賠償が認められた事例
事例 14
令和元年12月17日成立
公表番号 1638
避難でペットが行方不明に
- 対象者
- 避難指示 個人の方
- 和解金額
- 総額 329 万円
- 概要
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- 避難でペットの猫が行方不明になった
- ペットの猫を自宅に置いたまま避難したが、一時帰宅の際に捕獲できず、行方不明になった。その後、猫の捜索は続けられたが、結局見つけられず、賠償が認められた。
- 障害を抱えたまま避難し、両親の介護も行った
- また、申立人は障害を抱えながらの避難だった上、避難生活中に父親が認知症、母親がうつ病になり、両親を介護をしながら避難した。以上について、それぞれ賠償が認められた。
ポイント
原発事故が原因となって精神的苦痛を受けたと認められる場合には、慰謝料が賠償されます。また、障害を抱えながら避難したり、避難中に要介護の家族を介護したりするなど、通常の避難者に比べて精神的苦痛が大きいと認められる場合には、目安とされた慰謝料よりも増額される可能性があります。