第46回日本ユネスコ国内委員会科学小委員会人間と生物圏(MAB)計画分科会 議事録

1.日時

令和3年3月25日(木曜日)16時00分~18時00分

2.場所

オンライン会合(Webex)

3.出席者

(委員)
礒田博子(主査)、大野希一(国内委員)、立川康人(国内委員)、伊藤元巳、佐藤哲、
田中信行、松田裕之、宮内泰介、吉田謙太郎、渡辺綱男【敬称略】
(文部科学省(日本ユネスコ国内委員会事務局))
田口国際統括官、亀岡文部科学戦略官、石田国際戦略企画官、植村国際統括官補佐、その
他関係官

4.議事

【礒田主査】  本日は、御多忙のところお集まりいただき、ありがとうございます。定刻になりましたので、事務局は定足数の確認をお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】  承知いたしました。立川委員が少し遅れて参加されると連絡いただいていますので、本日は、出席の委員が10名で、委員の過半数ですので、定足数を満たしています。
 なお、本日は、報道関係者の取材を受け付けておりまして、共同通信社の方が取材をされますので、あらかじめお知らせいたします。
 また、農林水産省、林野庁、水産庁、環境省などの関係省庁及び日本ユネスコエコパークネットワーク事務局や、日本自然保護協会、国内のユネスコエコパーク事務局の関係機関からも傍聴いただいております。
 以上です。
【礒田主査】  それでは、ただいまから、第46回人間と生物圏(MAB)計画分科会を開催いたします。
 昨年12月1日に日本ユネスコ国内委員会専門小委員会の組織改編がありまして、今までの自然科学小委員会と人文・社会科学小委員会とが一体化して、新たに科学小委員会となりました。今回のMAB計画分科会は、科学小委員会の下で対面により開催される初めての分科会となります。どうぞよろしくお願いいたします。
 なお、本日の議事のうち、議題3に関しましては、事前にお伝えしておりますとおり、非公開とさせていただきます。非公開の部分を除いて、御発言は議事録としてそのままホームページ等で公開されますので、御承知おきください。
 続きまして、前回審議形式で開催された第44回MAB計画分科会以降、委員及び事務局に交代がございましたので、事務局から御紹介をお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】  配付資料の参考1を御覧ください。
 令和元年12月より、渡辺綱男委員が新たに着任されておりますので御報告いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
【渡辺委員】  よろしくお願いします。
【植村国際統括官補佐】  また、続きまして事務局の異動を御報告いたします。
 昨年8月1日より、国際統括官、日本ユネスコ国内委員会事務総長として、田口康が着任しております。
【田口国際統括官】  田口でございます。よろしくお願いします。
【植村国際統括官補佐】  また、昨年4月1日に、文部科学戦略官、日本ユネスコ国内委員会副事務総長として、亀岡雄が着任しています。
【亀岡文部科学戦略官】  よろしくお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】  7月28日付けで、国際戦略企画官、日本ユネスコ国内委員会事務局次長として、石田善顕が着任しております。
【石田国際戦略企画官】  石田でございます。よろしくお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】  次に、昨年4月1日付けで、国際統括官補佐として堀尾多香が、また、国際統括官付ユネスコ第三係長として岡本彩が着任しています。
【岡本ユネスコ第三係長】  よろしくお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】  最後に、昨年度より在籍しておりますが、今年度より国際統括官補佐の私、植村正樹が、MAB計画分科会の担当となっております。どうぞよろしくお願いします。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 それでは、開会に際して、田口統括官から一言お願いします。
【田口国際統括官】  皆さん、こんにちは。先ほど紹介いただきましたけれども、昨年の8月から、文部科学省国際統括官、日本ユネスコ国内委員会事務総長をやっております田口でございます。どうぞよろしくお願いします。
 本日は、MAB計画分科会の委員の皆様においては、御多忙の中、本会議に参加いただきありがとうございます。
 令和2年度も年度末を既に迎えてございますが、本年度は本当に新型コロナウイルスの影響で、本日のMAB計画分科会も含めて、国内外の多くの会議がオンライン開催となっています。世界的に感染が収まらない状況の中、当面は、対面形式の活動は大きな制約を受けることになりますが、感染防止対策という観点のみならず、仕事を効率に進めていくという観点からも、仕事のやり方について工夫改善をしながら、必要な取組を停滞させることなく進めていくことが重要だと考えているところでございます。
