平成19年度学校基本調査 調査結果の概要（高等教育機関）　卒業後の状況調査　2大学院修了者

ア．修士課程

　修了者の進路別内訳は，「大学院等への進学者」8千人（修了者の11.4パーセント），「就職者」（就職し，かつ進学した者を除く。）5万3千人（同72.2パーセント），「左記以外の者」8千人（同11.1パーセント），「死亡・不詳の者」2千人（同3.3パーセント）等となっている。

• 　進学率は11.4パーセント（男子11.2パーセント，女子11.9パーセント）で，前年より1.1ポイント低下している。
• 　就職率｛修了者のうち就職者総数（「大学院等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。）の占める比率｝は72.5パーセント（男子77.0パーセント，女子61.7パーセント）で，前年より2.5ポイント上昇している。
• 　就職者総数を産業別にみると，「製造業」が46.9パーセントと最も高く，次いで「情報通信業」10.0パーセント，「サービス業（他に分類されないもの）」9.7パーセント，「教育，学習支援業」8.4パーセント等の順となっている。
• 　就職者総数を職業別にみると，「専門的・技術的職業従事者」が78.1パーセント（うち「技術者」57.0パーセント，「教員」6.4パーセント，「科学研究者」5.9パーセント等）で最も高く，次いで「事務従事者」10.9パーセント，「販売従事者」3.2パーセント等の順となっている。

イ．博士課程

　修了者の進路別内訳は，「就職者」（就職し，かつ進学した者を除く。）1万人（修了者の58.8パーセント），「左記以外の者」4千人（同24.7パーセント），「死亡・不詳の者」2千人（同9.3パーセント）等となっている。

• 　就職率｛修了者のうち就職者総数（「大学院等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。）の占める比率｝は58.8パーセント（男子61.7パーセント，女子50.8パーセント）で，前年より1.4ポイント上昇している。
• 　就職者総数を産業別にみると，「教育，学習支援業」が33.3パーセントで最も高く，次いで「医療，福祉業」27.6パーセント，「製造業」15.7パーセント等の順となっている。
• 　就職者総数を職業別にみると，「教員」25.7パーセント，「医師，歯科医師，獣医師，薬剤師」27.2パーセント，「科学研究者」22.8パーセント，「技術者」15.1パーセント等「専門的・技術的職業従事者」が93.0パーセントを占めている。

ウ．専門職学位課程

　修了者の進路別内訳は，「就職者」（就職し，かつ進学した者を除く。以下同じ。）1千8百人（同26.3パーセント），「左記以外の者」4千2百人（修了者の62.4パーセント），「死亡・不詳の者」6百人（同8.5パーセント）等となっている。

• 　就職率｛修了者のうち就職者総数（「大学院等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。）の占める比率｝は26.6パーセント（男子28.9パーセント，女子20.3パーセント）である。
• 　就職者総数を産業別にみると，「製造業」が20.3パーセントと最も高く，次いで「サービス業（他に分類されないもの）」16.6パーセント，「金融・保険業」11.2パーセント等の順となっている。
• 　就職者総数を職業別にみると，「事務従事者」が37.2パーセントと最も高く，次いで「専門的・技術的職業従事者」26.5パーセント（うち「技術者」12.6パーセント，「科学研究者」1.9パーセント等），「管理的職業従事者」12.8パーセント等の順となっている。