平成16年度学校基本調査 調査結果の概要(初等中等教育機関,専修学校・各種学校) 学校調査

1  小学校
 
(1) 学校数(表1)
   学校数は23,420校(本校22,989校,分校431校)で,前年度より213校減少している。
 
  1 国立の学校数は73校で,前年度と同数となっている。
  2 公立の学校数は23,160校で,前年度より221校減少している。
  3 私立の学校数は187校で,前年度より8校増加している。

  表1 小学校の設置者別学校数

 
(2) 学級数(表2)
   学級数は274,062学級で,前年度より1,805学級増加している。
 
  1 「単式学級」数は244,898学級で,前年度より874学級増加している。
  2 「複式学級」数は6,728学級で,前年度より121学級減少している。
  3 「75条の学級」数は22,436学級で,前年度より1,052学級増加している。
 
(注) 「75条の学級」とは,学校教育法第75条第1項各号に該当する児童生徒で編制されている学級(特殊学級)をいう。以下同じ。

  表2 小学校の編制方式別学級数

 
(3) 児童数(表3,図1)
   児童数は720万1千人(男子368万3千人,女子351万8千人)で,前年度より2万6千人減少している。
 
  1 第1学年の児童数は119万2千人で,前年度より1万人減少している。
  2 1学級当たりの児童数は26.3人で,前年度より0.2人減少している。
  3 本務教員1人当たりの児童数は17.4人で,前年度より0.1人減少している。

  表3 小学校の学年別児童数

  図1 小学校の児童数の推移

 
(4) 教員数(表4)
   教員数(本務者)は41万5千人(男子15万5千人,女子26万人)で,前年度より1千人増加している。
 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は62.7パーセントで,前年度と同率となっている。

  表4 小学校の教員数(本務者)

2  中学校
 
(1) 学校数(表5)
   学校数は11,102校(本校11,026校,分校76校)で,前年度より32校減少している。
 
  1 国立の学校数は76校で,前年度と同数となっている。
  2 公立の学校数は10,317校で,前年度より41校減少している。
  3 私立の学校数は709校で,前年度より9校増加している。
  4 中高一貫教育を行う学校数は併設型が70校,連携型が156校で,前年度より併設型は20校,連携型は23校それぞれ増加している。

  表5 中学校の設置者別学校数

 
(2) 学級数(表6)
   学級数は118,275学級で,前年度より1,363学級減少している。
 
  1 「単式学級」数は108,157学級で,前年度より1,710学級減少している。
  2 「複式学級」数は231学級で,前年度より3学級減少している。
  3 「75条の学級」数は9,887学級で,前年度より350学級増加している。

  表6 中学校の編制方式別学級数

 
(3) 生徒数(表7,図2)
   生徒数は366万4千人(男子187万3千人,女子179万1千人)で,前年度より8万5千人減少している。
 
  1 第1学年の生徒数は121万4千人で,前年度より3千人増加している。
  2 1学級当たりの生徒数は31.0人で,前年度より0.3人減少している。
  3 本務教員1人当たりの生徒数は14.7人で,前年度より0.2人減少している。

  表7 中学校の学年別生徒数
  図2 中学校の生徒数の推移

 
(4) 教員数(表8)
   教員数(本務者)は25万人(男子14万7千人,女子10万2千人)で,前年度より2千人減少している。
   教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は41パーセントで,前年度より0.1ポイント上昇している。

  表8 中学校の教員数(本務者)

3  高等学校
 
a  全日制課程,定時制課程
 
(1) 学校数(表9)
   学校数は5,429校(本校5,313校,分校116校)で,前年度より21校減少している。
 
  1 国立の学校数は15校で,前年度と同数となっている。
  2 公立の学校数は4,093校で,前年度より24校減少している。
  3 私立の学校数は1,321校で,前年度より3校増加している。
  4 中高一貫教育を行う学校数は併設型が71校,連携型が66校で,前年度より併設型は21校,連携型は12校それぞれ増加している。

  表9 高等学校の設置者別学校数

 
(2) 生徒数(表10,図3,図4)
   生徒数は371万9千人(男子188万5千人,女子183万4千人)で,前年度より9万1千人減少している。また,生徒数のうち本科の生徒数は371万1千人,専攻科の生徒数は8千人,別科の生徒数は2百人となっている。
 
