業概要

 事業内容については、ユネスコ・バンコク事務所と調整の上、実施する事業を決定。現在考えられる主な事業内容は下記の通り。

  • (1)教育の優先課題に対する国連機関等関係機関とのパートナーシップの強化
  • (2)教育システムにおける計画、運営能力開発のための国際的枠組みの構築
  • (3)政策対話、調査研究等の推進

2.指標と目標

【指標】

  • ユネスコ・バンコク事務所がアジア・太平洋地域の課題に対する戦略を策定し、戦略に沿った事業を実施する。当該戦略の達成度の割合
  • EFAダカール目標に対するアジア・太平洋地域の達成度合い
    • EFAダカール目標
      • (1)最も恵まれない子供達に特に配慮を行った総合的な就学前保育・教育の拡大及び改善を図ること。
      • (2)女子や困難な環境下にある子供達,少数民族出身の子供達に対し特別な配慮を払いつつ,2015年までに全ての子供達が,無償で質の高い義務教育へのアクセスを持ち,修学を完了できるようにすること。
      • (3)全ての青年及び成人の学習ニーズが,適切な学習プログラム及び生活技能プログラムへの公平なアクセスを通じて満たされるようにすること。
      • (4)2015年までに成人(特に女性の)識字率の50パーセント改善を達成すること。また,全ての成人が基礎教育及び継続教育に対する公正なアクセスを達成すること。
      • (5)2005年までに初等及び中等教育における男女格差を解消すること。2015年までに教育における男女の平等を達成すること。この過程において,女子の質の良い基礎教育への充分かつ平等なアクセス及び修学の達成について特段の配慮を払うこと。
      • (6)特に読み書き能力,計算能力,及び基本となる生活技能の面で,確認ができかつ測定可能な成果の達成が可能となるよう,教育の全ての局面における質の改善並びに卓越性を確保すること。

【目標】

  • アジア・太平洋地域の教育が充実されること(数値は戦略上で策定)
  • EFAダカール目標をアジア・太平洋地域で達成すること

【効果の把握手法】

  • ユネスコ・バンコク事務所で年1回開催されるレビューミーティングによる報告
  • EFAの目標達成状況を示す、EFAモニタリングレポートによる把握

●事業の事前評価結果

1.必要性の観点

 EFAの目標達成を始め、様々な教育課題の克服は、ユネスコのみならず、多くの国際機関が達成に努めているところ、我が国が目標達成に貢献することは、教育分野における国際貢献につながり、上位目標である「国際協力の推進」に寄与するものである。

2.有効性の観点

 EFAの国際的な取組が、2015年(平成27年)までの目標達成を目指しており、ユネスコをコーディネーターとして国際機関によるEFA達成の取組が実施されていることから、平成27年度までに達成ができる見込みである。

3.効率性の観点

アウトプット

 毎年、ユネスコ・バンコク事務所が実施するプログラムを支援(年間10件程度)。ユネスコの実施する事業を参考に様々なプロジェクトが実施される予定。

事業スキームの効率性

 本事業の予算規模(99百万円)に対して、アウトプットとして、1教育の優先課題に対する国連機関等関係機関とのパートナーシップの強化、2教育システムにおける計画、運営能力開発のための国際的枠組みの構築、3政策対話、調査研究等の推進が行われることを通し、アジア・太平洋地域の教育の充実とEFAの目標達成に寄与することを見込むと、本事業のインプットとアウトプットの関係は効果的と判断する。
 EFA等国際的な教育事業を実施しているユネスコに対し、信託基金を拠出すること、アジア・太平洋地域の教育情勢を熟知しているユネスコ・バンコク事務所を支援することは他の国際機関等と比べても効率性は高い。

代替手段との比較

 本事業は、国の事業として行うが、他省庁の事業として実施することとした場合は、教育分野に対する知見が十分でないこと、ユネスコとの連絡調整が効率的に行えないことから、十分な効果が期待できない。また、民間、NPO等による支援は教育の対象分野に偏りがあったり、その資金が十分でないなど、包括的に支援することが期待できない。

-- 登録:平成21年以前 --