賠償が認められた事例
事例 12
令和3年2月24日成立
公表番号 1752
亡くなった親の代わりに申立て
- 対象者
- 避難指示 個人の方
- 和解金額
- 総額 41 万円
- 概要
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- 親を介護しながら避難したが親が亡くなった
- 娘は親の介護をしながら避難をしていたが、親がその後亡くなり、娘が損害賠償を求める権利を相続した。
- 親の分も含めて賠償が認められた
- 娘は親を介護しながらの避難生活であったことと、親は生前、要介護で避難していたことについて、それぞれ賠償が認められた。
ポイント
避難中に要介護の家族を介護するなど、通常の避難者に比べて精神的苦痛が大きいと認められる場合には、目安とされた慰謝料よりも増額される可能性があります。また、事故当時辛い避難生活を送っていた家族が亡くなっていても、損害賠償を求める権利を相続した相続人が亡くなった家族の損害について申立てることも可能です。