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スペシャルインタビュー
中川大志さん(アンドレア役)

中川大志さん

中川さんはこの「映画ちびまる子ちゃん」で、声優としてイタリア人のアンドレア役をつとめられましたが、声優は初挑戦ということで、困難を感じたことなどはございましたか。

中川

映画やドラマで自分の芝居にアフレコすることはありますが、アニメーションでアフレコすること自体が初めてであり、右も左もわからない状態でのスタートでした。普段の芝居の現場とは全く勝手が違いました。

今回、僕は、まるちゃん役のTARAKOさんをはじめとするレギュラーメンバーの方と一緒に1日かけてとらせてもらいましたが、「ちびまる子ちゃん」は25年もやっているアニメなので、レギュラーメンバーの方のチームワークがすごかったです。最初入るときはとても緊張したのですが、まるちゃんの世界観と一緒で、声優陣の皆さんが非常に温かくて、アットホームな現場で僕を迎え入れてくださったので、リラックスして仕事をさせていただくことができました。

イタリア人の役は、今までに出会った外国人の方をイメージされていたかと思うのですが、これまでに、外国の方との交流したご経験などはございましたか。

中川

海外に行ったときに外国の方と交流していました。そんなに多くはないですが、海外にはプライベートでも行くことがあって、アメリカだと、フロリダ、ニューヨーク、グアムに行きました。

海外に行かれた時は、日本にいる時と全く違う環境だったと思いますが、現地の方と交流したりされたんでしょうか。

中川

3歳からずっとダンスをやっていたんですが、おじさんがずっとニューヨークに住んでいたので、小学校6年生の頃におじさんのところに住みながら、ダンス留学をかねて現地のダンスレッスンに通っていました。おじさんと一緒に、お芝居やショー、ミュージカルを見たりしましたね。

中川大志さん

ニューヨークでの言語は英語だったと思いますが、ダンスなどは言葉がわからなくても大丈夫でしたか。

中川

ダンスパフォーマンスについては、言葉は通じなくても、それ以上に通じるものがありました。ものすごくエネルギーがあって、メッセージ性が伝わってくるので、とても刺激を受けましたね。集団の中で自己主張をするのがあまり得意ではない日本人と違い、アメリカ人は自己主張があって、それがおもしろく、楽しいと思いました。お店の人とかもフレンドリーに接してくれるので、すごく楽しかったです。

これから海外留学に行くとしたら、どこに行きたい国や地域はございますか。

中川

留学に行くとしたら、ロスなんかが魅力的だな、と思います。旅行として行きたい場所はいくらでもあって、例えば、シンガポールや香港に行ってみたいですね。あと、ヨーロッパは行ったことがないので、イタリアとか。サッカーも好きなので、ヨーロッパでサッカーを観てみたいです。

今は、周りに留学に行った知り合いなどはいらっしゃるんですか。

中川

身近なところだと、僕の姉が留学に行った経験があり、海外旅行にも気軽に行ったりしています。ホームステイ先の家族の話とかをよく聞いていて、僕の姉は日本より海外のほうが輝けると言っているくらいです(笑)。

僕はまた1人で海外に行ったことがないので、姉を見ていてすごいなと思う。知らない国の知らない家族の家に何週間もいて、知らない人とご飯食べたりするのはすごく怖いことかと思いますが、僕もいつかは何でも1人で手配して、旅行したいなと思っています。

中川大志さん

文部科学省でも今、「トビタテ!留学JAPAN」というプログラムをやっていて、民間企業から民間資金を集めて、高校生の段階からみなさんに留学に行ってもらおうという取組を始めたりしているので、ぜひ御活用ください!

中川

はい(笑)。留学するなら、若いほうが吸収できることも多いでしょうし、早いうちに行っておいたほうがいいですよね。

最近では、外国人の方は東京の観光地でもよく見かけますし、外国人の子供たちも日本の学校にたくさんいらっしゃいます。様々な産業でグローバル化が進んできていて、日本の子供たちもコミュニケーション能力や積極性や自主性、異文化への理解の姿勢等が求められている時代ですね。

中川

小さい頃からそういった環境があるのであれば、その世代以降にはちょっとずつ何か変わってくるかもしれないですね。今後は東京オリンピック・パラリンピックもあるし、海外からの刺激を受けて変わる可能性はあると思います。

学校の授業で受ける英語も大事だと思いますが、いざ実践となったときに、自分が伝えたいことを伝えようとする気持ちやコミュニケーション能力が大事だと思います。最近は、小学生でも携帯電話を持っていて、面と向かって言いたいことが言えなくなってきていると感じる時があります。人とコミュニケーションを取る、自分の思いをちゃんと伝えようとする努力をするのは、社会に出てからも大事なことですよね。僕は、人とたくさん関わる仕事をさせていただいているので、多くの人と接する中で、コミュニケーション能力がかなり培われたんではないかと思います。本当は人見知りなんですが、人見知りなことを隠すのもうまくなりました(笑)。

中川大志さん

最後に、グローバル化が進んでいる中で、全国の小学生にメッセージをお願いします。

中川

まる子やアンドレアたちと同じ世代の小学生は、アニメ「ちびまる子ちゃん」を観ている子たちも多いだろうし、一番見てほしいです。今回はいろいろな国から友達が来て、まる子たちと交流をするお話なので、小学生には、友達の大切さを感じてもらえると思うし、まる子とアンドレアたちの出会いと別れは感動的です。

映画では、さくら家やまるちゃんのクラスメイトとのてんやわんやな楽しいいつものまる子の世界観と、そこに海外の友達が来て、新鮮でちょっと甘酸っぱいピュアなところもあります。小学生のみんなが見て、どう感じるのかは非常に気になるところですね。もちろん、大人の方にも見てもらって、子供の頃のピュアな心を思い出してもらえると嬉しいです。

今の小学生は、僕らが小学生だった頃よりも、外国人の子供とふれあう機会は多いと思うし、国境を越えた友情は生まれるので、ぜひ映画を観て、ほっこりしてもらえたらと思います。