 例えば、ユネスコ関係の会議ですが、必ず事務局のほうから最初に定足数の確認があるのですが、これは、かつては遠くにお住まいの委員も多くいらっしゃって、なかなか出席、御都合があるところをうまく合わせられなかったということもありまして、そういうことをやらせていただいてございますが、実を言いますと、私が着任してからは、出席率が皆さん極めて高くて、そういった良い面もあると思いますので、そこをうまく生かしていくように進めていければいいと考えてございますので、会議の運営等について皆様から御要望がありましたら、随時、事務局のほうにお申しつけをいただきたいと思います。
 本年はコロナ禍ですが、様々な意味で、節目の年になっています。世界的に言えば、やはり2030年のSDGsの達成に向けた10年間の最初の1年間でございます。
 さらには、我が国にとっては、先般、東日本大震災からの10年を迎えましたが、復興まだ半ばでございますが、それからオリパラの東京大会、さらに我々のユネスコの関係者にとっては、この7月2日で我が国のユネスコ加盟70周年を迎えます。さらには、持続可能な開発のための国連海洋科学の10年が始まるであるとか、あるいは「ESD for 2030」も、オリンピックと同様、昨年キックオフをする予定でしたが、図らずも今年キックオフということになりました。
 そして何よりも、皆さんのMAB計画、これが50周年を迎えるわけでございます。国内委員会としては、やはり本年を契機として、我が国のユネスコ活動をどうやって一層発展させていくかということを考えていかなければいけないというふうに考えてございます。
 本日は、最近のMAB関係の国内外での活動報告とともに、ユネスコに提出すべく準備を進めている綾ユネスコエコパークの定期報告の進捗について共有させていただき、御意見を頂きたいと思ってございます。
 ユネスコへの定期報告については、今回の綾を皮切りに、今後、国内のほかのユネスコエコパークが順次行っていく必要がありますが、このため、ユネスコエコパークネットワーク内での情報共有や、学び合いを一層活発にしていただきたいと思ってございます。
 また、ユネスコ加盟70周年とMAB計画50周年を、やはり少し世の中にももっと見えるような格好にして、ユネスコエコパークの活動が、国内外のより多くの人に浸透していくように活動を展開していくことが重要ではないかと思ってございますので、そのために事務局としても最大限努力をしてまいりますので、引き続き、委員、さらには御出席の関係省庁の皆様におかれても、御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の御挨拶とさせていただきます。ちょっと長くなりましたが、御清聴ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 次に、事務局から配付資料の確認をお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】
 本日の配付資料として、議題1に関しては、資料1-1から1-3及び附属資料1から4を用意しております。
 また、議題2に関しては、資料2を用意しております。
 なお、議題3は非公開議題ですので、別途、席上配付資料という形で用意させていただいております。
 その他参考資料として、参考資料1から6までを用意しておりまして、参考資料5に関しては前回の議事録でございまして、各委員の方に事前に確認いただいているものです。
 何か不足等ございましたら、随時事務局へお申しつけください。
 以上です。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 それでは、議題1「前回会議以降の活動報告等について」に入ります。
 本議題では、昨今の国内外におけるMAB計画関係の主な動きに関する報告と、2021年の動きについて情報共有することといたします。その後、本日は、金沢大学のアイーダ・ママードヴァ准教授より、金沢大学とカザフスタンMAB計画国内委員会で共催されているトレーニングコースや、MABユースの取組などについて御紹介いただくこととしております。
 それでは、まずは、昨今の国内外の主な動きの報告と、2021年の動きについて、事務局から報告をお願いします。
【植村国際統括官補佐】  通し番号1ページからの資料1-1を御覧ください。令和2年度のMAB計画に関するユネスコの動きと、MAB計画分科会の主な活動報告です。
 今年度は、コロナの影響により、MAB計画に関する会議を含め、ユネスコの国際会議は、ほぼ全てがオンラインで行われました。
 まず、東アジア生物圏保存地域ネットワーク(EABRN)会合については、昨年10月にステアリング・コミッティ臨時会合がオンラインで開催され、今年のEABRN活動について意見交換が行われました。
 また、東南アジア生物圏保存地域ネットワーク(SeaBRnet)会合については、昨年7月にユネスコジャカルタ事務所主催で、MAB計画ウェビナーが開催され、ユネスコエコパークにおける新型コロナウイルス感染への対応につき意見交換が行われました。
 続いて、通し番号2ページですが、昨年10月下旬に第32回MAB計画国際調整理事会がオンラインで開催されました。新規ユネスコエコパークの登録や定期的レビュー地域についても審議がなされ、ユネスコエコパークの合計数は129か国、714サイトとなりました。
