「障害に応じた通級による指導の手引 解説とQ&A(改訂第3版)」(文部科学省 編著)より抜粋

小・中学校においては、通級による指導を受けている児童生徒について、指導に関する記録の「総合的所見及び指導上参考となる諸事項」の欄に、通級による指導を受けた学校名、通級による指導の授業時間数、指導期間、指導の内容や結果等を記載することになります。

高等学校においては、通級による指導を受けている生徒について、指導要録の様式1裏面の「各教科・科目等の修得単位数の記録」の総合的な学習の時間の次に自立活動の欄を設けて修得単位数の計を記載するとともに、様式2(指導に関する記録)の「総合所見及び指導上参考となる諸事項」の欄に、通級による指導を受けた学校名、通級による指導の授業時数及び指導期間、指導の内容や結果等を記載することになります。

なお、他の学校において通級による指導を受けている場合には、当該学校からの通知に基づき、児童生徒の在籍する通常の学級の担任が記載することとなります。

指導要録への記載に当たっては、通級による指導の担当教師と通常の学級の担任、特別支援教育コーディネーター、校長等の関係者が定期的に情報を交換した上で、記載内容を検討することが求められます。

また、通級による指導の時間のみならず、他の授業の時間での当該児童生徒の状況の変化も踏まえて、その成果を把握する必要があります。

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