初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第446号(令和4年8月26日)

[目次]

【お知らせ】
■児童生徒向け
(1) 伝統芸能伝承者養成事業 歌舞伎俳優・能楽(三役)・文楽の研修生を募集します。

■教職員向け
(1) 海の科学技術をテーマにしたオンラインプログラム「マリン・ディスカバリー・コース」の実施校募集について
(2) 薬害教育教材『薬害を学ぼう』を配布しました

■学校・教育行政関係者向け
(1) 「廃校活用推進イベント(オンライン)」開催!(10/14)
(2) 9/1(木)~9/30(金)「子どものための心理支援 ベーシックセミナー」を開催

■文部科学省からのご案内
(1) 次期トビタテ!留学JAPAN実施のお知らせ
(2) 2022年7月の文部科学省選定作品等の紹介

【課長リレーコラム】「幼保小の架け橋への期待とご挨拶」
〔滋賀県副知事、前初等中等教育局幼児教育課長 大杉 住子〕

【児童生徒向け お知らせ】

(1)伝統芸能伝承者養成事業 歌舞伎俳優・能楽(三役)・文楽の研修生を募集します。

〔文化庁企画調整課〕
 独立行政法人日本芸術文化振興会では、我が国の伝統芸能である歌舞伎・能楽・文楽等を保存、継承するため、一般から研修生を募集し、伝承者養成に取り組んでいます。
 この度令和5年4月開講の歌舞伎俳優・能楽(三役)・文楽の研修生を募集します。

 ※詳細はこちら
  https://www.ntj.jac.go.jp/training/trainee.html

 能楽研修生募集動画を公開しています。どんなお稽古をするの?能楽師に向いている人は?など、第12期研修の講師陣にインタビュー。稽古風景も御覧いただけます。
  → https://www.youtube.com/watch?v=p1gpWaTCATg

 (お問合せ先)
 歌舞伎俳優研修について
 国立劇場調査養成部養成課
 電話:03-3265-7105

 能楽(三役)研修について
 国立能楽堂 企画制作課養成係
 電話:03-3423-1483

 文楽研修について
 国立文楽劇場 企画制作課養成係
 電話:06-6212-5529

 (文部科学省窓口)
 文化庁 企画調整課
 独法一係
 電話:03-6734-4797

【教職員向け お知らせ】

(1) 海の科学技術をテーマにしたオンラインプログラム「マリン・ディスカバリー・コース」の実施校募集について

〔研究開発局海洋地球課〕

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)が取り組む研究開発をテーマに、講義や動画、実験デモンストレーション等を交えながら海や地球に関する研究の魅力や最先端をお伝えする、学校等団体向けオンラインプログラム「マリン・ディスカバリー・コース」の実施校を募集しています。
 各プログラムは45分間、無料でご参加いただけます。興味・関心や学習目的に合わせてお選びいただき、児童、生徒たちの海や地球についての学びの機会に是非ご活用ください。お申し込み方法やプログラムの詳細は下記URLよりご確認ください。

 <実施要項>
  所要時間:各プログラム45分
  定  員:設定なし
  対  象:主に小学生~高校生
  費  用:無料

 <マリン・ディスカバリー・コース特設ページ>
  http://www.jamstec.go.jp/j/pr/mdc/

 (お問合せ先)
 事務局:株式会社スペースサービス マリン・ディスカバリー・コース担当(委託実施者)
 E-mail:mdc_contact@jamstec.go.jp

 (文部科学省窓口)
 研究開発局 海洋地球課
 調整・機構係
 電話:03-6734-4474
 E-mail:kaiyou@mext.go.jp

(2) 薬害教育教材『薬害を学ぼう』を配布しました

〔初等中等教育局教育課程課〕

 薬などの医薬品は、病気やその予防のために私たちの暮らしに欠かすことができないものですが、過去に甚大な健康被害が起こったことはご存知でしょうか。
 『薬害を学ぼう』は、「薬害が起こらない社会になるにはどうすればよいか」を考える教材で、厚生労働省はこのたび全国の高等学校に配布しました。
 さらに、ホームページでは、薬害に関する実際の授業例も紹介していますので、是非ご覧ください。

  <「薬害を学ぼう」(厚生労働省ホームページ)>
   https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakugai/
   ※配布教材のほか、視聴覚教材、指導の手引きもダウンロードいただけます。

 (お問合せ先)
 厚生労働省 医薬・生活衛生局 総務課
 医薬品副作用被害対策室
 電話:03-3595-2400(直通)
 E-mail:fukutai01@mhlw.go.jp

 (文部科学省窓口)
 初等中等教育局 教育課程課
 企画調査係
 電話:03-5253-4111(内線 2565)

【学校・教育行政関係者向け お知らせ】

(1) 「廃校活用推進イベント(オンライン)」開催!(10/14)

〔大臣官房文教施設企画・防災部施設助成課〕

 1年に発生する廃校は約450校。文部科学省では、「みんなの廃校プロジェクト」として廃校活用を推進しています。
 このたび、廃校活用事例について学ぶとともに、廃校を「使ってほしい」自治体が「使いたい」事業者へPRを図るイベントをオンラインで開催します。是非ご参加ください!

