本プロジェクトは、生成AIなどの新しい技術の発展に伴いますます重要になっている情報モラルについて、
児童生徒が探究の視点をもって学習する機会を広げることを目的として実施しました。
その中で児童生徒は偽・誤情報の問題を自分ごととして捉え、問題への対処について理解を深めるとともに、
情報社会を生きる全ての人に向けて、情報モラルを身に付けることを啓発するメッセージをまとめました。
作品動画を視聴し、情報モラルの重要性について考えてみましょう。
また、学校関係者におかれては、情報モラルの指導の充実に取り組んでみましょう。
小学校部門 | 146作品 |
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中学校部門 | 41作品 |
高等学校部門 | 255作品 |
中学校部門
青山学院大学 教授
益川 弘如
誰でも情報発信ができるようになった今、日常生活で偽・誤情報にふれる機会も多くなっています。そのような中、騙されないために、どのようにすればよいか、小学校、中学校、高等学校のみなさんから創意工夫されたたくさんの動画が届きました。今回受賞した動画では、必要な情報を集めて整理し、伝えたい相手にどうすれば伝わるだろうか、相手の学びを意識した素晴らしい動画がそろっています。これら動画をきっかけとして、情報モラルの輪が広がることを願っています。
静岡大学 准教授
塩田 真吾
今回のプロジェクトには、たくさんの応募がありました。受賞した動画は素晴らしいものばかりですが、残念ながら受賞を逃した作品の中にも、偽・誤情報の問題を自ら探究した意欲的な作品が多くありました。情報モラル教育というと、どうしても「大人から学ぶ」という学びが多いのですが、今回のように、自分たちで問題を分析し、伝えたい相手を意識して発信するという探究的な学びが増えてくることを願っております。