賠償が認められた事例

事例 03

平成30年11月15日成立

公表番号 1472

自身が要介護状態で避難・要介護の家族を世話しながら避難

対象者
避難指示 個人の方
和解金額
総額 256 万円
概要
避難中に高齢の妻が骨折して要介護になった​​
妻は避難中に骨折し、身体機能が著しく低下した状態での避難生活を送らなければならなくなった。また、夫は妻を介護しながら避難生活を送らなければならなくなった。これらに対し、それぞれ直接請求で支払われた慰謝料に追加して賠償が認められた

ポイント

避難中に要介護の家族を介護するなど、通常の避難者に比べて精神的苦痛が大きいと認められる場合には、目安とされた慰謝料よりも増額される可能性があります。また、介護しながらの避難生活については、介護者と要介護者それぞれに対して賠償が認められる可能性があります。