 続いて、今年、2021年が、MAB計画が開始して50周年を迎えることから、政府や地方自治体のみならず、ユネスコエコパークのコミュニティに関わる研究者、ユース、住民、学校など、幅広い層を巻き込み、この50周年を盛り上げることとしています。
 通し番号51ページからの附属資料1というのがございますが、これはユネスコが50周年にどのように取り組むかにつき情報セッションを開きまして、そこで説明したプレゼン資料を掲載しています。
 ユネスコでは、50周年の特別ウェブサイトを構築して発信力の強化を図っており、この中には、日本の公益財団法人イオン環境財団の御協力で作成・公開されました日本ユネスコエコパークネットワーク(JBRN)による日本のユネスコエコパークのプロモーション動画の英語版も掲載されています。
 このほかユネスコでは、イラストやエンブレムを作成しており、各ユネスコエコパークのイベント等で、これらの活用を推奨しています。
 また、エンブレムの日本語版デザインに関し、先日、この分科会の委員や関係省庁並びに国内各ユネスコエコパーク関係者に、日本語名称の意見を募りました結果、通し番号の3ページに記載がありますが、「祝福しようすべての生命を」ということに決定しましたので、この場でお知らせします。
 続いて、文部科学省では、令和2年度からユネスコ未来共創プラットフォーム事業を実施しています。通し番号80ページの附属資料2がございますが、そこにプラットフォーム事業の概要を掲載しています。
 この中で、事業内容の④でございますが、ユネスコエコパーク拠点の運営とあり、この部分を公益財団法人日本自然保護協会に委託し、今年度は、国内ユネスコエコパークの実務者向けに、計5回のBRセミナーの開催等を行いました。
 また前に戻りますが、通し番号4ページに、その内容を記載しています。
 続いて、JBRNの活動についてです。
 今年1月にオンラインで運営ワーキンググループが開催されました。公益財団法人イオン環境財団の支援の下、日本の各ユネスコエコパークが紹介された動画が、昨年12月にYouTube上で公開され、さらに英語版やロシア語版も作成されていますので、資料に記載のリンク先にて御参照ください。
 続いて、通し番号6ページの資料1-2になりますが、これは2021年のユネスコ科学分野の動きについてです。
 MAB計画関係の主な会議予定としまして、コロナ禍の状況を見ながらになりますが、6月に第16回EABRN会合及び第33回MAB計画国際調整理事会が、そしてまた、7月に第13回SeaBRnet会合が予定されています。
 最後に、残りの附属資料についての説明ですが、通し番号81ページの附属資料3になりますが、これは文部科学省のユネスコへの科学事業信託基金拠出金に関する令和3年度の予算案の概要です。
 この中でネットワーク形成としまして、SeaBRnet会合の開催経費が、この拠出金により充当されています。
 また、通し番号82ページの附属資料4は、これも同じく日本政府の信託基金事業として、ユネスコジャカルタ事務所が作成したアジア太平洋地域のユネスコエコパークでエコラベルを活用するための優良事例の紹介です。エコラベルとは、機能的に、または競合的に、同類の商品に比べて環境への負荷が少ないものに与えられる認証と定義されており、2016から2025年のリマ行動計画では、エコラベル認証制度をユネスコエコパーク内のグリーン、持続可能、社会経済的なイニシアティブを発信するためのアウトプットと説明しています。その他、詳しくは記載内容を御参照ください。
 事務局からの報告は以上になります。よろしくお願いします。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 ただいまの事務局からの説明について、何か追加の御報告やコメント、質問はございますか。
【植村国際統括官補佐】  渡辺綱男委員、お願いします。
【渡辺委員】  ありがとうございます。一つだけ情報提供です。
 資料の中で紹介されている、日本ユネスコエコパークネットワークの活動ですけれども、今、白山が担当自治体になっていて、去年、全国大会を予定していたのが、新型コロナウイルスの影響で今年に延期になっています。白山ユネスコエコパーク協議会に、私が関わっている国連大学の石川金沢ユニットが参画しており、現在、全国大会記念シンポジウムそのプログラムを白山市と一緒に検討しています。
 白山市には、ユネスコエコパークもありますけれども、ジオパークもあって重なっているということで、そういういろいろな国際認証地域間のシナジーというか、ユネスコエコパーク、ジオパーク、世界遺産、世界農業遺産といった異なる国際認証間でお互いの経験を学び会えるような、そんなプログラムにできないかということで、今、検討しています。プログラムが確定されたら、皆さんにもぜひ共有していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上です。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 ほかはございますか。
【植村国際統括官補佐】  礒田主査、特にありません。よろしくお願いします。