  1 全日制課程(本科)の生徒数は360万1千人で,前年度より9万人減少している。
  2 定時制課程(本科)の生徒数は11万人で,前年度より1千人減少している。
  3 本科の生徒数(371万1千人)を学科別にみると,普通科(270万人)が最も多く,本科の生徒数のうち72.8パーセントを占めており,次いで工業科(31万7千人)8.6パーセント,商業科(28万1千人)7.6パーセント,総合学科(12万人)3.2パーセント等となっている。
  4 本務教員1人当たりの生徒数は14.5人で,前年度より0.2人減少している。

  表10 高等学校の生徒数
  図3 高等学校の生徒数の推移
  図4 高等学校の学科別生徒数(本科)

 
(3) 入学者数(表11)
   本科の入学者数は124万3千人(男子63万人,女子61万2千人)で,前年度より2万5千人減少している。
 
  1 全日制課程への入学者数は120万9千人で,前年度より2万6千人減少している。
  2 定時制課程への入学者数は3万4千人で,前年度より1千人増加している。

  表11 高等学校(本科)の入学者数

 
(4) 教員数(表12)
   教員数(本務者)は25万6千人(男子18万5千人,女子7万人)で,前年度より3千人減少している。
 
  1 全日制課程の教員数(本務者)は24万3千人で,前年度より3千人減少している。
  2 定時制課程の教員数(本務者)は1万2千人で,前年度より若干減少している。
  3 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は27.5パーセントで,前年度より0.4ポイント上昇している。

  表12 高等学校の教員数(本務者)

b  通信制課程
 
(1) 学校数
   学校数は152校(独立校47校,併置校105校)で,前年度より独立校は9校,併置校は5校増加している。
 
  1 公立の学校数は独立校6校,併置校64校,私立の学校数は独立校41校,併置校41校となっている。
  2 高等学校の通信教育について協力する高等学校(協力校)は402校で,前年度より5校増加している。

 
(2) 生徒数
   生徒数は18万2千人(男子9万6千人,女子8万6千人)で,前年度より8千人減少している。

 
(3) 教員数
   教員数は8千7百人(本務者3千人,兼務者5千7百人)で,前年度より4百人増加している。

4  中等教育学校
 
(1) 学校数
 学校数は18校(国立2校,公立7校,私立9校)で,前年度より2校増加している。

(2) 生徒数
 前期課程の生徒数は3,915人(男子2,211人,女子1,704人)となっている。
 後期課程(全日制課程・定時制課程)の生徒数は2,136人(男子1,210人,女子926人)となっている。

(3) 教員数
 教員数(本務者)は470人(男子309人,女子161人)となっている。

5  盲学校・聾(ろう)学校・養護学校
 
(1) 学校数(表13)
   学校数は盲学校71校(国立1校,公立68校,私立2校),聾(ろう)学校106校(国立1校,公立104校,私立1校),養護学校822校(国立43校,公立767校,私立12校)となっている。
 
  1 盲学校,聾(ろう)学校は前年度と同数となっている。
  2 養護学校は前年度より4校増加している。

 
(2) 在学者数(表13)
   在学者数は盲学校4千人(男子2千人,女子1千人),聾(ろう)学校7千人(男子4千人,女子3千人),養護学校8万8千人(男子5万7千人,女子3万1千人)となっている。
 
  1 盲学校,聾(ろう)学校の在学者数はそれぞれ前年度とほぼ同数となっている。
  2 養護学校の在学者数は前年度より2千人増加している。

 
(3) 教員数(表13)
   教員数(本務者)は盲学校3千人(男子2千人,女子2千人),聾(ろう)学校5千人(男子2千人,女子3千人),養護学校5万4千人(男子2万3千人,女子3万1千人)となっている。
 
1 盲学校,聾(ろう)学校の教員数はそれぞれ前年度とほぼ同数となっている。
2 養護学校の教員数は前年度より1千人増加している。

  表13 盲学校・聾学校・養護学校の学校数等

6  幼稚園
 
(1) 園数(表14)
   幼稚園数は14,061園(国立49園,公立5,649園,私立8,363園)で,前年度より113園減少している。

  表14 幼稚園の設置者別学校数

 
(2) 学級数(表15)
 学級数は73,759学級で,前年度より15学級減少している。

(3) 園児数(表15,表16,図5)
 園児数は175万3千人(男子88万9千人,女子86万4千人)で,前年度より7千人減少している。
  1 園児数を年齢別にみると,3歳児41万人(全園児数の23.4パーセント),4歳児64万3千人(同36.7パーセント),5歳児70万人(同39.9パーセント)となっている。
  2 1学級当たりの園児数は23.8人で,前年度より0.1人減少している。
  3 本務教員1人当たり園児数は16.0人で,前年度より0.2人減少している。
  4 小学校第1学年児童数に対する幼稚園修了者の比率は58.9パーセントで,前年度より0.4ポイント低下している。

