研究テーマ
授業情報|柏市立酒井根東小学校(千葉県)第5学年
~ 伝え合う活動を通して ~
5年生:器械運動(跳び箱運動)
時間 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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ね ら い |
学習のねらい、 見通しを持つ |
〈ねらい1〉 グループ学習を通して、台上前転の ポイントと自己の課題を見つける |
〈ねらい2〉 自己の課題を解決するための方法や 活動の場を選んで練習に取り組む |
学習の まとめをする |
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学 習 活 動 |
オリエン テーション |
整列・あいさつ・準備運動(ジャンボリーミッキー)・場作り・感覚づくりの運動 | ||||||
課題の確認 | ||||||||
学習のルールを 確認する |
技のポイント探し | 自分の課題に合わせた練習 | 発表会の 行い方の確認 披露する 順番の確認 ウォーミング アップ |
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学習の流れを知り、 計画を立てる |
台上前転ポイ ントを考える |
大きな台上前 転のポイント を考える |
自己の課題を 考える |
同質グループで課題解決をする | 異質グループで 課題解決をする |
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ポイントの確認・共有 | 課題の確認・共有 | |||||||
既習の技を 復習する |
〈失敗OK挑戦GOODタイム〉 ポイントを意識して技の試技をする |
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発表会 | ||||||||
動画撮影方法 (スポテク)の使 い方を確認する |
動画の撮影 | |||||||
〈振り返り〉 自分のできた点、できていない点を振り返る。学び方について振り返る。次回の活動への見通しを持つ |
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あいさつ |
単元前半【知識及び技能の育成を目指して】
授業の冒頭で見本と失敗例を見せることで、技の習得に向けたイメージや技のポイントについて着目させた。また、下位運動(前転や重ねたマットへの前転や、跳び箱の上からの前転などをやさしい場で行う運動)に繰り返し取り組む中で、手・胴体・足・目線・頭の5つの視点で技のポイントを探すよう指導し、課題とする技に系統性を持たせた。さらに、見本映像を見比べる際に、技の類似点や相違点、発展のさせ方に着目させることで知識の深まりを図っていくこととした。
単元後半【思考力、判断力、表現力等の育成を目指して】
試技を撮影し、自己の動きを視覚的に確認させ、見本と自己を比較してどこに課題があるか明確にさせたり、実際と感覚の違いを気付かせたりした。また、自己の課題に合わせて取り組む時間を設けて、個々が自己の身体能力や技能レベルに応じて挑戦したい技を選び、技能の習得に向けて目標を設定させた。その後、技の出来栄え等を確認し、改善すべき点を他者と探る中で思考力、判断力、表現力等の育成を目指していった。
家庭学習「体育ノート」【学びに向かう力、人間性等の育成を目指して】
自己の動きを精察させるため、撮影した試技を家庭で見直し、毎時間の自己評価や課題を記述させることで、行動観察で見取ることができなかった個々の思考の深まりを見取り、次時の学びにつながるようフィードバックを行った。また、筆記が苦手な児童へは学習支援ソフト等を活用し、個に応じた指導をしていった。
器械運動は、「できる」「できない」がはっきりしており、技の達成に向けて試行錯誤する中でできたときの喜びは大きい。児童の「できた」に導くために、授業終盤に試技の撮影タイムを設け、提出された映像を見て児童の学びの状況の見取りを行った。