【礒田主査】  続きまして、金沢大学のアイーダ・ママードヴァ准教授より、カザフスタンMAB国内委員会と連携し実施されているトレーニングコース及びMABユースに関する取組について御紹介いただきます。
 アイーダ先生は、2017年にイタリアで開催されたMABユースフォーラムにも参加されていて、2019年にはMAB若手研究者奨励賞を受賞されています。また、先ほど、事務局からの報告で紹介されました昨年完成した日本のユネスコエコパークのプロモーション動画のロシア語版作成にも御尽力いただいたと伺っております。
 それでは、アイーダ先生、よろしくお願いいたします。
【アイーダ氏】  どうもありがとうございます。先ほど御紹介いただきました金沢大学のアイーダと申します。いつも日本ユネスコ国内委員会科学小委員会MAB計画分科会にはお世話になっており、この場を借りて厚く御礼申し上げます。御協力ありがとうございます。
 さて、今から私の発表に移りたいと思いますけれども、皆さん御存知のとおり、今年はMAB計画の50周年記念になりますけれども、ユースネットワークが非常に強調されていまして、ユースをどう育てていけばいいかといった、私たち金沢大学の取組を、本日、紹介したいと思います。
 今日の話の内容は、まず背景を紹介して、その後、金沢大学とユネスコエコパークとジオパークの教育に関してお話しします。
 その次に、ロシア世界展開力強化事業の紹介をします。
 また、カザフスタンMAB国内委員会とオンラインで行った研修コースも紹介したいと思います。
 最後に、日本のユースネットワークの構成に関して御提案させてもらいたいと思います。
 私の研究内容ですけれども、SDGsとか環境教育、特にユネスコエコパークとジオパークにおける環境教育、人材育成に関して研究をしていまして、いろいろ論文や本等を出しております。
 先ほど御紹介の中でありました2017年にイタリアのユースMABフォーラムに参加し、その後、2019年にMAB若手研究者奨励賞も受賞したことがありました。そのおかげで今のプロジェクトを続けられているので、その連携性を皆さんに説明させてもらいたいと思います。
 まずは、金沢大学で開校したユネスコエコパークとジオパーク教育に関してお話しします。日本では、この二つのプロジェクトを教育の中に取り入れており、このような教育は日本の大学で優れた教育とされています。
 本教育の1番目の目的は、日本人学生と留学生がジョイントクラスで、ユネスコエコパークとジオパークを通して、地域課題、文化、持続可能な発展を学ぶことです。
 2番目は、地域の自治体と地域の市民と連携して協力を行うこと。先生たちは、我々ではなく、地域の市民が先生になって学生たちにいろいろなことを教えることです。
 3番目は、世界のユース、ユネスコエコパークとジオパークの地域と連携して教育活動を行うことです。今まで2015年にこのプログラムを開催したのですけれども、350名ぐらいの留学生がこの授業を受けて、外国人の中で非常に人気のプログラムになっています。
 どのような授業を行っているかというと、例えば左のほうで地図が見られるのですけれども、茶色は白山ユネスコエコパーク、黄色い線になっているのは白山手取ジオパークになっています。それぞれのフィールドとか、もう一つ、地図に見えていないけれども、世界遺産もあります。五箇山のほうです。その三つのプログラムを合わせて、例えば白峰とか五箇山の地域に学生たちを合宿させ、インターンシップをさせて、SDGsについても学び、いろいろな経験をさせています。
 2017年に金沢大学はロシア世界展開力強化事業に採択されて、ロシアの大学と自治体と、ユネスコエコパークとジオパークを通して教育活動を行っていました。この活動が二つに分かれて、受入れと派遣プログラムができました。まずは受入れのほうを説明します。
 受入れの場合は、2018年から2019年に40名の学生を受け入れて、ロシアの6大学から学生が実際に金沢に来て、3週間ここでユネスコエコパークに関してトレーニングコースを修了しました。
 プログラムの内容は、例えば白峰で4日間あるいは5日間泊まって、地域の方たち、例えば老人ホームや障害者の幼稚園、また、保育園、あるいは旅館等、いろいろなところで働きながら学びます。お金はもらわないのですけれども、ボランティアで働いて学ぶというようなプログラムです。
 もう一つは、お祭りに参加したり、左の下の写真、例えば、白山市の市長さんと会ったりとか、そういう地域市民と行政の方たちと交流することを目的にしています。
 五箇山の場合は、これも2泊3日ですけれども、農業を手伝ったり、あと、イノシシの電気柵をつけたりとか、例えば、地域の方が非常に困っていた、水のタンクがあって、その水が50年掃除されていなくて泥に変わったのですね。それを掃除する等、地域に貢献しています。
 同じく、学生を派遣しているコースもあります。派遣の場合は、今まで2018年に50名、ロシア人の学生をロシアの4つの地方とユネスコエコパークに派遣しました。
 2019年の場合は、50名の日本人学生を、ロシアの3つの都市、大都会のユネスコエコパークに連れていきました。
 学生の行く前と行った後の自己評価はすごく変動しているということが分かっておりまして、これをグラフで示しました。