  表15 幼稚園の学級数別及び年齢別園児数
  図5 幼稚園の園児数の推移

  表16 都道府県別にみた小学校第1学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率

 
(4) 教員数(表17)
 教員数(本務者)は11万人(男子7千人,女子10万3千人)で,前年度より1千人増加している。
 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は93.9パーセントで,前年度と同率になっている。

  表17 幼稚園の教員数(本務者)

7  専修学校
 
(1) 学校数(表18)
 学校数は3,444校(国立15校,公立201校,私立3,228校)で,前年度より5校増加している。
 学校数のうち,高等課程を置く学校は609校(全学校数の17.7パーセント),専門課程を置く学校は2,966校(同86.1パーセント)となっている。

  表18 専修学校の設置者別学校数

 
(2) 生徒数(表19,図6,図7)
 生徒数は79万2千人(男子36万9千人,女子42万3千人)で,前年度より6千人増加している。
  1 高等課程の生徒数は4万9千人で,前年度より4千人減少している。
  2 専門課程の生徒数は69万7千人で,前年度より1万2千人増加している。
  3 一般課程の生徒数は4万6千人で,前年度より2千人減少している。
  4 生徒数を分野別にみると,最も多いのが「医療関係」21万9千人(全生徒数の27.6パーセント)で,次いで「文化・教養関係」16万8千人(同21.2パーセント),「工業関係」12万5千人(同15.8パーセント),「衛生関係」9万5千人(同12パーセント)等となっている。

  表19 専修学校の課程別生徒数
  図6 専修学校の生徒数の推移
  図7 専修学校の分野別生徒数

 
(3) 入学者数(表20)
 入学者数(平成16年4月1日から5月1日までの1ヶ月間の入学者数)は40万人(男子19万5千人,女子20万5千人)で,前年度より7千人減少している。
  1 高等課程への入学者数は2万1千人で,前年度より2千人減少している。
  2 専門課程への入学者数は33万5千人で,前年度より3千人減少している。
このうち,本年3月に高等学校及び中等教育学校(後期課程)を卒業した者は23万8千人であり,入学者数に占める割合は70.9パーセントとなっている。また,大学等を卒業した者は,2万6千人(大学1万9千人,短期大学6千人,高等専門学校5百人)で,入学者数に占める割合は7.8パーセントとなっている。
  3 一般課程への入学者数は4万4千人で,前年度より2千人減少している。

  表20 専修学校の入学者数

 
(4) 卒業者数
 卒業者数(平成15年4月1日から平成16年3月31日までの1年間の卒業者数)は34万3千人(男子16万3千人,女子18万人)で,前年度間より7千人増加している。
  1 高等課程の卒業者数は2万人で,前年度間より2千人減少している。
  2 専門課程の卒業者数は27万6千人で,前年度間より1万人増加している。
  3 一般課程の卒業者数は4万6千人で,前年度間より5百人減少している。

(5) 教員数
 教員数は15万人[本務者4万1千人(高等課程3千人,専門課程3万6千人,一般課程1千人),兼務者10万9千人]で,前年度より1千人増加している。

8  各種学校
 
(1) 学校数(表21)
 学校数は1,878校(公立20校,私立1,858校)で,前年度より77校減少している。

(2) 生徒数(表21,図8)
 生徒数は17万8千人(男子9万人,女子8万8千人)で,前年度より1万1千人減少している。
 生徒数を課程別にみると,最も多いのは「自動車操縦」の4万7千人(全生徒数の26.2パーセント)で,次いで「予備校」4万1千人(同23.1パーセント)等となっている。

  表21 各種学校の学校数及び生徒数
  図8 各種学校の生徒数の推移

 
(3) 入学者数
 入学者数(平成16年4月1日から5月1日までの1ヶ月間の入学者数)は9万6千人(男子5万3千人,女子4万2千人)で,前年度より7千人減少している。

(4) 卒業者数
 卒業者数(平成15年4月1日から平成16年3月31日までの1年間の卒業者数)は30万7千人(男子17万8千人,女子12万9千人)で,前年度間より2万人減少している。

(5) 教員数
 教員数(本務者)は1万1千人(男子7千人,女子4千人)で,前年度より5百人減少している。

-- 登録:平成21年以前 --