写真や動画を撮る時にどのような点に気を付ければよいかを考える
カテゴリー | 端末の利用ルールを決める/授業で端末を使う/家庭に周知する |
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校種・学年 | ・小学校低学年・小学校中学年・小学校高学年・特別支援学級 |
活動概要 |
教科等:特別活動(学級活動)(内容:(2)のイ よりよい人間関係の形成) 【事前指導】 タブレット端末のカメラ機能を用いて、自分や友達、教師や校内を撮影し、写真を撮ることが楽しいと感じる。 【当日の指導】
【事後の指導】 校外学習の際に撮影した写真を保護者と見ながら、学習したことが実践できているか振り返る。 |
経緯・効果 等 |
【経緯】 「情報モラル教育の充実」をテーマとした主題研究を通して、情報モラルに係る指導は発達の段階に応じて系統的に指導を行っていく必要があるという課題が明確になった。そのことを受けて、児童・保護者対象の情報モラルに係る実態調査を実施し、その分析結果等を基に、学級活動の年間指導計画に情報モラルに係る指導を位置付けた。今回、報告する事例はその1つである。 【効果】 今回の活動の後、児童は学習内容を自分事として捉え、他の教科等で写真や動画を撮る活動を行う際に、写る物や人に配慮しようとする様子が見えるようになってきた。 |
準備するもの |
(教師が用意した)上手く撮れていない写真 GIGAワークブックみやざき 小学校下学年版 |
自分が取った写真と見比べながら、よい写真を撮るには「ブレ」「明るさ」「距離」に気を付けることを理解する。
友達に勝手に写真を撮られた場面の対応を考えることで、撮影には許可が必要であることを理解する。
学習した内容が実践できているか、校外学習で撮影した写真を用いて保護者と振り返る。
有識者からのコメント
本事例のポイントは、「写真を上手に撮るにはどうしたら良いか」を切り口としながら、「勝手に写真を撮られた場面の対応」と「保護者を巻き込んだ学習」に取り組んでいる点です。情報活用能力として、上手に写真を撮るスキルと写真のリスクに対応するスキルは両輪として身につけてほしい内容です。気をつけることを学ぶだけでなく、トラブルが起きてしまった場合の対応を考え、その学びを家庭で共有することは情報モラルを実際の行動につなげるために重要なポイントです。 静岡大学 准教授
塩田 真吾
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