 白峰、白山ユネスコエコパークは私たちの大学のプログラムが続くための拠点となっているので、白峰の一つの空き家を借りて、金沢大学のSDGsジオ・エコパーク研究センターに変えました。もう一つ、金沢大学白山白峰セミナーハウスとしても今利用しています。
 この制度として、今年、2019年にオンラインでいろいろな活動を行いました。
 特にそのコロナの中で何をしたかというと、まず、第1部は、ユネスコエコパークとジオパークでオンライン教材を作成して学生に提供しました。
 第2部は、バーチャルな白山登山とか、白峰滞在とか、SNSで幅広く発信し、日露の学生の間で交流を行いました。
 第3部は、プラットフォームを作り、学生同士で自由に交流できるようなプラットフォームを構成しました。
 何を使ったかというと、金沢大学のホームページや、あるいはYouTubeを使ったり、このようなプラットフォームを作って学生同士で自然に関するビデオを作ったりと、お互いに交流をさせました。
 最後に、ユネスコエコパークとジオパーク、世界遺産に関してシンポジウムを行いました。これは大学、地域とコンソーシアム、三つの分野でシンポジウムを行ったのですけれども、ここに学生が発表できる場面もつくりました。
 このようなオンラインコースが進んだので、じゃあ、ロシアに限らずに、ほかのCIS国にこのプログラムを拡大し、もっとオンライン研修コースができるのではないですかといった案があり、それで日本とカザフスタンのオンライン研修コースを作成しました。
 12月でしたけれども、12月でカザフスタンMAB国内委員会の方たちとオンラインで会いまして、オンラインコース、トレーニングコースを作りましょうとなり、2月2日から12日までのオンラインコースを作りました。
 左側が金沢大学の中で案内したプログラムです。右側がカザフスタン側が自分の国の中で案内したプログラムです。内容は全く同じです。
 内容ですけれども、まず、5日間でオンライン教材を出し、二つの教材は日本側の教材を提供して、二つの教材はカザフスタン側がつくる。教材の作成には金沢大学だけではなくて、ほかの大学、例えば筑波大学の飯田先生の教材等も提供し、最後にその教材の全てを受けた学生にテストを行いました。その後オンライン会議も行いました。
 オンライン会議の場合は、日本側とカザフスタン側にも発表者がいまして、横浜国立大学の松田先生にもここで御発表していただきました。ありがとうございました。
 これはカザフスタン側のユースネットワークの構築ですけれども、向こうは、ネットワークの中でとても活発にユースネットワークがあるということがよく分かりました。
 オンライン会議の中で、日本人学生の意見をここでまとめていたのですけれども、下から2番目に、「Youth engagement must be easily provided.」という項目がありまして、日本人学生はあまりネットワークに入っていないということがよく分かります。
 参加者は全員で70名以上でしたけれども、テストを受けて80%を答えた学生たちは、日本側は15名、カザフスタン側は10名で、それぞれの学生が参加修了証を手にしました。
 ここで、今度の提案に関して御提案ですけれども、第1番目は、日本の大学の中でMABネットワークの構成。第2番目に、日本MABユースネットワークの構成をつくること。3番目は、日本と中央アジアMABコンソーシアム。4番目は、このような研修コースを続けて、ほかの国にも拡大する。この3と4番目は、また次の発表で説明させてもらいたいと思います。
 この発表で、私がつくったネットワークの案ですけれども、まず、日本側の大学のネットワークは、若者のネットワークも足りないので、例えば金沢大学がハブになって、それぞれのいろいろな大学、筑波大学、横浜国立大学、東京大学、もっとたくさんの大学の間でユースネットワークをつくること。こちらに協力団体や日本ユネスコ国内委員会科学小委員会MAB計画分科会、あとJBRNにも関わってもらって、今まで白山ユネスコエコパークだけでしたけれども、次回から、例えば、ほかのユネスコエコパークの教材を提供したりとか、ほかの大学の授業を提供したりということを検討しています。
 中央アジアの場合は、カザフスタンMABがハブになってくださって、カザフスタン以外のウズベキスタンとキルギスの国と連携して、それぞれでユネスコエコパークと連携して授業を提供することを検討しています。
 これが最後のスライドになりますが、日本と中央アジアの国のカザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタンのユース世代のネットワークを、私、J-CABRYNと言うのですけれども、あと、中央アジアのユネスコMAB、J-CAMABという新しいコンソーシアムを構成する。
 これを3つの段階で分けていくのですけれども、まずは4月から6月の間で、日本の大学の中でネットワークをつくることを検討しております。次は、そのネットワークとカザフス側、あと中央アジア側でネットワークをつくる。その二つのネットワークが出来上がった後、オンラインコースを提供します。7月、8月、9月に、カザフスタン、キルギスと、ウズベキスタンでそれぞれのトレーニングコースを提供します。
