初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第442号(令和4年6月24日)

 

[目次]

【お知らせ】
■児童生徒向け
(1) 令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの開催について
(2) 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」の受講申込み受付中です
(3) 人気漫画家とのコラボ企画!マンガで読む 保護者が見ていた中学生・高校生の留学

■学校・教育行政関係者向け
(1) 教育未来創造会議第一次提言・パンフレット掲載!
(2) 「令和3年度地方教育費調査」中間報告について

■文部科学省からのご案内
(1) 夜間中学のポスター・リーフレットを作成しました!
(2) 「国語問題研究協議会」8月オンライン開催
(3) 令和4年5月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介

【発行】
(1) 『中等教育資料』6月号について
(2) 令和4年版科学技術・イノベーション白書が閣議決定されました!

【課長リレーコラム】新しい学習指導要領がすべての学校段階で始まりました!
〔初等中等教育局教育課程課長 常盤木 祐一〕

【児童生徒向け お知らせ】

(1) 令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの開催について

〔科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課産業連携推進室〕

 日本の次世代を担う高校生、高等専門学校生、大学生等の皆さんの知的財産マインドを育てるとともに、知的財産権制度の理解を促進することを目的に、パテントコンテスト及びデザインパテントコンテストを開催いたします。
 優秀な発明又はデザイン(意匠)については優秀賞(出願支援対象)として表彰され、特許権又は意匠権の取得までの手続きを実体験することができます。
 みなさまからのご応募をお待ちしております。

   主催:文部科学省、特許庁、日本弁理士会、独立行政法人工業所有権情報・研修館
   応募期間:令和4年6月27日(月曜日)~9月30日(金曜日)(消印有効)
   
 応募方法等の詳細はこちら (独立行政法人工業所有権情報・研修館 特設サイト)
   https://www.inpit.go.jp/patecon/index.html

 (お問合せ先)
 独立行政法人工業所有権情報・研修館 知財人材部 
 電話:03-3581-1101(内線 3907)
 E-mail:ip-jz01@inpit.go.jp

 (文部科学省窓口)
 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 
 産業連携推進室
 電話:03-5253-4111(内線 4075)
 E-mail:utt-kikaku@mext.go.jp

(2) 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」の受講申込み受付中です

〔研究振興局学術研究推進課〕

「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」は、科学研究費助成事業(科研費)により行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。全国の大学、高等専門学校その他の研究機関で様々なプログラムの開催が予定されています。

 ■対象:小学5・6年生、中学生、高校生
 ■期間:令和4年6月~令和5年3月
 ■場所:全国の大学、高等専門学校その他の研究機関
 ※対象学年、開催予定日、開催場所はプログラムによって異なります。
 ※各プログラムの開催予定日については変更の可能性があります。

 詳細はこちらをご覧ください。
  https://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html

 (お問合せ先)
 独立行政法人日本学術振興会研究事業部
 研究事業課
 電話:03-3263-1699

 (文部科学省窓口)
 研究振興局学術研究推進課
 電話:03-5253-4111(内線 4091)

(3) 人気漫画家とのコラボ企画!マンガで読む 保護者が見ていた中学生・高校生の留学

〔高等教育局学生・留学生課〕

 「トビタテ!留学JAPAN」では、インスタグラムでの人気の漫画家MOTOKO さんとのコラボ企画で保護者から寄せられた、我が子の留学体験談をマンガにしました。
 漫画のほか、我が子を留学に送り出した保護者の気持ちをインタビューしたエピソード記事も掲載しています。
 ぜひ、ご一読ください。
  https://tobitate.mext.go.jp/hogosha-manga/

 (お問合せ先)
 高等教育局 学生・留学生課
 官民協働海外留学創出プロジェクト 
 トビタテ!留学JAPAN
 E-mail:ryugakujapan@mext.go.jp

【学校・教育行政関係者向け お知らせ】

(1) 教育未来創造会議第一次提言・パンフレット掲載!

〔教育未来創造会議担当室〕

 本年5月、教育未来創造会議において、第一次提言が取りまとめられました。この中では、初中段階における文理横断教育の推進、大学の学部等の成長分野への再編、「女性は理工系に向かない」といった偏見からの脱却、奨学金制度の充実など、子供たちの進路に関わる事項も提言されています。
 本提言について、周知用のパンフレットも作成しておりますので、こちらも是非ご活用ください!

 詳しくはコチラ
  → https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/teigen.html

 (お問合せ先)
 教育未来創造会議担当室
 E-mail: kmsouzou@mext.go.jp

(2) 「令和3年度地方教育費調査」中間報告について

〔総合教育政策局調査企画課〕

 文部科学省では、地方公共団体が学校教育等のために令和2年度に支出した経費等及び教育委員会の組織等の状況を調査する「令和3年度地方教育費調査」を実施し、6月22日に中間報告を公表しました。
 地方教育費総額は16兆8,022億円(前年度比2.6%増)で、このうち学校教育費は14兆1,658億円(同2.5%増)、社会教育費は1兆5,144億円(同2.9%減)となりました。
 また、令和3年5月1日現在の女性教育長の割合は、都道府県で10.6%(同2.1ポイント上昇)、市町村で5.5%(同0.5ポイント上昇)となり、いずれも過去最高となりました。

 詳しくは、こちらを御覧ください。
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/005/1278367.htm

 (お問合せ先)
 総合教育政策局 調査企画課
 統計情報分析係
 電話:03-5253-4111(内線 2266)

【文部科学省からのご案内】

(1) 夜間中学のポスター・リーフレットを作成しました!

