ネットいじめに賢く対処する方法について考える
カテゴリー | 学級活動「ネットいじめ」 |
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校種・学年 | 中学生以上 |
活動概要 |
学習過程 1 インターネットを通じてトラブルに遭ったことがあるかアンケートをとる。【①リスクへの自覚】 2 本時のめあてを確認する。 3 4つの伝え方について、ほめられていると感じる場合について考え、グループでお互いの感じ方を比べる。 4 グループチャットのやりとりを見て、この後どのようなトラブルが起きる可能性があるかを考え、グループで考えを 5 グループチャットに「○○はバカ」という書き込みがあった時、どのように対処するかを考える。 6 ネット上で悪意のあるメッセージを受け取ったり、ネットいじめに巻き込まれたりしたら、どのように対処したらよ 7 本時の振り返りを行う。 |
経緯・効果 等 |
(1)題材の目標 〇ネットいじめの状況を認識し、冷静に対処するためのスキルを身に付けることができる。 〇ネットいじめにつながりかねない状況について考え、賢く対処するために判断することができる。 〇デジタルメディアを安全に責任をもって扱おうとする。 (2)本時の評価規準 ネットの特性によって、文字だけで伝えると誤解が生じやすく、トラブルにつながってしまう場合があることを捉え、日常の中で、ネットいじめによりよく対処しようとしている。 |
準備するもの |
ノートPC 調査用紙 |
文字だけで伝えると、自分が伝えたかった内容や意図が誤解されてしまうことを実感する。
嫌なことの感覚は人によってズレがあり、誤解が生じやすくトラブルに繋がってしまう場合があることを捉える。
グループや全体で意見を共有し、様々な対処の方法を知り、より適切に行動するためのスキルを高める。
有識者からのコメント
ネットいじめについては、「自分はそんなことなんてしないだろう」となりやすく、自分事として捉えにくいという問題があります。そこで本実践では、きちんと自分事して捉えるような導入を行っている点が重要なポイントです。また、中学校という発達段階を考えると、自分が「ネットいじめをしない」というだけでなく、「そうした状況をどう止めるか」という視点も重要になります。本実践では、そうしたリスクへの対応についても考えられていることも参考になるポイントです。 静岡大学 准教授
塩田 真吾
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