 次の2番目は、そのトレーニングコースを受けた学生たちは、ユースネットワークのメンバーになります。日本と中央アジアのユースネットワークのメンバー。彼らにフォーラムを2回開催して提供します。そのフォーラムの中で、ベストアワードもできて、一番いいプロジェクトをつくった学生たちがベストアワードで、例えば、EABRNとか、SeaBRNetで会議に発表するような場を提供する。そのようなユースも構築します。
 ちなみに、私もカザフスタン側と既に連絡を取っていて、カザフスタン側がこのようなネットワークをつくるのも大賛成しておりまして、ウズベキスタン、キルギス、またタジキスタンも入れたいと言われたので、日本側の構成のネットワークに、是非MAB計画分科会委員たちのお力を貸していただきたいと思いますので、例えば今度からこのようなトレーニングコースをするときも、修了証のところに、カザフスタン側はカザフスタンのMAB計画国内委員会のロゴを使っているのですけれども、私たちの場合は、今は金沢大学のロゴだけを使っています。もっといろいろな大学のロゴとか、いろいろなMAB計画のロゴも使わせていただければと思いますので、皆様のお力を頂きたいと思います。
 これが私の最後のスライドになります。御清聴ありがとうございます。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 では、今の御発表を受けて、何かコメントや質問はございますでしょうか。
【植村国際統括官補佐】  松田委員、お願いします。
【松田委員】  ママードヴァさん、どうもありがとうございます。とてもすばらしいコースを進めていただいていると思います。
 多分、日本の大学がほかにも幾つかお手伝いできるところがあるのではないかと思います。吉田先生もいらっしゃるのかな、九州大学も今、祖母・傾・大崩ユネスコエコパークと連携するような話が出ておりますし、いろいろできると思いますので、是非国内でも、横浜国立大学も含めまして、積極的に関わっていきたいと思います。
 以上です。
【アイーダ氏】  先生、ありがとうございます。今、色々な大学で構成を考えていますが、まず、4つの大学で考えており、その後、大学をたくさん増やしていければと思いますので、よろしくお願いします。
【植村国際統括官補佐】  佐藤委員、お願いします。
【佐藤委員】  アイーダさん、すばらしい発表をどうもありがとうございます。佐藤です。
 多分もう既にいろいろ考えていらっしゃると思うのですけれども、大学の、言ってみれば一つのコース、あるいはいろいろなカリキュラムの中で、こういった形で若者の交流が始まった後で、多分一番難しいポイントは、そのコースが終わった後、あるいは卒業した後で、若者たちが交流していくようなプラットフォームをどうやって作れるかということなのじゃないかなと思います。というか、ネットワークは、つくるのは簡単だけれども、維持するのは難しいですよね。持続可能性が一番難しいと思うので、その辺で、これはもうアイーダさんが一番先進的なことをやっていると思うので、アイーダさんのアイデアを聞かせください。
【アイーダ氏】  佐藤先生、お久しぶりです。ありがとうございます。
 確かに先生がおっしゃったとおりに、学生が本当に魅力を感じていないので、だから、プログラムに参加しても、修了証をもらっても、じゃあ、その修了証をどうすればいいですかとかと言われるのです。
 ここで出た案が、このようなトレーニングコースを、一つではなくて、例えば五つにした場合、五つの修了証をもらった学生が、MABユースアンバサダーとかになって、そのようなタイトルをつけるのです。そのようなタイトルをつけたら、例えばの案ですけれども、文部科学省日本ユネスコ国内委員会科学小委員会MAB計画分科会のユースメンバーになるとか、そこで何か国に貢献できるようなアドバイザーとか、そういうような案があります。
 学生たちは、特に文部科学省へはすごくアプローチがしにくいとよく言われているので、このアプローチをもうちょっと簡単にして、カジュアル化して、学生たちの声をもっと文部科学省の方たちへもよく聞こえるようにしてもらいたいという案が結構あったので、そうしたら、アンバサダーという名前をつけて、貢献すればどうでしょうかという案です。
 だから、このような研修コースは、来年も、もう2回行い、例えば、今受けた学生が1回目、今年は2回目を受けて、2回過ぎたらアンバサダーを名のれますというような提案です。
【佐藤委員】  大変魅力的な提案だと思いますし、これ、例えば日本ユネスコ国内委員会科学小委員会MAB計画分科会のユースメンバーなどというのが本当にできたら、すばらしく面白いのではないかと思いますし、それから、さらには、さすがにこの分科会が難しいとかというときに、松田先生が中心になってやっていらっしゃるようなMAB計画支援委員会の中にそういうセクションをつくるとかといった、いろいろな進め方があって、このコースを受講して動機づけが高まった学生たちが、その後いろいろと動けるようなプラットフォーム、これは是非みんなで工夫して考えていきたいと思いますし、ついでながら、愛媛大学も何らかの形で是非参加させていただきたいと思います。どうもありがとう。
【アイーダ氏】  ありがとうございます。先生、貴重な御意見、ありがとうございます。
【植村国際統括官補佐】  立川委員、お願いします。
