ラグビーワールドカップ2019の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針の概要

平成28年2月24日
スポーツ庁国際課

※RWC2019に係る基本方針の位置付けは,オリ・パラ基本方針とは異なり,特段の法的根拠がないものであるため,「関係府省庁間の申し合わせ」という位置付けとする。

1. はじめに

○アジア初,ラグビー伝統国以外で初の開催であり,アジアをはじめとしたラグビーが十分に浸透していない国・地域にラグビーを普及させる絶好の舞台であり,ラグビーを通じた平和と社会・経済発展に寄与することもできる。
○翌年の東京オリパラ大会の意義を更に高めるものであり,国内のオリパラムーブメントの一層の促進に寄与するとともに,外国人等のインバウンドの増加をもたらし,社会・経済の活性化に寄与することが期待できる。
○我が国のラグビー界が長年にわたって培ってきた,「ワン・フォー・オール,オール・フォー・ワン」や「ノーサイド」等の独特のラグビー文化を広く世界に伝え,世界の発展と平和に貢献しうる。
○国内では,ビジネスとの融合による経済の活性化,地方創生等に貢献することが期待され,国外では,ラグビーの普及等の国際貢献も行いうるなど,国内外の社会的・経済的な発展のために非常に効果的である。

2. 基本的な考え方

《1》次世代に誇れる遺産(レガシー)の創出
《2》訪日客の特性に対応した受入体制の充実
《3》政府一体となった取組と関係機関との密接な連携の推進
《4》明確なガバナンスの確立と施策の効率的・効果的な実行

3. 大会の円滑な準備及び運営

(1)オリパラ大会との共通事項
     ・オリパラ基本方針(H27.11.27閣議決定)の共通事項を抽出。
(2)RWC2019において特に重視すべき事項
《1》日本選手が最高のパフォーマンスを発揮し,過去最高の成績を収めることができるよう,戦略的な選手強化等に係る取組を進める。
《2》大会のインテグリティを担保するために,ドーピング違反を排除する強固な検査体制の構築,実践を行う。
《3》RWC2019に向けた国内外のムーブメントの普及を図る。
《4》試合(練習)会場等への整備に向けて可能な範囲内において必要な支援を行う。
《5》組織委及びラグビー協会の体制強化への支援を進める。
《6》関係府省庁連絡会議を開催し,連携・支援方策を協議する。

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