 開催日:令和4年10月14日(金曜日)13時00分~16時00分(Zoom)
 参加費:無料
 申 込:令和4年9月20日(火曜日)17時〆(定員約180名を想定)
 ※イベント詳細はこちら
  https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1422877_00005.htm

 (お問合せ先)
 大臣官房文教施設企画・防災部
 施設助成課 振興地域係
 電話:03-5253-4111(内線 2001)
 E-mail:minpro@mext.go.jp

(2) 9/1(木)~9/30(金)「子どものための心理支援 ベーシックセミナー」を開催

〔科学技術・学術政策局人材政策課〕

 JST社会技術研究開発センター(RISTEX)では、SDGsの達成に向けた社会課題解決のシナリオ創出からソリューション創出までを一体的に推進する「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」を令和元年度より実施しています。このたび、メンタルヘルス予防教育プログラムの研究開発と社会実装を進めているプロジェクトより、子どもとかかわる支援者のための、認知行動療法の視点・進め方を学ぶセミナーを開催します。

 ■開催期間: 2022年9月1日(木曜日)00時00分~ 9月30日(金曜日)23時59分
 ■会場: オンライン(録画視聴)
 ■参加費: 導入編(2時間)無料、実践編(3時間)4000円

 セミナーに関し、詳しくはこちらを御覧ください。
  → https://jicap-1.peatix.com/

 (お問合せ先)
 JST社会技術研究開発センター
 「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム」
 E-mail: boshusolve@jst.go.jp

 (文部科学省窓口)
 科学技術・学術政策局 人材政策課
 科学技術社会連携係
 電話:03-5253-4111(内線:4029)
 E-mail:an-an-st@mext.go.jp

【文部科学省からのご案内】

(1) 次期トビタテ!留学JAPAN実施のお知らせ

〔高等教育局学生・留学生課〕

 2013年より日本の若者の留学をオールジャパンで支援してきた「トビタテ!留学JAPAN」が、2023~27年度まで、次期トビタテを実施することを決定しました。

 詳しくはこちらのページをご覧ください。
   https://tobitate.mext.go.jp/nextstage/

 次期トビタテの3つの事業の柱のひとつである、 新・日本代表プログラム(奨学金)の募集等に関する詳細は2022年10月に公開予定です。
 決まり次第、公式HP、SNS、メールニュースを通じてお知らせしますので、ぜひ、今後の動きにご注目ください。

 (お問合せ先)
 高等教育局 学生・留学生課
 官民協働海外留学創出プロジェクト 
 トビタテ!留学JAPAN
 E-mail:ryugakujapan@mext.go.jp

(2) 2022年7月の文部科学省選定作品等の紹介

〔初等中等教育局修学支援・教材課〕

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。選定された作品については、文部科学省のホームページ上で毎月掲載しています。

 詳しくは、こちらを御覧ください。
  https://www.mext.go.jp/content/20220802-mxt_shuukyo01-000022506_4.pdf

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 修学支援・教材課
 E-mail:emedia@mext.go.jp

【課長リレーコラム】「幼保小の架け橋への期待とご挨拶」

〔滋賀県副知事、前初等中等教育局幼児教育課長 大杉 住子〕

 昨年1月の着任から1年半強、幼児教育課での任期中は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で幼児教育・保育の充実をどう図っていくか、急ピッチで進められた「こども家庭庁」の新設に対応した組織はどうあるべきか、関連団体におけるガバナンスの在り方にどう向き合うか、といった新たな課題に取り組むこととなりました。
 各園・学校にとっても、日々さまざまな判断や対応に迫られた難しい時期であり、大変なご苦労があったことと思います。が、あえてプラスの面に目を向けるとすれば、こうした難しい時期だからこそ、幼児教育・保育の本質的な部分に意識を向け、皆様と議論を深めることができたとも感じています。新型コロナの影響下でまとめさせていただいた実践事例集からは、新しい生活様式の中で試行錯誤しながら、子供たちと一緒に新たなルールを見出して生活に生かしていく園児と教師の姿が浮かび上がってきます。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」には、「きまりをつくったり、守ったりするようになる」ということが示されていますが、予測もしなかった変化の中で、まさにこうした姿に迫った実践が生まれたのだと実感します。

 教科書のない、時間割のない幼児期においては、だからこそ、子供の生活全体に目を向け、一人一人の資質・能力を捉え、伸ばしていくために必要な教師の関わり方や環境の質を高める工夫が強く意識されています。これから目指される「個別最適で協働的な学び」のヒントが、幼児教育・保育の実践にはすでにたくさん秘められています。

 こうした宝物が非常に見えにくく共有されにくくなっていることが課題ですが、昨年7月に設置された中央教育審議会の「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」では、多方面の関係者のご協力をいただいて、幼児教育・保育の意義や価値に関わる議論を深めていただき、「幼保小の架け橋プログラム」の実施に至ることができました。幼保小の架け橋が、関係者の連携強化にとどまらず、子供の主体性と教師の意図がバランスよく絡み合う教育の在り方を考えていくために、幼児期と小学校の関係者が互いのよさから学び合う場になることを期待しています。

 これからは、三日月知事が何よりも「子ども・子ども・子ども」と人づくりを第一に掲げる滋賀県でお仕事の機会をいただきました。在任中支えてくださった先生方、先輩、同僚、若手の皆さんに心よりのお礼を申し上げます。琵琶湖大橋を眺めるたびに、架け橋のことに思いを馳せ、力を尽くしてまいります。今後ともどうぞご指導よろしくお願いいたします。

お問合せ先

初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部

03-5253-4111

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)