ESD愛称「今日よりいいアースへの学び」

ESDの愛称「今日よりいいアースへの学び」が決定し、ESDユネスコ世界会議PRイベント「ESDフェスタ2014 in 東京」(6月21日(土))において発表されました。作者は愛媛県の小学6年生堀之内遥奈さんです。

これからESDの愛称「今日よりいいアースへの学び」を様々な機会を通じて活用し、ESDの認知をより一層広げていきます。
ぜひ、みなさんもESD(持続可能な開発のための教育)「今日よりいいアースへの学び」を積極的に使ってくださいね。

※「今日よりいいアースへの学び」はESD(持続可能な開発のための教育)と併記してお使いください。

ESD=持続可能な開発のための教育は、Education for Sustainable Developmentの頭文字をとったものですが、「ESD」も「持続可能な開発のための教育」も「どういう意味?」「むずかしそう」という印象を持たれることが多く、そこで、「ESDに関するユネスコ世界会議」が開催される今年、ESDをもっと多くのみなさんに知っていただきたい、実践につなげていただきたいという思いから、ESDの愛称を広く公募しました。

愛称公募には小さなお子さんから90歳の方まで応募いただき、応募総数4000通を超える結果となりました。その中から選ばれた大賞の作品が「今日よりいいアースへの学び」です。

作者の堀之内さんは、小学校で交流しているモザンビークの子どもたちのことを思い出し、地球に住む多くの人々にとってよい未来が来ることを願って「明日」と「アース(地球)」をかけ、この作品をつくってくれたそうです。

また、大賞に続く優秀賞の2作品は、福岡県大牟田市の小学5年生角沙織さん「地球みんなのためのプログラム」、中学2年生前田伊織さん「地球の未来をつくる学習」の作品となりました。2人が住む大牟田市では、教育委員会が中心となってESDに取り組み、今回も市内の多くの小学生、中学生が応募してくれました。

角さんは学校の授業でESDについてクラスのみんなの意見を聞き、作品を思いついたそうです。前田さんはESDは難しく、愛称をなかなか思いつけず苦労したそうですが、これまで作文コンクールなどで表彰されたことがなかったからとても嬉しかった、と喜びを口にしてくれました。
今回の愛称公募では、応募者にESDストーリーブック『ESD QUEST』を読んだ上で、愛称を考えていただきました。つまり、応募いただいたみなさんには、愛称を考える、つくるという段階で、すでにESDを理解していただいたのではないかと思います。

また、愛称に選ばれた作品は、4000通を超える作品一つひとつに込められた応募者のみなさんの思いが凝縮したものです。大賞、優秀賞の作品は、奇しくも小学生と中学生がつくってくれた作品です。未来の地球、社会を担っていく世代の作品が選ばれ、これからのESDの広がりを後押ししてくれるような心強い結果となりました。