【立川委員】  どうもありがとうございます。京都大学の立川でございます。大変すばらしい発表をありがとうございました。
 私は、IHPという政府間水文学計画に関わっている者で本会に参加させていただいております。IHPの中で、カザフスタンのユネスコチェアの方々と交流があります。そのユネスコチェアのカザフスタン代表の方、毎年、IHPの会合に、ここ数年いらっしゃっていまして、そちらでもサマースクール等をしておられることを発表しておられましたので、水関連の様々な水質とか水量に関するトレーニングコースであったと思いますけれども、関連するところがあるようでしたら御紹介できるかもしれません。
 以上です。情報提供までです。ありがとうございます。
【アイーダ氏】  先生、非常に貴重な情報をありがとうございます。このプログラムはMABのユースネットワークになるのですけれども、もちろんいろいろなプログラムも、ジオパークとか世界遺産とか、今、京都大学でやっているIHPのプログラムとも連携したいと思うので、要するに、是非ユースネットワークを幅広く日本の中でつくっていただければと思いますので、日本だけでなく、CIS国の中でも、今、カザフスタンとか、ウズベキスタンとか、キルギスの協力もいただきたいと思います。筑波大学にもあります。CIS国の前座としていろいろ活動したいと思いますので、先生方の御協力は本当にうれしく思っています。ありがとうございます。
【植村国際統括官補佐】  大野委員、お願いします。
【大野委員】  はじめまして。島原半島ジオパークの大野と申します。アイーダ先生、大変すばらしい御講演ありがとうございました。
 ジオパークの立場から、これはコメントなのですけれども、ユネスコ世界ジオパークの登録を目指して、現在、白山手取川ジオパークが頑張って活動していますけれども、その中でやはり非常に問われるのが、ユネスコプログラムが重なっているエリアで、どんな連携がなされているかというところが一つ大きな評価対象になっていきます。
 私自身が白山手取川ジオパークの現地調査に入ったときに、あまりそういうお話をジオパークサイドから聞くことがなかったものですから、ちょっと心配していたのですけれども、世界遺産の取組も含めまして、すばらしい連携事業を学術のほうでやられているというのを聞いてとても安心したところです。
 ですので、これからもこういった取組を継続して進めていただいて、ジオパークのほうも御支援いただきたいと思っていますし、あと、個人的に、大学生、若い世代の関わる場所をつくっていけば、持続可能な地域社会を実現する担い手をどんどん作れると思っていますので、是非ジオパークとしても、先生の取組を応援したいと思っています。
 ほかのジオパークに対しても、非常にいいお手本になるような事例だと思っていますので、また今後とも情報の共有や連携をしていければと思っております。
 コメントです。ありがとうございました。
【アイーダ氏】  こちらこそありがとうございました。私たちもユネスコエコパークだけではなくて、大野様おっしゃるとおり、白山の魅力全部を学生たちに授業を提供したいので、そこにジオパーク、ユネスコエコパーク、世界遺産と3つのプログラムが登録されている。その全ての魅力を学生たちに教育の場で提供しています。
【大野委員】  ありがとうございます。今後とも、多分、白山手取川ジオパークの支援に入ることが私もあると思うので、また、そのときお会いする機会があれば、是非直接会って御挨拶したいと思います。
【アイーダ氏】  よろしくお願いします。
【大野委員】  よろしくお願いします。
【礒田主査】  ありがとうございました。アイーダ先生、時間が少し押してはいるのですが、私のほうからも一つよろしいでしょうか。
 コロナ禍で大変御苦労されている部分もあると思うのですけれども、具体的にどのようなことで、こういったコロナ禍で進めていかれる御予定がありますか。
【アイーダ氏】  一番大変なことは、CIS国、カザフスタンとかロシアも、返事が来ないとか、授業を提供するときも、全然時間どおりに提供、フライヤーを下さらないとか、例えば今回のトレーニングコースも、スタートの1日前から提供したりしていて、あと、2番目に大変なことは言葉でした。日本人学生は、やっぱり英語能力の高い学生もいるのですけれども、そうではない学生もいて、今回は通訳者をつけました。通訳者をつけたら、すごくちゃんとお互いにディスカッションが行えまして、すごくスムーズにいっていました。言葉の壁が大きいなと思います。言葉を英語にすると、人数が限られて、とても少ない人が参加します。例えば、日本語にすると、日本の側から35名が参加します。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 それでは、少し時間が押していますので、次に進めたいと思います。
 アイーダ先生、本当にありがとうございました。
【アイーダ氏】  はい、ありがとうございました。お世話になりました。これで失礼いたします。
【礒田主査】  続きまして、議題2「我が国のユネスコエコパークの更なる推進に向けて」に移ります。
 本件については、これまでの分科会で議論を重ねてきたもので、いただいていたそれぞれの御意見やコメントを反映し、調整されたものとなっております。
