研究テーマ
実施団体|香川県教育委員会障害種の情報|肢体不自由
運動の得意不得意、障害の有無に関わらず、全ての児童が運動や自分の健康に対して前向きに取り組めるようにするために、体育学習の在り方について研究を深める。特に、主体的な学びを支える児童のモチベーションを高める環境づくり、児童が前向きになれる教師の仕掛けや支援の在り方を考え、実践する。
以下の視点から授業づくりを考える
4年生:ボール運動(ベースボール型)
時数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7・8 |
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学 習 活 動 |
オリエン テーション |
簡単なゲーム | 簡単なゲーム | 簡単なゲーム | 簡単なゲーム | 簡単なゲーム | 簡単なゲーム |
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「全員活躍」を合言葉にした体育授業を実践することにより、障害の有無に関わらず運動有能感の低い児童も前向きに取り組む体育学習を行えるよう、環境づくりや支援を行う。
『もの・ルールの工夫』
対象児童が「車いすに乗っているので、周りの友達が車いすに乗っている自分を見て、どのように思うのか不安になる」という授業者の見取りから、事前学習として、全校児童を対象とした車いすバスケットボール体験や車いすを利用している方の講話を聞くことにより、車いす利用に対する肯定的心情を育む場面を設定した。そして、車いすを利用している児童と共に体育活動をする際のルール作りの考え方を学んだ。
全校児童を対象にした理由は、運動会や全校で活動する体育活動の際にも、車いすを利用している児童のことを全校児童が理解する必要があるとの考えからである。
今後、ルールやものの工夫を児童が中心となって行うことで、障害の有無にかかわらず全ての児童が楽しめる運動会や学校体育活動を目指していく。