初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第279号

[目次]

□【トピック】熱中症に御注意ください。「熱中症が多発する時期です!」
□【お知らせ】平成28年度「教員を対象にした消費者教育講座」の実施
□【お知らせ】第15回「全国こども科学映像祭」めざせ!文部科学大臣賞
□【お知らせ】小・中学生が行う「景観まちづくり学習」への費用助成
□【発行】季刊「特別支援教育」第62号

□【トピック】熱中症に御注意ください。「熱中症が多発する時期です!」

〔初等中等教育局健康教育・食育課〕

  厳しい暑さのため、熱中症が多数発生する時期です。
  特に最近は、連日猛暑日が続き、全国各地で熱中症の被害が発生しています。
  熱中症は、活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分や塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと等の適切な措置を講ずれば十分防ぐことが可能です。
  また、気温・湿度などの環境条件に配慮した運動の実践や、こまめに休憩をとること、児童生徒等への健康観察など健康管理を徹底することも重要です。
  関係の皆様においては、以下の情報等を参考に、熱中症の予防のための万全の対策を行い、熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分補給、体温の冷却、病院への搬送等、適切な応急手当等をお願いします。
  なお、夏休み中においても、特に運動部活動などにおいて十分な注意が必要であり熱中症予防のための適切な措置を講ずるようお願いします。
<熱中症予防の原則>
1 環境条件を把握し、それに応じた運動、水分補給を行うこと
  暑い時期の運動は、なるべく涼しい時間帯に行い、運動が長時間にわたる場合には休憩を頻繁に入れ(目安は30分程度に1回)、こまめに水分を補給しましょう。
2 暑さに徐々に慣らしていくこと
  暑さに慣れるまでは(1週間程度)、短時間で軽めの運動から始め、徐々に慣らしていきましょう。
3 個人の条件を考慮すること
  肥満傾向の人、体力の低い人、暑さに慣れていない人、熱中症を起こしたことがある人などは暑さに弱いので、運動を軽くするなどの配慮をしましょう。
  運動前の体調のチェックや運動中の健康観察を行い、体調の悪い人は無理に運動をしない、させないようにしましょう。
4 服装に気を付けること
  暑い時には、軽装にして、素材も吸湿性や通気性のよいものを選びます。
  屋外で直射日光に当たる場合は、帽子を着用し、暑さを防ぎましょう。
5 具合が悪くなった場合には早めに運動を中止し、必要な処置をすること
  以上のポイントに注意して、体調が悪くなったらすぐに運動を中止し、適切な応急手当など必要な措置をとりましょう。
  なお、熱中症予防の詳しい情報については、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)等のURLを御覧ください。
JSC「熱中症予防のための啓発資料「熱中症を予防しよう-知って防ごう熱中症-」(※独立行政法人日本スポーツ振興センターのホームページにリンク)
JSC「平成28年度の教材カード『あついひもげんきにあそぶために!(幼稚園・保育園向け)』」等(※独立行政法人日本スポーツ振興センターのホームページにリンク)
環境省「熱中症環境保健マニュアル」(※環境省のホームページにリンク)
環境省「熱中症予防情報サイト」(※環境省のホームページにリンク)

(本件担当)
健康教育・食育課 学校安全係
電話:03-6734-2917


 □【お知らせ】平成28年度「教員を対象にした消費者教育講座」の実施

                                         〔生涯学習政策局男女共同参画学習課〕
      〔初等中等教育局教育課程課〕

  独立行政法人国民生活センターにおいて、「平成28年度教員を対象にした消費者教育講座」が実施されます。本講座は、消費者市民社会の実現に向けた消費者教育の学校における実践について、効果的な指導方法を、講義、実践報告、ワークショップ等
を通じて習得することを目的としています。
日時:平成28年8月22日(月曜日)~23日(火曜日)<1泊2日の宿泊研修です。>
会場:独立行政法人国民生活センター相模原事務所(神奈川県相模原市中央区弥栄3-1-1)
対象:小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、特別支援学校の教員
受講料等:9,060円(受講料2,830円、宿泊費3,830円、食事代2,400円)
申込方法:独立行政法人国民生活センターのホームページ(※独立行政法人国民生活センターのホームページにリンク)からお申し込みください。(締切日:平成28年8月5日
その他:参加には、事前申込みが必要です。受講申込者が定員に達した場合は、締切前でも受講をお断りすることがあります。

