上智大学

主に学内に焦点を当てたSDGs普及活動

持続可能な開発目標(SDGs)学生フォトコンテスト

 国連広報センターと上智大学の共催で2016年から実施している。日本だけでなく、海外の大学生・短大生・大学院生・専門学校生も対象に、写真一枚で17の目標を表現し発信することにより、「自分の身近なところから持続可能な開発目標を考えること」をテーマとしている。国連デーの10月24日に表彰式を行い、大賞(外務大臣賞)、優秀賞など、計15名の学生を表彰した。入賞作品については、写真パネルに加工し本学にて写真展を行った。また、本学が写真パネルを保管し、展示を希望する団体に無償で貸与することにより、多くの方々に鑑賞していただき、SDGsを考える一助として活用している。なお、2016年の第1回受賞作品については、2017年7月からの約1か月の間において、国連本部のビジターズロビーでも展示された。
 2018年の第3回は、高校生も参加可能とし、かつ、日本国内のSDGsの諸課題に目を向ける意味から日本国内で撮影した写真のみを対象とすることで、多くの若者により身近な場所でSDGsを考えてもらう機会とした。応募者約370人のうち約6割が高校生であり、若い世代にもSDGsが浸透していることが示された。審査の結果、高校生4人を含む14人が表彰された。

SDGsポスターパネル展示「パートナーシップでつくる私たちの世界」

 一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC)が作成した冊子『パートナーシップでつくる私たちの世界』をベースに、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所(UNU‐IAS)と地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)及び上智大学の3者でポスターパネルを制作し学内展示を行った。ポスターパネルは、SDGs採択の経緯や、17の目標それぞれについての解説、日本における状況など、合計24枚で構成されている。制作したパネルについては、地球規模で持続可能な社会を目指そうというSDGsの理解を深めることが、これからを担う若い世代にこそ必要との考えから、同パネルを高校等に無償で貸し出している。2017年度には5つの高校で展示会を行い、2018年度は全国8か所の高校で展示会を行った。

期待される成果

 フォトコンテストに応募しようとする学生・生徒においては、SDGsの17の目標に対する理解も深めた上で写真撮影を行っている。
 また、ポスターパネルについては、全国の高校にも広く貸し出しを行っていることから、上智大学生だけでなく多くの高校生に対してもSDGsの認知向上と理解促進に役立っている。展示内容はSDGsを自分事として考えてもらえるように、日本における事例、数字を多く取り上げている。

フォトコンテスト

フォトコンテスト

ポスターパネル展示

ポスターパネル展示

お問合せ先

文部科学省国際統括官付