〔初等中等教育局初等中等教育企画課〕

 文部科学省では、義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方や、不登校など様々な事情により十分な教育を受けられなかった方、外国籍の方などが再び学ぶ場として、夜間中学が少なくとも各都道府県・指定都市に1校は設置されることを目指しています。
 このたび、夜間中学について多くの方に知っていただくため、夜間中学HPをリニューアルし、ポスター・リーフレットなどを作成しました。また、教育委員会の皆様宛てには、夜間中学設置応援資料も作成しています。ぜひご活用ください。

 (夜間中学の設置促進・充実について)
  https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/yakan/index.htm

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 初等中等教育企画課 
 教育制度改革室 義務教育改革係
 電話:03-5253-4111(内線 3923)
 E-mail:syokyo@mext.go.jp

(2) 「国語問題研究協議会」8月オンライン開催

〔文化庁国語課〕
 情報機器の普及で、漢字が簡単に変換可能になり、手書きの機会が減少しています。
 現代社会における漢字や漢字教育の在り方について考えてみませんか。
 各分野を代表する有識者(笹原宏之氏、関根健一氏、棚橋尚子氏)によるシンポジウム、新潟県・和歌山県での取組報告など。
 8月23日(火)13:00~16:30。一部時間帯のみの参加も可能なオンライン開催(+オンデマンド配信)。どなたでも参加可能です。

 ※ 参加申込方法・詳細はこちら!
   https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kyogikai/index.html

 (お問合せ先)
 文化庁 国語課
 電話:03-5253-4111(内線 2842)
  E-mail:kokugoiken@mext.go.jp

(3) 令和4年5月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介

〔初等中等教育局修学支援・教材課〕

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。選定された作品については、文部科学省のホームページ上で毎月掲載しています。

 詳しくは、こちらを御覧ください。

https://www.mext.go.jp/content/20220609-mxt_shuukyo01-000022506_2.pdf

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 修学支援・教材課
 E-mail: emedia@mext.go.jp

【発行】

(1) 『中等教育資料』6月号について
〔初等中等教育局教育課程課〕

 学習指導要領においては、学習の基盤となる資質・能力や、現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力を育成するため、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図ることとするとされています。
 そこで本号では、高等学校における具体的な実践や、教育委員会の取組を紹介することを通して、STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について考察します。

※ 詳細はこちら(学事出版ウェブサイト)
 https://www.gakuji.co.jp/script/magTop.php?fieldcd1=880

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 教育課程課
 教育課程第三係
 電話:03-5253-4111(内線 3706)

(2) 令和4年版科学技術・イノベーション白書が閣議決定されました!

〔科学技術・学術政策局研究開発戦略課〕

 令和4年6月14日、令和4年版科学技術・イノベーション白書が閣議決定されました。
 今回の白書の特集は「我が国の研究力 ~科学技術立国の実現~」です。我が国の研究力の現状と課題を分析するとともに、科学技術立国の実現に向けた最新の取組を紹介しています。 また、白書冒頭にSociety 5.0として我が国が目指す未来社会をイメージしたイラストを掲載しており、その解説動画も紹介しています。

 【詳細はこちら】
  令和4年版白書HP:
   https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa202201/1421221_00001.html
  動画でわかるSociety 5.0:
   https://www.youtube.com/watch?v=NpK08gtYihw

 (お問合せ先)
 科学技術・学術政策局 研究開発戦略課 
 総括係
 TEL: 03-6734-4012
 E-mail: kagihaku@mext.go.jp
 

【課長リレーコラム】新しい学習指導要領がすべての学校段階で始まりました!

〔初等中等教育局教育課程課長 常盤木 祐一〕

 本年4月、高等学校学習指導要領と特別支援学校高等部学習指導要領が年次進行で実施されました。すべての学校段階で新しい学習指導要領が実施されたことになります。

 すでに皆さんの学校では特色ある取り組みが行われていると思いますが、この機会に、改訂について審議された平成28年の中央教育審議会の答申を参考に、今回の改定の背景と目指す子供の姿を振りかえってみたいと思います。

 答申で子供たちの現状と課題として指摘されたのは、社会とのつながりを意識しながら課題の解決に主体的に活かしていくという面から見た学力や確かな読解力の必要性。それに、体験活動の機会の確保や道徳教育、体力づくり、健康や安全に関する教育に関する指摘もなされています。そして経済的な格差の克服、特別支援教育、外国籍の子供の教育、不登校への対応なども挙げられています。

 ここに子供たちが活躍する現在と未来の社会の見通しが加わります。
 2020年から2030年ごろの社会、そしてその先も見通した社会は、情報化やグローバル化といった社会の変化が加速度を増し、複雑で予測困難なものとなっていくというもの。“今学校で教えていることは時代が変化したら通用しなくなるのではないか”といった不安の声も紹介されています。

 こういった背景を踏まえ、答申では教育課程を改善し、学校教育を通じて育てたい子供の姿として、主体的に学びに向かい、多様な人々と協働し、試行錯誤しながら問題を発見・解決し、新たな価値を創造していくなどといった姿が描かれているのです。今一度、関係の皆さんと共有したいところですね。

 そして、こうした考え方は、学習指導要領に今回新たに設けられた前文に明記されています。
「これからの学校には、こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ、一人一人の児童(生徒)が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。」

 いよいよすべての学校でこうした学習指導要領の趣旨を実現していく段階となりました。新しい学習指導要領を踏まえ、それぞれの地域や学校の創意工夫を生かした特色ある教育活動が展開されるよう、文部科学省も取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

お問合せ先

初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部

03-5253-4111

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)