(お問合せ先)
独立行政法人国民生活センター
教育研修部教務課
電話:03-3443-6207


 □【お知らせ】第15回「全国こども科学映像祭」めざせ!文部科学大臣賞

〔科学技術・学術政策局人材政策課〕

  小・中学生が制作する科学ビデオのコンクール「全国こども科学映像祭」は、自然環境、宇宙、気象、生活などの中にある科学や技術などに関する題材について、観察・実験を通して考察したことや、原理について分析・検証したことなどを、カメラ
やタブレット等を用いて記録した映像作品、あるいは、プレゼンテーションソフト等を用いて、静止画、動画・イラスト等で構成し、解説を付けてまとめた観察記録作品を、募集しています。
  授業や課外活動などのグループや、学級・学校単位の取り組み、夏休みの自由研究科学クラブ、土曜学級・放課後教室などの取り組みの成果の発表の場として、ご応募ください。再生時間は10分以内。
※詳細(応募要項、応募票、インターネット受付)は全国こども科学映像祭のホームページ(※全国こども科学映像祭のホームページにリンク)を御覧ください。
過去の受賞作品、作品の作り方動画も配信中です。
■主催
一般財団法人日本視聴覚教育協会、公益財団法人つくば科学万博記念財団、
国立研究開発法人科学技術振興機構、公益財団法人ニューテクノロジー振興財団
■部門
小学生部門:小学生が個人またはグループで、その保護者・教員等と一緒に制作した作品。
中学生部門:中学生が個人またはグループで制作した作品(教員等の指導を受けた作品も可)。
■応募の締切:郵送・宅配便等は平成28年10月31日(月曜日)必着。インターネット応募は同日24時までです。
■表彰等
入賞作品(文部科学大臣賞ほか)には賞状と楯、副賞が授与されます。また、入賞者とその保護者(1名)を表彰式(平成29年1月14日(土曜日)/東京都内開催予定)に招待いたします。
■応募票等送付先
〒105-0001東京都港区虎ノ門3-10-11虎ノ門PFビル
一般財団法人日本視聴覚教育協会内 「全国こども科学映像祭」運営委員会事務局
TEL:03-3431-2186

(お問合せ先)
一般財団法人日本視聴覚教育協会
「全国こども科学映像祭」運営委員会事務局
電話:03-3431-2186
(本件担当)
人材政策課 理解増進企画係
電話:03-6734-4191


 □【お知らせ】小・中学生が行う「景観まちづくり学習」への費用助成

〔国土交通省都市局公園緑地・景観課〕

  誇りと愛着を持てる美しいまちをつくり、育て、そしてそれを次世代へと伝えていくには、身近なまちや良好な景観に対する子どもたちの意識を高めることが肝要です。
  このため、国土交通省公園緑地・景観課景観・歴史文化環境整備室では、文部科学省の協力も得て、学校教育の場で「景観まちづくり学習」を行うためのモデルプログラム(題材)を作成し、「景観まちづくり学習」の推進に取り組んでいるところで
す。
  一般財団法人都市文化振興財団では、このモデルプログラムを活用して「景観まちづくり学習」に取り組む全国の小・中学校に対し、1校につき10万円の費用助成を行っています。
平成28年度第2回の募集を次のとおり行います。
・募集校数:20校程度
・助成額:1校につき10万円
・応募方法:応募書類を郵送(期限必着)
・受付期間:平成28年6月27日(月曜日)~平成28年9月26日(月曜日)
・選考結果:平成28年10月下旬頃までに各応募者に対し書面で通知
★詳細(募集要項、応募書類様式など)については景観まちづくり学習助成事業のHPからダウンロードしてください。
景観まちづくり学習助成事業ホームページ(※一般財団法人都市文化振興財団のホームページにリンク)
  また、「景観まちづくり学習」モデルプログラムについては、国土交通省景観まちづくり教育ホームページをご覧ください。
景観まちづくり教育ホームページ(※国土交通省のホームページにリンク)

(お問合せ先)
一般財団法人 都市文化振興財団
景観まちづくり学習助成事務局
電話:03-3299-8861
(本件担当)
国土交通省 都市局 公園緑地・景観課
景観・歴史文化環境整備室 景観事業係
電話:03-5253-8954(内線32-985)



□【発行】季刊「特別支援教育」第62号

〔初等中等教育局特別支援教育課〕

  今回発行した季刊「特別支援教育」第62号では、平成28年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」について、何が不当な差別的取扱いに当たるのか、合理的配慮の不提供とはどのような状態をいう
のかなど詳細な点も踏まえ、障害者差別解消法の理念や文部科学省において定めた対応指針の内容等について解説し、自治体や学校の体制整備、合理的配慮の提供の実際などについて特集しています。
【特集】障害者差別解消法への対応
【巻頭言】障害者差別解消法の施行に当たって
【解説】
・「障害者差別解消法」の基本的な考え方
・「文部科学省の所管する事業分野においての対応指針」についての基本的な考え方
【報告】合理的配慮セミナーパネルディスカッション報告
【各論】
・視覚に障害のある児童への合理的配慮の提供の実際
・交流及び共同学習における合理的配慮の提供
・交流及び共同学習における合理的配慮の実際
・肢体不自由のある児童に対する合理的配慮の提供の実際
・病気の児童生徒への合理的配慮の提供
・大学における発達障害学生への支援や合理的配慮の提供の実際
【連載講座】肢体不自由のある子供たちの障害者スポーツ
【子供をささえるネットワーク】千葉県特別支援学校清掃検定の取組
【研究最新情報】インクルーシブ教育システム構築のための体制づくりに関する法律
【施策だより】
・高等学校における通級による指導の制度化について
・平成27年度特別支援教育に関する調査の結果の概要について
【@虎の門】
・インクルーシブ教育システム構築に向けての地域の取組について
・伝えるために大切なこと

 (お問合せ先)
特別支援教育課 企画調査係
電話:03-6734-3193


お問合せ先

初等中等教育局

「初中教育ニュース」編集部
電話番号:03-5253-4111

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)

-- 登録:平成28年08月 --