賠償が認められた事例

事例 05

令和2年7月28日成立

公表番号 1702

避難生活に起因する病気で就労できなくなった

対象者
避難指示 個人の方
和解金額
総額 224 万円
概要
体調不良で退職、病気が理由で再就職もできない
原発事故により、働いていた工場が閉鎖され、 会津地方に避難しながら別の工場に勤めていたが、避難生活が続き、体調不良になり退職。その後、脳出血や統合失調症を発症したため、再就職が困難となった
避難生活のストレスが原因と認定、賠償へ
避難生活によるストレスが原因の一つとなって病気になったと認められ、退職して減った収入分が賠償された。また、通院が必要となったことから、通院のための交通費や慰謝料が賠償された。

ポイント

勤労者が避難指示等により就労が不能となった場合、減収分の賠償が認められます。また、避難生活が原因で、治療が必要なほど健康状態が悪化し、病気になったことにより生じた損失についても賠償が認められます。