 それでは、資料2について、事務局から説明をお願いいたします。
【植村国際統括官補佐】  通し番号42ページからの資料2を御覧ください。我が国のユネスコエコパークのさらなる推進に向けて、国内のユネスコエコパーク関係者をはじめ、本分科会、ユネスコエコパークを支援する関係者が取組を強化し、今後さらに多くの関係者がユネスコエコパークの活動推進に加わることを祈念するため、MAB計画分科会として提言ペーパーを策定するものです。
 この内容については、前回の令和元年7月12日の第44回MAB計画分科会において、様々な御意見を頂きまして、それらの内容を反映していますが、しばらく分科会が開催されず時間が経過したこともありまして、今回の分科会前に再度委員及び関係省庁の皆様に確認し、頂いた意見については可能な限り反映させていただきました。ついては、本日でこの内容を確定させていただきたいと考えています。
 この提言案の構成の概要を簡単に説明します。
 1.近年のユネスコMAB計画の推進状況として、ユネスコでは生態系を維持しながら、経済と社会の発展の機能を重点化する方向に進んでおり、このことにより、人間と生物圏計画の実践の場としてのユネスコエコパークが、従来の保護地域ではなく、人間と自然の共生モデルを提示する特別地域へとその性格を変えています。この新たな方向性の下、現在、ユネスコにおいて特に推進されている事項を3点、(1)ユネスコエコパークの質の強化、(2)オープンかつ参加型の活動の促進、(3)ユネスコエコパークの意義・価値の更なる発信の3つの事項に整理しています。
 その上で、それぞれについて、通し番号44ページから記載のとおり、2.日本のユネスコエコパークの取組状況を、特徴、強み及びさらに注力を置いて推進すべき観点から分析の上、そして通し番号47、48ページに記載のとおり、3.MAB計画分科会による推進の方向性、日本全体の観点による推進として、国内ユネスコエコパークが今後さらに注力を置いて推進すべき観点に取り組むに当たり、MAB計画分科会としての支援の方向性を(1)から(3)につき、それぞれ記載しています。
 なお、この提言ペーパーについては、次回のユネスコエコパークへの推薦に係る新規公募の際の配付資料として添付させていただく予定でありまして、また、今後の国内のユネスコエコパークの関連会議等でも共有させていただく予定です。
 事務局からの説明は以上になります。
【礒田主査】  ありがとうございました。
 委員の皆様や関係省庁の皆様におかれては、いろいろと御協力いただき御礼申し上げます。
 本件については、これでセットさせていただき、公表することとさせていただきますが、何か本件について御質問等ございますでしょうか。
【植村国際統括官補佐】  渡辺委員、お願いします。
【渡辺委員】  ありがとうございます。渡辺です。私は初めての参加なので、今までの議論は把握できていない中でこれを見ました。大変大事な点が盛り込まれていて、この提言内容について私も賛成です。
 今後の提言の活用についてということで、お話ししたいと思います。後ろのほうに日本全体の観点による推進というのがあって、今後、ユネスコエコパークの質の強化の支援という中に、我が国の多様な地形・自然環境を活かしたユネスコエコパークのネットワークの強化という記載があり、これを具体的にどんなふうに進めていくかという点も、今後の取組として大変重要と思いました。
 まだカバーできていない生態系タイプを対象にしたユネスコエコパークを加えて、ネットワーク度を高めていく、そういった取組の進め方が今後大事な点というふうに思ったところです。
 それから、関連して、日本の生物多様性国家戦略という閣議決定のものがあって、現行は2012年のものです。それはちょうど綾ユネスコエコパークが登録されて、その直後に策定された生物多様性国家戦略ということでした。その当時、関係省庁間で議論をして、どういうふうにユネスコエコパークのネットワークを広げていくかという議論をして、国家戦略の重要な基本戦略の一つとしてユネスコエコパークの促進というものを位置付けました。綾の登録以降、ユネスコエコパークの取組は、この10年の中で随分広がって進んできました。ちょうど今年から来年にかけて、国家戦略の10年ぶりの改定に向けて各省で今、議論が進められてきているので、ユネスコエコパークの次の展開についても、新しい生物多様性国家戦略の中に、是非、盛り込んでいったらいいのではないかと思いました。
 私からは以上です。
【植村国際統括官補佐】  ありがとうございます。
 礒田主査、ほかには特に御意見等は今のところはございません。
【礒田主査】  それでは、特に修正とかもないようですので、このまま公表することとさせていただきます。ありがとうございました。
 それでは、議題3「綾ユネスコエコパークの定期報告書の進捗状況について」に入ります。
 本議題は、冒頭お伝えしましたとおり、非公開となります。
(傍聴者等退席)
<議題3綾ユネスコエコパークの定期報告書の進捗状況について>
2022年9月にユネスコ本部へ提出予定の綾ユネスコエコパークの定期報告書の進捗状況について議論を行った。
 

―― 了 ――

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