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「裸眼視力 1.0未満」(表8,図5)
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平成13年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は,幼稚園27.2パーセント,小学校25.4パーセント,中学校48.2パーセント,高等学校60.3パーセントとなっており,幼稚園,中学校及び高等学校で前年度より低下している。 |
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「0.3未満の者」の占める割合を年齢別(図5)にみると,年齢が進むにつれて高くなっている。
表8 裸眼視力1.0未満の者の推移
図5 年齢別 裸眼視力1.0未満の者の割合
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「鼻・副鼻腔疾患」(表7)
平成13年度の「鼻・副鼻腔疾患」(蓄のう症,アレルギー性鼻炎等)の被患率は,幼稚園3.2パーセント,小学校10.7パーセント,中学校9パーセント,高等学校7.4パーセントとなっており,幼稚園,小学校及び中学校で前年度より低下している。
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「むし歯(う歯)」(表9,図6)
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平成13年度の「むし歯」の被患率(処置完了者を含む。以下同じ。)は,幼稚園61.5パーセント,小学校75.6パーセント,中学校73.8パーセント,高等学校83.7パーセントとなっており,すべての学校段階で前年度より低下している。 |
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「むし歯」の被患率の推移をみると,30年前(昭和46年度)には各学校段階で90パーセント(幼稚園は調査を行っていない。)を超えており,中学校及び高等学校では,一時上昇傾向にあったが,この数年間は低下傾向にある。 |
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「むし歯」の被患率を年齢別(図6)にみると,9歳及び15歳から17歳の各年齢で80パーセントを超えており,17歳が85.6パーセントと最も高くなっている。
また,処置完了者の割合は,10歳以降未処置歯のある者の割合を上回っている。
表9 むし歯(う歯)の処置完了者等の割合
図6 年齢別 むし歯(う歯)の処置完了者等の割合
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「12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数」(表10)
12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯等(喪失歯及びむし歯)数をみると,「喪失歯数」はほとんど変化がないが,「むし歯数」は減少傾向にある。
表10 12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数
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「心電図異常」(表7):6歳,12歳及び15歳時のみ
平成13年度の「心電図異常」の割合は,小学校で2.2パーセント,中学校で3パーセント,高等学校で3パーセントとなっており,小学校及び高等学校で前年度より上昇している。
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「寄生虫卵保有者」(表7):5歳から8歳時のみ
平成13年度の「寄生虫卵保有者」の割合は,幼稚園で0.6パーセント,小学校で1.2パーセントとなっており,減少傾向にある。
なお,10年前の平成3年度と比較すると,幼稚園で1.3ポイント,小学校で1.2ポイントそれぞれ低下している。
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「肥満傾向」(表7,図7)
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平成13年度の「肥満傾向」の者(学校医から肥満傾向と判定された者)の割合は,幼稚園0.6パーセント,小学校2.8パーセント,中学校1.9パーセント,高等学校1.5パーセントとなっており,小学校及び中学校で前年度より上昇している。 |
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年齢別(図7)にみると,9歳から11歳において,3パーセントを超えており,10歳が3.7パーセントと最も高くなっているが,11歳以降は年齢が進むにつれて低くなる傾向にある。
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「ぜん息」(表7,図8)
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平成13年度の「ぜん息」の被患率は,幼稚園1.3パーセント,小学校2.5パーセント,中学校1.9パーセント,高等学校1.3パーセントとなっており,中学校で前年度より上昇している。 |
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年齢別(図8)にみると,各年齢で1パーセントを超えており,6歳が2.8パーセントと最も高くなっている。
なお,小学校の各年齢(6歳から11歳)で2パーセントを超えている。
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